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人と組織づくりLabo. 第13回:人と組織づくりを探究するテーマ検討会②

 私たち「人と組織づくりLabo.」では、一周年を迎えた前回より「NEXT STAGE」を目指し、いくつかのテーマをチーム毎に探求していく取り組みを開始しました。2021年12月の「発表会」にて、各々が探求した内容を共有する予定です。したがって、これからの数カ月間は、チーム毎の活動をもとに、月1で「人と組織づくりLabo.」として集まり、進捗状況や課題を共有していこうとしています。今回も、2名の方が新しく参加してくださり(ありがとうございます!)、さらに新しい視点が増え、心強い限りです。もちろん、引き続き途中参加は大歓迎ですので、前回~今回のnoteを読み、各チームの探究テーマに興味をお持ちいただいた方は、是非遊びに来てみていただければ幸いです。「皆さんとともに彩るLabo.」をスローガンに活動しておりますので、どんどん皆さんらしい「色」を持ち込んでいただけると嬉しいです。

※さて、ここでちょっとエクスキューズしておくと、これまでの本noteでは「人と組織づくりLabo.」のなかで、どんなテーマをもとに、どんな議論がされているのか?なるべく具体的な様子をお届けしたいと思って書いてきましたが、チームに分かれて探求するフェーズに移行したことで、各チームのディスカッション内容を詳細に記すことが難しくなってきました。ですので、これからしばらくは、各探究テーマについて筆者が考えること、気づきなどを中心に書き残していければと思っています(前回辺りからそんな気配はあった…w)。引き続きよろしくお願いします。

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▶チーム1探究テーマ:人がメンタルをコントロールできるようにするには?

 チーム1では、前回『組織において、成長を続けられる人を、どのように育てるか?』というテーマを掲げていましたが、チーム内で検討を繰り返した結果、テーマそのものをブラッシュアップすることになりました。ただでさえ「VUCA」とも言われる変化が激しく先行きが不透明な時代において、新型コロナの感染拡大がなかなか収束しない今の社会において、個人一人ひとりの「メンタルヘルスマネジメント」は重要なテーマのひとつです。そしてそれは、個人にとってだけでなく、企業や組織、そして社会全体の課題でもあるはずです。人と人との関係性、人と企業/組織との関係性、人と社会との関係性、その一つひとつについて考えていく必要がありそうです。そのためには「対話」が大切だと感じます。例えば、人と人は「わかりあえない」ものだという前提に立ち、それでもなお「わかりあおう」とする。そのために「対話」を繰り返す。自分の思いや考え、相手の思いや考え、それを互いに出し合って、「対話」を繰り返しながら、そこに新しい「意味」を見つけていく。そんな努力がいま私たちには必要な気がします。
 チームとしての「対話」を通じて、本当に考えるべき問いは何なのか?を編み直したことで、一気に探究が深まっていく気配があります。

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▶チーム2探究テーマ:どうすれば強い組織を創ることができるのか?

 チーム2の取り組みはユニークです。そもそも「強い組織」とは?について共通認識を持つために、チーム2のメンバーが始めたことは「漫画を読んでみよう!」。そこから「強い組織」というものを導き出してみようと。最近の漫画からは、経営やマネジメント、組織論などについて学ぶことも多いですからね。むしろ、下手なビジネス書を読むより、よっぽど有用なのではないかと思ったり…。彼らが取り上げたのが、おなじみ『鬼滅の刃』。映画も大ヒットしましたが、実は筆者はアニメ版を観たのみで、漫画も未読だったりします(苦笑)。それでも、この作品から学べることが多いのは容易に想像できます。チーム2において『鬼滅の刃』を参考に「強い組織」とは?を考えてみた結果、見えてきたものとは・・・?

・誰もガ利他の気持ちを持ち、強い意思を持ち、それに伴う行動をする。
・全員が共通の目的を持ち、その目的に全員が命を賭ける覚悟がある。
・たとえ自分がいなくなっても、残る人のために行動できる。
・仲間を信じる気持ちと、信じ抜く強さを持つ。
・「想い」は無限で、自分が居なくても継がれていく。

 これらの要素を持つ「強い組織」をどう創っていくか?チーム2では引き続きその必要性や事例をもとにディスカッションを深め、最終的なアウトプットを世に発信していくことも考えているようです。乞うご期待!!

※ちなみに『鬼滅の刃』のおかげで一躍流行語のようになった「全集中」という言葉。この言葉を聞いて筆者は、いかに普段の私たちは「本気で集中していないか?」ということを思い知りました(笑)。よく「集中して読書しよう」とか「仕事に集中しろ!」とか言いますが、そんな「集中」のさらに上位レベルとして「全集中」という未だ見ぬ領域があったとは!個人的に新たな気づきでした。

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▶チーム3探究テーマ:組織のダイバーシティ&インクルージョンを実現するには?

 さて。3つ目のチームでは『ダイバーシティ&インクルージョンの実現』をテーマとし、「大人の発達障害」を切り口に探究を進めようとしています。前回のnoteにも書きましたが、「大人の発達障害」はこれからの企業や組織において避けては通れないテーマだと感じています。実際に組織において、それに当てはまるケースも増えてきています。だからこそ私たちは「大人の発達障害」について知らなければいけない。学ばなければいけない。そして企業や組織として「みんな違って、みんながいい」(当事者も、マネージャも、周りの仲間も、組織も、会社も、社会も…)のマネジメントを実現するにはどうすればいいか?それを考えていかなければいけない。そう感じています。そもそも「障害」という言葉を使うことが正しいのかどうかも、筆者としてはまだよく分かりません。正直どうにも違和感があります。「障害」という言葉はどうしてもネガティブなイメージを与えがちです。個人的にはそのあたりも深堀りしてみたいところです。
 そして、「ダイバーシティ&インクルージョン」について探求していくと、「大人の発達障害」以外にも関連テーマがいくつもあることに気づきます。例えば「レジリエンス」、「ネガティブ・ケイパビリティ」、「心理的安全性」、「ウェルビーイング」、そして「エンパシー」。これらをすべて網羅していくことは難しいかも知れませんが、いずれにしても、他者を理解すること、他者を学ぶこと、他者を考えること、他者を想うことが、本当の「ダイバーシティ&インクルージョン」に繋がっていくと信じています。

▶ぜひ皆さんもともに探求してみませんか!

 これから年末に向けて、これら3つのテーマについて、私たち「人と組織づくりLabo.」では継続的に検討~仮説検証を進めていきます。そして2021年12月にその成果を皆さんと共有したいと思います。いずれのテーマにも共通するのは、やはり「人づくり、組織づくりを追い求め、企業文化の醸成につなげ、人と組織を笑顔にする」という私たちの想いです。この活動が「人と組織を笑顔にする」ひとつのきっかけになれば…そう思っています。
 今回、ご参加いただけなかった方で、ぜひ自分も探究してみたいという方がいらっしゃれば、ご遠慮なく連絡いただければと思います。ご連絡は下記まで!

・「人と組織づくりLabo.」公式アカウント:@hitososhikilabo
・運営メンバーアカウント:
  ・菊地天平:@tenpeco
  ・あべたか:@tabebalencer
  ・まなつん:@manasbalencer
  ・野口和美:@wanovation_2020

▶次回のお知らせ

 次回の「人と組織づくりLabo.」第14回は「9月15日(水)19時~」開催予定です。詳細は追ってTwitterで発信しますので、興味がある!という方はぜひTwitterをフォローしていただければ幸いです!
https://mobile.twitter.com/hitososhikilabo

それではまた!最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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