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コーヒー豆の接客って単純じゃない。

こんにちわ、shun roastです。
2022開けて気づけば1ヶ月経とうとしてますね、早い。もっぱら仕事ばかりの日常で、なかなかにnoteの連続して書くことが無くなってしまいましたが、noteの存在を忘れた訳ではありません。

いつもどこかで、自身にまつわることから、なにか残したり、発信したりと心の片隅で感じています。

そんな気ままな感じですが、今日は普段仕事していて感じたことで、みなさんはどう思っているのだろー?と感じたので、ここに書きなぐりたいと思います。

というのも、僕自身コーヒー屋に勤めていますが、時折、他のコーヒー屋さんへコーヒー豆を買いに行くことが、しばしばあります。
そんな中でコーヒー豆の接客ってすごく気になるんですよね。(同業だかからですかね)だいたいコーヒー屋さんでコーヒー豆を買おうとすると‥

「どんなのをお探しですか?」とか
「どんなものがお好きですか?」とか

聞かれる訳で、僕自身もお店でコーヒー豆をお探しのお客様に同じ質問をぶつけたことが何度かあります(汗)
だけど、この質問、お客様にとったら(というかコーヒーを知っていても)、とても困ってしまうものだなーと、こないだコーヒー豆をお客様として買いに行ってもろ感じました。

まず、コーヒー豆がどんなものがあるかわからない(スペシャルティや焙煎度合い、お店の豆のチョイスや焙煎傾向など)ですし、そもそもコーヒーのどんなものが好きかわからないお客様が大多数です。僕の場合は好きなコーヒーは?って言われてしまうとどれも美味しいから分からない!ってなってしまうんですよね‥


じゃあ、コーヒーの案内できないじゃん!ってなってしまうと困ってしまいますよね。
きっと上2つの質問でお客様は、「苦さがしっかりとしてー」とか「酸味がなくてー」とか思い当たる知識をフル動員して答えてくれているのだと思います。
でもこれって、コーヒー案内してる側からしたら、案内しているようで、無理やり引っ張っていってるくらいのことなのかもしれません。


じゃあ、上2つの質問以外でどう案内するの??ってなってしまうと思うのですが、ほんとに好みがハッキリしている方(もうこれしか飲まないよ)っていう方以外には、僕は今の旬やこだわりを伝えることを聞くよりも伝えるに徹しています。

例えば、寒くて甘さの強いお菓子が食べたくなる冬にとてもよく合うコーヒーです。紹介した後、さらにそのお菓子がチョコレートなのか、甘納豆なのか、スイートポテトなのか、キャラメルなのか、対象を変える同時により合うコーヒーを紹介するといった形です。
その他、希少なコーヒーであったり、コーヒーを知ってらっしゃる方にはコーヒーの生産国のことを紹介することで案内しています。

コーヒーの案内をしているけれど、結果的に「飲んでみなきゃ分からない」訳で、ある意味それは「案内」では不十分で、どちらかというと「紹介」することで、納得してもらったり、選んでもらうことに繋がると思います。

僕自身、いち消費者の立場でいうと、こんなコーヒーが飲みたい!って思えることってすごく少ないんですよね。(そう思えても、その時に豆があるとは限らないので)
それよりも、このコーヒーはどんな風味やフレーバーがあってどんな味の旅に連れて行ってくれるだろう?って期待することのほうが大きいです。

となると、コーヒー豆の案内ってやっぱり、目的地を知らない人へ、行き先を伝える「紹介」の方が大切な気がしてきます。

コーヒーを飲まれている方、是非いろんな紹介を受けてください。コーヒーを生業にしている方たくさん紹介してきましょ。




コーヒーの味わいは無限大だからこそ、面白い。
HITOTOKI COFFEE

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