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日本の未来を描くのは誰なのか?日本の未来を明るいものにするのは誰なのか?日本の優れた産業を永続させるのは誰なのか?保護主義時代に日本人が取るべき消費行動は?

最近感じていることを書きます。実は前から書きたいと思っていたことです。

前の記事でヴェゼルを購入し、大いに満足していると書きました。このことを起点に、少し深堀り、私の関心事の根幹である「日本経済、日本の未来」と絡めて書きます。

低迷する日本ですが、それでも依然として日本が世界に誇る産業として自動車産業があります。日本の自動車産業が現在の優位を維持しているのは、言うまでもなく我々日本国民が日本車を支持し、選択しているからです。

力強く世界のライバルと戦う自動車産業。一方でいつの間にか海外のライバルの後塵を拝し、力を失ってゆく産業もあります。

大げさな話をするつもりは有りません。一人の消費者として、一人一人が今日からでもできる、「日本の未来を明るくする方法」を考え、今日から実行してゆきましょう。


ホンダ ヴェゼルの魅力について

愛車ヴェゼルで、特にお気に入りなのは、(1) 外観デザイン、(2) 車内空間の快適性、(3) 燃費性能、です。ひとつづつ補足します。

(1) 外観デザイン:
大きなタイヤと高い車高からくるワイルドでパワフルなイメージ。いわゆるSUV車共通の魅力です。しかし、ヴェゼルはそれだけじゃない。大きなタイヤの上に乗っているのは、都会的で流麗なボディー。この融合しそうもない2つの要素が融合して作り出された『独特な存在感』。

とにかく『独特な存在感』です。

先日、買い物を済ませ、駐車場に止めたヴェゼルを見て驚いたのですが、偉そうな顔してたたずむヴェゼルの横にいたのは、ベンツのミッドクラス。ヴェゼルの存在感に押され、遠慮がちなその車がベンツ車であることに気付くのに30秒くらいかかりました(笑)。

(2) 車内空間の静粛性、快適性、オーディオ:
◎ 静粛性へのこだわりを感じさせる遮音設計と 静粛性を活かしたプレミアムオーディオ(オプション選択)のクオリティ
◎ 意外なほど広い室内空間と上品な室内デザイン・素材使用

実は音楽好きなので、カーオーディオにこだわりがあります。その関係で静粛性に優れるハイブリッド車に関心がありました。そして、今回オプションで選択した「プレミアムオーディオ」は、素晴らしい!の一言です。重厚な低音に加え、今まで聞こえてなかった音まで鮮明・明瞭に聞こえてきます!スピーカーが10個ついてるので、コンサート会場で聞いてる感じと言うより、バンドに囲まれている感じがします。

(3) 燃費性能:
 ハイブリッド車の燃費性能はとにかく大きな魅力です。ヴェゼルに乗り換えて、ドライブに出かけたい気持ち、遠くまで行きたい気持ちが一気に高まりました。燃費性能が高いことで、その車を利用したい気持ちが高まるのですから、燃費性能は車の性能の中でも最も本質的で、最も重要な性能と言えそうですね。環境にも優しく、多少なりとも罪悪感の軽減にもなります(笑)。

ほんの数年前、「これからは、EV(電気自動車)。ハイブリッドはもう古い」と言われてましたが、「充電に数時間かかり、航続距離に難があり、しかも充電インフラなど課題山積のEVのどこが良いのか?」と疑問を感じていました。

そして案の定、EV車は市場で勢いを失っています。近未来の話ではなく、いま新車を購入する人にとっては、ハイブリッド車が疑いなく、ベストチョイスです!そのことを迷いなく確認できたタイミングでヴェゼルに出会えたのは本当にラッキーです!

ハイブリッド車なら日本メーカーが最先端を走っています。日本国民は大いに誇り、日本車を選ぶと良いです。そうすることで、私のようにハッピーになれますよ(笑)!

余談ですが、外観デザインの好き嫌いで車を選ぶのが一般的な気がしますが、ヴェゼルに関して、私は、その室内空間にハマりました。「このステアリングホイールを毎日握っていたい」と思わせてくれました。

ヴェゼルの外観については、実は「変わったカタチの車だなー?」くらいにしか最初は思っていませんでした(笑)。納車されて毎日見てるうちに「カッコいい!」と思い始め、『独特な存在感』に目下、ドハマり中です。

厚みのある日本のハイブリッド車

ハイブリッドと言えばトヨタです。実は最初はトヨタ車を購入する予定でした。しかし、ディーラーのプレゼンテーション力の問題なのか、ハイブリッド車らしい静粛性が伝わってこず、正直、ガッカリした気分に陥りました。

しかし、その1時間後に見たヴェゼルに救われたという次第です。

さらに、この車が「パワフル」だということに気付いたのも最近のことです(笑)。モータ出力・エンジン出力のスペックを見る限りさほどパワフルな印象もなく、トヨタ車のようにモータ出力・エンジン出力が同時に車体を駆動する仕組みでもないため、パワーには全く期待していませんでした。

ヴェゼルのハイブリッド方式は、時速70kmまでは単純なモーター駆動、高速域では高回転で強みを発揮するガソリンエンジン駆動にバトンタッチするというシステムです。

「ヴェゼルのハイブリッド方式はパワフル」とか「力強い」とか言う評判も売り文句も聞いてなかったので、実際山道や高速道路を運転してみて、全くストレスがないどころか、力強い加速に驚いています。

とは言え、トヨタのハイブリッド車の方が、やや燃費性能で勝っているようです。また、ヴェゼルのハイブリッド方式(eHEV)が10年ほどの歴史なのに対し、トヨタのハイブリッド方式は長い歴史の中、とんでもなく故障の少ない高い信頼性を証明してきたようです。eHEVも故障の少ない方式らしいのですが、トヨタ方式に比べれば、今後の検証を通して実証する必要がありますね。

日本のエース:トヨタ。一方、2番手ながら、今回私が経験したように、トヨタ車に足りないものを提供してくれるホンダ。

日本のハイブリッド車には、1社のみに依存しない厚みがあるわけです。そのことを実感させてくれた今回の新車選びは、個人としてのカーライフの喜びに加え、「優れた日本の自動車産業」を再認識させてくれる心地よい体験となりました。

日本が世界に誇るヴェゼルです(笑)

一方で私には、気になっていることがあります。

輸入車が売れている?

最近、輸入車のテレビCMがやけに多く感じます。少し前に韓国ヒョンデのCMが流れたときには衝撃が走りました。そしてCM女王長澤まさみによる中国BYDのCM。いずれもEV車がメインですね。

ヒョンデ車のCMで、「憧れ」と言う言葉が繰り返されるのに背筋が寒くなりました(笑)。

「え?なんでヒョンデ車に憧れるの?誰が?なんかの間違いでしょ??」と思いながらも、いつの間にか日本市場に浸透している「韓国スイーツ」やら「韓国料理」やら「化粧品」「K-pop」。。

韓国企業は日本市場開拓にとても強い情熱を持っているようで、不気味な感じがします。「頑張りすぎないで!」って言いたいです(笑)。

そして、これまでCMを見ることはほとんどなかった欧州各社のCMもよく見かけます。個人的な感覚ではありますが、欧州車を街で見かけることが増えた感じがします。

ベンツやBMWは「日本における外車の代名詞的存在」で、昔からよく見かけましたが、最近フォルクスワーゲンが目立っている感があります。ポルシェも4ドアモデルもをよく見かけます。ポルシェが4ドア車を作ってたんですね!、そしてボルボ、ルノー、ミニ、などなど普通に見かけます。

欧州車は、ガソリン車、ディーゼル車が中心と思われます。

流石にEV車は、インフラ不足による不便さもあり、少数派と思われます。そのためもあってか、韓国ヒョンデや中国BYDはまだほとんど見ません。

アメ車もまず見ませんね。結局のところ、日本における輸入車とは欧州車ということになりますね。

欧州車の魅力とは?

ベンツやBMWのハイエンド車に対するニーズには、国産車では対応できない領域があるだろうことは理解できます。このクラスに拘るオーナーには、ガソリンの大量消費もEV車の不便さも問題外なのでしょう。いわゆるステータスシンボルですね。

私はよく存じませんが、フォルクスワーゲンや、BMW、アウディのミッドクラス、ミニ、ルノー、ボルボ等にも日本車にない魅力があるのでしょう。

日本は2021年ころまで長らく円高に苦しんできましたので、「日本人が輸入品を積極的に購入することで、円安誘導できる」と言うロジックは有ったと思います。その感覚の延長線上で欧州車が買われている可能性もあると思います。

しかしながら、直近、7月30日現在、ドル円:153円台と回復傾向とは言え、歴史的円安の真っただ中です。一時は「通貨危機?」なんて言葉が私の頭をよぎりました

生産拠点の多くが海外移転した日本企業にはそもそも「円安環境下で輸出で大儲けする」力はありません。つまり貿易収支を黒字化する能力は無く、貿易収支は赤字のまま。よって、円安傾向は長期化、あるいは定着するものと予測されています。

私が観光産業を応援しているのも「円を弱い通貨のままにしたくない」気持ちが理由の一つです。

この状況の中、世界的にも競争力の高い高品質な日本車をスルーして、輸入車を選びますか?

ベンツ、BMWのハイエンド車なら理解できますけど。

フォルクスワーゲン車やBMW、アウディのミッドクラスにも日本車にない魅力があるのでしょうが、私ならその魅力を敢えて、意識的に、知らずにいようとします。絶対に試乗しません。

そうすることで迷うことなく、日本車を購入し、多少なりとも円安の驚異から日本を遠ざけることに貢献できると思うからです。

そして、自分の支出の少しでも多くが日本人の収入になって欲しいと願っています。

amazonからばかり買い物してたら消費税率上がりますよ!

同じ理由でamazonで買い物はせず、楽天から購入します。

日本は大量に国債を発行し、膨大な借金を背負っている。これ以上、借金を膨らませ、孫子の代につけを回さないためにも、消費税率を上げることも否定すべきではない。

とか言う政治家やお役所がありますよね?

この主張が正しいかどうかは別にして、そんなこと言うなら、何で「amazonはまともに日本に納税しないので、楽天から購入しましょう!」って言わないんでしょうね?

何で?何で?何で?

日本の政治家はとにかく外国に弱いですね。米中と言った大国ならビビる気持ちも分からないではないですが、韓国にすら定期的に振り回されてますものね。

ロシアは経済規模が小さい割に「政治大国」と見なされています。逆に日本は「政治小国」です。海外に弱いうえに、国民にも尊敬されてません。「将来就きたい職業」として「政治家」を挙げる子どもなんか見たことないですよね。

国内で国民に見下されているから、丁重に扱ってくれる諸外国に頭が上がらないんでしょうか。

いずれにせよ、日本政府が「プライマリーバランスの黒字化」に拘っている以上、「amazonはまともに日本に納税しないので、楽天から購入しましょう!」と政治家や財務省は言うべきです!

何で、言わないんでしょうね。何で、「消費税率アップ」としか言わないんでしょうね。

政治家がだめならマスメディアに期待?

日本経済の先行きとか日本の未来には誰もが関心を持っています。多くの人が関心を持っていることはテレビ等でもしばしば取り上げられます。何故なら、高い視聴率を稼ぐことができ、広告収入を高めることができるからです。

このような番組を観ることで、我々国民は取るべき行動を見出すことができるでしょうか?

恐らくある程度は可能でしょうが、私は悲観的です。

何故なら、テレビの広告収入は海外企業を含む多くの企業スポンサーによってもたらされているからです。スポンサーはお客様です。お客様に不利益をもたらす発信をするはずがありません。

いまや、amazonはテレビ局にとって最重要顧客です。amazonの不利益になる発信など絶対にしません。

テレビ放送局にとって我々視聴者は直接的なお客様ではありません。従って、テレビが視聴者の「真実を知りたい」に応える必要性は限りなく薄いわけです。

私はyoutubeには功罪あると思っていますが、「功」の面では現在の投資ブームがあると思っています。つまり「SP500などのインデックスファンドが比較的リターンが期待しやすく、かつ長期投資を前提にするとリスクが少ない」と言う単純な認識が一般化しました。これはほぼ間違いなくyoutubeのお陰です。

youtubeもgoogleにとっては広告収入が収益の源泉ですが、コンテンツを制作するyoutuberにとっては、コンテンツを観てくれる視聴者を集めるべく、視聴者にとって有益なコンテンツを提供します。つまり、テレビとは異なり、「視聴者の利益」が視野に入ってきます。その結果、視聴者の「真実を知りたい」が叶う、と言うわけです。

実は私は最近、いわゆる経済誌の資産運用の特集を読んでいたのですが、youtubeではあまり推奨されていないものも含め、多様な金融商品だったり、「投機」と呼ばれる類のものまで幅広く紹介されていました。とにかく情報量が膨大です。

経済誌もマスメディアの一角を占め、幅広いスポンサーから広告収入を得ています。結果、幅広い商品を否定することなく、肯定的に紹介する必要があります。結果、読者は膨大な情報の海に溺れ、結局何をすればいいのか分からなくなります。

多くの日本人の情報源がマスメディアだった時代に、多くの日本人が投資に踏み切れていなかった理由がここにあると私は思っています。

ちなみに米国のテレビ局は広告収入のみが収益の源泉と言うわけではなく、日本のテレビ局とはやや違っている可能性があります。もしかすると、日本人は米国人よりも「真実を知りたい」から遠いところに住んでいるのかも知れませんね。

(補足)
海外商品の購入に否定的な私がSP500インデックスファンドのような海外株式ファンド購入に否定的ではないのは、ファンド購入は商品の消費ではなく、所有であり、意味が違うからです。

日本人一人一人がリーダーに!

繰り返しになりますが、「日本政府の税収を上げるためにも、日本企業が儲け、日本人の収入を増やすためにも、日本人の支出をできるだけ国内に還流させる」ことが求められていると私は思っています。間違いないですよね?

そうすることで日本人が豊かになり、将来の消費税率アップという悲劇を遠ざけることができます。

しかし上記の通り、政治家先生たちもマスメディアもそんなことは言いません。多分今後とも絶対に言いません。

今の日本には、日本経済建て直しを引っ張るリーダーは不在なのです。

リーダー不在である以上、日本人一人一人が日本経済建て直しを引っ張るリーダー、あるいはインフルエンサーになるしかないのです!

一人一人が隣人を想い、孫子の幸福を願う、そのために何をするのか、一人一人がよく考え、自律的に行動する時代です。

自由貿易の時代は終わり、保護主義が進行中!

2016年選挙で、米国に「トランプ大統領」が現れたときは驚きましたね!「なんて非常識な奴が大統領になったんだ!?」と。当時は「トランプ大統領」の実現を支持した米国人ですら「トランプ支持者であることは内緒」にしてたそうですから、米国人にとっても「非常識」以外の何物でもなかったのです。

しかし、現在我々は彼の主張を全面否定しますか?少なくとも一定の(共感を伴う)理解をしてる人も少なくないのではないでしょうか?

確かトランプが否定した「自由貿易」、あるいは「グローバリゼーション」の理想はこんな感じでしたよね。

「世界各国が自国の強みを活かし、優れたモノ、安いモノ、を国境を越えて共有し、互いにwin-winで、共に豊かな世界を実現する」

そんな美しい理想に浸っていたら、いつの間にか中国の工業がとんでもなく強くなってしまった。

中国が隣国愛に溢れ、協調的であれば問題ないのかも知れませんが、そうでもない。

考えてみれば、中国の10億を超える全人口が豊かになれば、それはそれでハートフルで結構なことですが、その時、日本人は豊かなのか?

そんなことを考えれば「中国の10億人のことより、日本の1億人を大切にしたい!」って普通思いますよね?そんな「普通」をトランプ氏は主張してたわけですよ!

2020年11月の大統領選挙で、トランプ氏は破れ、バイデン大統領に政権が引き継がれました。しかし、バイデン政権下においても保護主義は引き継がれています。今年11月の選挙でトランプ大統領が復活することなく、民主党ハリス大統領が誕生したとしても自由貿易の時代に戻ることは無いでしょう。

もはや、米国が世界における圧倒的存在などではなく、巨大な中国の存在に怯え、「同盟国の面倒など見てる場合じゃない」現実に多くの米国人が気付いてしまったのです。

日本の政治家は、相も変わらず、米国を「価値観を共有する同盟国」と、ことあるごと絆を強調します。あたかも「米国の陰に隠れていれば安泰」とでも言いたげですが、騙されてはいけません。

日本にとって米国とは「頼りになる親分」だったわけですが、現在の米国は「親分を演じる余裕はない」状況です。日本の政治家の多くはそのことに未だ気付いていない可能性があります。

賢明なる日本国民は「日本の政治家」が、日本経済を停滞させ続ける「無能集団」であり、しかもそのことに一切、何の責任も感じてもいないし、謝罪することもしない「無責任集団」であることを知っています。

従って、我々は自律的に思考し、行動するしかありません。難しく考えて行動を遅らせてはいけません。当たり前のことをまずは今日から次始めましょう。

繰り返しになりますが、私から以下の提言をさせていただきます。

◇ 日本企業が提供する優れたモノ・コトは迷わず選択し、購入しましょう!
◇ 日本企業/海外企業が提供するモノ・コトに大差が無ければ、日本企業から購入しましょう!
◇ 日本政府の税収を上げるためにも、日本を豊かにするためにも、日本企業が儲け、日本人の収入を増やすような日本人の支出行動を心がけよう!
◇ 日本の未来を描き、誘導するのは政治家でもヒーローでもなく我々、日本国民一人一人です!

但し、明らかに優れたモノであれば、海外製品もしっかり利用すべきです。例えば、chatGPTなどの生成AIなどは、積極的にどんどん活用し、利用スキルを上げていく必要があります。

今回の記事は以上です。

下の写真は先日、神奈川県葉山町で撮影したものです。日本という国には、あちらこちらに美しい風景が散りばめられていますね。つくづく感心します。

補足:
◇ 記事で使用されているイラストはDALL-E(chat-GPT)を利用し作成しています。
◇ 写真は筆者が撮影したものです。





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