朝の会・帰りの会をやってみて
息子と同じ学校に通う近所の子どもたち向けに朝の会・帰りの会をやってみたいと思い立ち、実際にやってみて1週間が経った。
あとからふりかえるために、記録をしておく。
同じような場をつくってみたい人の参考にもなればうれしい。
やってみるまでのこと
こんな運用
・使用ツール:ZOOM(わたしがホストになって定期ミーティングを設定)
・連絡用ツール:LINEグループ
・参加世帯:9世帯(きょう現在。最初は4世帯ぐらいから)
・お誘い文(最初は個別にメッセージを送って、LINEができたら「ノート」に置いて、新しく入ってきた人に読んでもらっている)
1週間やってみての所感
・曜日感覚や時間感覚が徐々に取り戻せてきた。早起きしてZoomを立ち上げるのがわたしの日課になって、リズムがついてありがたい。夕方も帰りの会があるので、そこまで集中してこれをやろう、と目処がつく。
・これ朝の会、帰りの会でみんなとシェアしよう〜ということが生まれるとちょっとした楽しみになる。
・15分間という限られた時間だから、お互いに気楽に続けられる。空間(ZOOM)と時間(朝夕15分間)の設定はやはり場づくりの基本。
・2つの目的を共有してはじめられているので、迷ったときはこれを基準に考えられる。やはりここは場づくりで大事なこと。
・ZOOMはわたしが有料アカウントを持っていて使い慣れている。つもりだったがら失敗したり、やってみたらわからないこともあって学んだ。他の人ははじめて使うという人が多いが、一人知っている人がいて、一度やれば、みんなだいたいすぐ慣れる。
・子どもからの希望で、月〜土で実施することにした。やってほしいと言われてよかった。
・2日は大人が日直をして、3日めからは子どもも手を挙げてくれたので、全員が順ぐりで日直を担当している。恥ずかしがり屋の子もだんだん手を挙げてくれるようになってうれしい。
・オンラインのやり取りが楽しめる子、楽しめない子がいる。恥ずかしかったり、どうふるまっていいかわからない、固まっちゃうという感じなのかな。オフラインでもオンラインでも変わらない子もいるし、これはもうその子による。これは大人も同じ。
・下の子が小さかったりすると、叫んだりして音声がかぶって聞き取れないことがある。モニターを動かしたり、カメラでどアップになるのがおもしろくておもちゃにしたりもする。このあたりは、本人含め、だんだんみんな慣れていく。(わたしも意外と慣れた)
・日直は最初の2日は大人がやっていたが、3日目からは子どもたちも入って、全員で回していくようになった。朝の会1人、帰りの会1人。クイズを準備するのを楽しみにしてくれるようになった。
・LINEグループはちょっとした連絡交わすだけで、おしゃべりをガンガンするわけでもなく、心地よい距離感。
・場が整ってきたところで、同じ学校でなくても、小学生でなくても、つながりのある人にはメンバーが任意で誘ってくれるようになった。子どもははずかしがって入れない、という人も、「大人だけでもぜひ」と声をかけている。ご近所同士の、顔が見える関係はたくさんつないでおけるといい。
・大人と違って子どもはおしゃべり自体を楽しんだりはしなくて、一緒に何かをするとか、身体を動かすのがいいのだ、と知った。また、大人みたいに我慢するような気の遣い方はしないので、つまらなければどこかへ行ってしまうし、構ってほしければガンガン入ってくる。この正直さがいい。子どもの出すクイズの問題はおもしろいし、「きょうやりたいこと、きょうどんな一日だった?」を聞くのも楽しい。「できたんだーおめでとう!」と祝福し合うのもいい。
・わたしはこれまで子ども向けの場はほとんどつくってこなかったのだけれど、やってみたらすごく楽しい!それが今回の一番の喜びだったかもしれない。一人ひとり名前で呼んで毎日変化を見ていくのってうれしい。子どもたちによって変化させられるのは楽しい。
・子どものためがメインの場だけれど、大人もコメントするので、今まで知っていたのとは別の面が見えたり、ご近所情報を交換したりもして楽しい。お互いのことが知れるのは子どもも大人も楽しい。一緒にいて心地いい場になってきた。
・固定メンバーがだんだんできてきたけれども、内輪のことで盛り上がって入りづらいという雰囲気でもなく、むしろ固定メンバーで場を支えられているので、新しい人がきても入りやすくなっていると思う。
メニュー
・ラジオ体操
朝の会で大人気のラジオ体操。Youtubeでラジオ体操第1を流して、「コンピュータの音声を共有」にチェックを入れて、画面共有するだけ。画面共有している人〈以外〉はミュートにしておくといい。
ラジオ体操あってよかったッ!共有度の高い盤石なものはありがたい。朝から身体を動かすって気持ちいいね!と言い合う。
・三択クイズ
三択にすると答えやすい。今のところ、知識がなくても答えられるような、大人も「へー知らなかった!勉強になった!」と驚くようなクイズが子どもたちから出されるので楽しい。(なぞなぞだと年齢のハンデが出る)
今うちで使っている2冊。
・ジェスチャーゲーム
ジェスチャーをする人に出題している間、他の人は目をつぶっておく。
画面ごしでもすごく盛り上がる。
・にらめっこ
小さい子も参加できて、単純なのにめっちゃ楽しい!毎回必ず勝つ強者がいる。
今後
・Zoomでできる小さなレクリエーションを開拓していきたい。
ご近所ネタをクイズにする、写真を見せて「これどーこだ」とかやってもおもしろいかも。
・休校期間はGW明けまでとなっているが、そのあとも延長される可能性も大きい。状況を注視し、声もあげていく。
ここは小さなまちなので、歩いていても会うことも多いし、それもうれしいけれど、画面越しにでも毎日決まって顔が見られるというのは、また違う安心感がある。
この場へのわたしの願いとしては、子どもたちと親たちの日々の小さな習慣であること。「そこにいけば誰かいる」「毎日やっている」小さく当てになる存在であり続けること、かな。気軽さと楽しさを大事に。
今週1週間やってみたら、また発見がありそう。
とりあえず、今の感じをメモした。