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近畿の水がめ

またもやラジオのこの回にまつわる話。

ラジオの中で、「琵琶湖は近畿の水がめと言われていて...」という話をしました。

もし詳しく知りたい方がいらしたら、琵琶湖博物館に行かれることをおすすめします。特にC展示室では、まさにわたしが子どもの頃、社会科で勉強したようなことや、現在の琵琶湖の環境の取り組みなどが見渡せます。
わたしはここの博物館はこのC展示室と、A展示室の古代湖のあたりが大好きです。



わたしが子どもに勉強した琵琶湖のことで記憶に刻まれているのは、「琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」。

高度成長期に工場排水や家庭排水に含まれる合成洗剤によって水質汚濁や富栄養化が進み、プランクトンが大発生。赤潮やアオコに発展して深刻な事態になった。洗濯の洗剤は合成洗剤をやめて洗濯石鹸にしようという石鹸運動は物心ついたごろまでやっていたと記憶しています。

今もなるべく石鹸由来のもので洗っている。三つ子の魂百までというか、生まれ育った環境って大きいなぁと痛感してます。



琵琶湖の北のほうの水泳場。泳げる淡水湖って珍しいらしいです。海水みたいにベタベタしなくて快適。



小さい頃からテレビや新聞で、「アフリカでは衛生的な水を手に入れるのが困難です」とか「子どもたちは学校にも行けず、毎日往復2時間以上かけて井戸に水を汲みに行く仕事をします」なんてことを聞くと、たまらない気持ちになったものでした。

「水なら、ここに、いっぱい、あるのにーーーーーー!!」って。