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人と組織づくりLabo. 第14回:人と組織づくりを探究するテーマ検討会③

 「人と組織づくりLabo.」の「NEXT STAGE」。前々回の第12回より、テーマ毎にチームをつくり、各テーマについてより深堀りしていく取り組みを開始しました。2021年12月には、その「発表会」を開催予定です。それに向けて、現在3つのチームで並行してテーマの探究を進めています。というわけで、今回もその進捗状況の共有と、引き続きチーム毎にディスカッションを実施しました。
 もちろん、引き続き途中参加は大歓迎ですので、前々回~今回のnoteを読み、各チームの探究テーマに興味をお持ちいただいた方は、是非遊びに来ていただければと思います。私たちのスローガンは「皆さんとともに彩るLabo.」ですから、どんどん新しい「色」を持ち込んでいただけると嬉しいです。

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▶チーム1探究テーマ:人がメンタルをコントロールできるようにするには?

 紆余曲折を経ながらたどり着いた「メンタルヘルス」というテーマ。興味深いのは、「メンタルヘルス」を整えることのその先に「ひとの成長」を見据えていることです。ここ数年、就労人口の減少などの社会問題を背景に「生産性向上」が声高に叫ばれています。しかし、ひとは「機械」ではありませんから、スイッチひとつで単純にパワーアップができるわけではありません。「生産性向上」のためには、一人ひとりが「心身ともに健康である」ことが大前提であると考えています。自らのチカラで創意工夫しながら、いかに効果的にアウトプットの質や量を高めていくか。それができるようにするには、何よりも「心身ともに健康」でなければいけません。
 本チームでは「自分」、「組織」、「社会」などの観点から「メンタルの健康」を保つために何が必要か?を可視化することを試みようとしています。「ストレスチェック」のような自分のストレス状態を可視化するツールは、多くの企業でも導入されていると思いますが、「自分」の状態だけでなく、より客観的に「組織」や「社会」の観点において、なにが不足しているかが可視化できれば、組織としての施策に落とし込んだり、チームのなかでも、メンバー同士で互いに助け合ったり、支え合ったりなどの関係づくりの強化にも有効かも知れませんね。

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▶チーム2探究テーマ:どうすれば強い組織を創ることができるのか?

 本チームでは、前回お伝えしたように「マンガ」を題材に「強い組織とはなにか?」の探究を進めています。これまでの本ラボでも「強い組織」や、そのために必要な条件などについて議論してきました。「強い組織」といっても、その定義は様々ですし、もちろんそこにたどり着くまでには多くの課題にぶつかり、その都度なんらかの方法でそんな課題を乗り越えてきたプロセスがあるはずです。そんな事例を「マンガ」のシーンからピックアップすることを試みます。
 「映画」やその題材となる「小説」などには、「ヒーローズ・ジャーニー」と呼ばれるモデルが存在します。「ヒーローズ・ジャーニー」とは、神話の研究の第一人者であったジョセフ・キャンベルによって発見された理論で、神話の中にあるひとつの流れのことを指します。『スター・ウォーズ』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『ロッキー』などの大ヒット映画を思い出してみてください。平凡な生活を送っていた主人公が、突然なんらかの問題に巻き込まれ、仲間とともに敵に立ち向かいながら、成長していく…。紙幅の都合でだいぶ端折って書いていますが、何となくイメージしていただけるかと。「マンガ」は、そんな「ヒーローズ・ジャーニー」の宝庫でもありますから、皆さんにもお馴染みのシーンをもとに、「組織づくりは人づくり」に繋がる施策を可視化していくことにチャレンジしていきます。

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▶チーム3探究テーマ:組織のダイバーシティ&インクルージョンを実現するには?

 筆者も参加している3つ目のチームでは『ダイバーシティ&インクルージョンの実現』をテーマに、「大人の発達障害」を切り口に探究を進めようとしています。テーマが大きいこともあり、毎回ディスカッションは大いに盛り上がります。今回では「多様性を "受け入れる" という表現への違和感」、「誰もが “多様性” の一部であって、誰にとっても他人事ではない」、「"人と違う" ということが一人ひとりにとって大きな資源になる」など、ある意味「哲学的」な問いまで飛び出しながら、喧々諤々の議論を続けています。それこそ「多様」な意見が交差して、ひとつの思想として編み上げられていくイメージです。
 そんな議論の中から、浮かび上がってきたのが「一人ひとりが自分自身のスペックと取扱説明書を理解し、それをお互いに共有することで、"誰も異質じゃない"、“意外とみんな違わない” と考えられるようになるのではないか?お互いの理解が深まることに繋がるのではないか?という仮説です。「取扱説明書」というと、ひとをモノのように扱っているような印象を持たれるかも知れませんが、一人ひとりの「自己開示書」みたいなものをイメージしていただけるといいかも知れません。自分自身を知り、お互いを知る。それによって個々が強みを活かしあう、弱みを補いあうという組織風土を創っていけないか?と考えています。
 「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げながら、どこから着手していいのか分からないという企業もまだまだ多く存在すると思います。特に、日本の企業の大半を占める中小企業が積極的に「ダイバーシティ&インクルージョン」を具現化していけると、この社会を大きく変わっていくと期待できます。そんな中小企業にささるような施策を、引き続き検討していきたいと思います。

 ▶ぜひ皆さんもともに探求してみませんか!

 引き続き年末に向けて、これら3つのテーマについて、私たち「人と組織づくりLabo.」では継続的に検討~仮説検証を進めていきます。そして2021年12月にその成果を皆さんと共有したいと思います。いずれのテーマにも共通するのは、やはり「人づくり、組織づくりを追い求め、企業文化の醸成につなげ、人と組織を笑顔にする」という私たちの想いです。この活動が「人と組織を笑顔にする」ひとつのきっかけになれば…そう思っています。
 ぜひ自分も探究してみたいという方がいらっしゃれば、ご遠慮なく連絡いただければと思います。ご連絡は下記まで!

・「人と組織づくりLabo.」公式アカウント:@hitososhikilabo
・運営メンバーアカウント:
  ・菊地天平:@tenpeco
  ・あべたか:@tabebalencer
  ・まなつん:@manasbalencer
  ・野口和美:@wanovation_2020

▶次回のお知らせ

 次回の「人と組織づくりLabo.」第15回は「10月20日(水)19時~」開催予定です。詳細は追ってTwitterで発信しますので、興味がある!という方はぜひTwitterをフォローしていただければ幸いです!
・人と組織づくりLabo.公式アカウント:https://twitter.com/hitososhikilabo

それではまた!最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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