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インターンともちゃんのひととき体験記

今回の投稿はひとときで学生向けの「ローカルメディアワークショップ」に参加したなおちゃんが執筆した文章です。福島県の郡山市と西会津町で二拠点生活を送るライター、ニシミチサエさんのご協力のもと作成しました。


とものひとときインターン記


8/26から9/3の一週間、ひとときに滞在させて頂きました!
ひとときのインターン中で感じたことを一言で表すと、人の暖かさです:)

インターン前、私は西会津町に住む人々のライフストーリーや地元での暮らしについてもっと深く知り、発信できたらな〜と思っていました。


滞在中は、オーナーおふたりをはじめ、町に住む沢山の方々のお話や活動について取材することができ、とっても贅沢で貴重な経験となりました。


以下、取材中に出会った方々の印象に残ったお話をシェアします。


—自然と共に生きること。

おとぎ話の一場面に出てくるようなところで暮らす、元次さんの元へ訪れました。人生初のミョウガ採りや甘瓜は本当に美味しかった:)🧚🏼‍♂️

もとじさんの畑は山に囲まれ、キラキラした川のすぐそばにありました。
川の中にはカワニナからおたまじゃくし、蛍の赤ちゃんまで、山には猿🐒、イノシシ🐗、熊🐻などなど、色んな生物が共存しあう大切なすみかがありました。

そして山奥の探検道へ進むと、山椒、キウイの原種、ミント...
あっちこっちに自然の恵みがい〜ぱい転がってることに気づきました。

元次さんから聞いた1番響いた話は、

「マジックテープ」の由来はねばねばした植物から閃いたこと🧿 


よ〜く考えてみたら、「水道🚰」も「ダム」も滝の水が高いとこから低いとこへ流れる原理に基づいてるし、「時計」も太陽の向きによって線香の影が変わることから来てるし、自然からの知恵が現代社会の隅々を作り出し、自然あっての人間だなと改めて感じさせられました。


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— 壊れたら、直して、また使えるじゃん。

星農園のけいすけさんから、着物に関する奥深い話を聞きました。
一着の服を作るのに、今じゃ考えられないくらいの手間がかかる。
綿花の栽培から繊維を無数回ねじれ糸にし🧵、そして模様づけ。
この模様づけが想像を絶するほどの大変さだという👀
職人さんたちは最初に創りたい模様の設計図を細かいところまで計算し作成する。
そして糸を一本一本縦と横に広げ、設計図通りの距離で糸に色づけしていく。色づけが完成したあとの糸を織り合わせば、イメージしていた模様になるという。

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服に続き、鞄職人のみなさんの製作所「やまあみ」へも伺いました。
東京の製作所で働いてた頃、作ることよりも直すことが好きだったという。

お二人の話を聞いて、昔おばあちゃんが夜中までガタガタと服編み機で服を織っていたことを思い出した。500円で買えるTシャツ、壊れたらすぐ捨てる、今の社会にはない物を最後まで使う大切さ、そのものにしかない思い、そんなことをもう一回思い出させてくれました。


—愛を循環すること。

とある日の夜ご飯の後、ひとときのオーナーゆうこさんの人生物語を伺いました。

ゆうこさんは震災後、地元福島に何か貢献できないかという思いから、2017年に西会津という土地に一目惚れし、ゼロからのスタートで今のゲストハウスとカフェを立ち上げました。今回のインターンシップの取り組みも、東京に住んでいた頃、沢山の方に親切にしてもらい、そのお返しとして次の世代へという思いから始めたそうです:)

新しい場所で、新しい何かを始める、そんな最初の一歩。
ゼロから何かを始める勇気。
話を聞いていくうちに、自分も何かを始めるようとすれば、何でもできる!そんな暖かい気持ちになりました。

人は支え合いながら、頂いた愛をまた次に循環していく。今回頂いた沢山のエネルギーをまた周りにどんどん与えていけるような、そんな人になろうと思いました:)

最後に、出会ってくれて、人生の中のひとときをシェアしてくれた西会津の方々、本当にありがとうございました〜!:)

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