見出し画像

【マンスプレイニング】

 man(男性)とexplaining(説明すること)を合わせた造語で、男性が女性に何かを説明することを意味する、フェミニストのスラング。
 本来は「女性がすでに知っていることを」とか「説教臭い偉そうな態度で」などの修飾が付くのであるが、判定してくるのはフェミニスト側なのでその判定は極めて緩く、かつ被害妄想的になりがちである。結局はたんに男性が女性に何かを説明するだけで「マンスプレイニング」呼ばわりされることになる。

 レベッカ・ソルニットのエッセイ『説教したがる男たち(Men Explain Things to Me)』に由来するとされるが、マンスプレイングそのものは同書に載っているわけではなくネット上で発祥したもの。  

 なお同書には、著者ソルニットが自分が過去に書いた本について男性から「知っているかね?」と偉そうに言われたが、相手の女性がその著者本人と気付いて驚愕!ざまあみろ!!……というエピソードがあるのだが、フェミニストに人気の「スカッとジャパン」系の【嘘松】のパターンをかなり満たしており、はっきり言って創作臭がすると言わざるを得ない。

 表現規制に関する議論においては、表現物の内容がマンスプレイニング呼ばわりされる場合と、誤りを指摘された規制派フェミニストが「マンスプレイニングだ!」と相手をなじるのに使われる場合がある。
 後者の場合、マンスプレイニグは【シーライオニング】【セカンドレイプ】【トーンポリシング】などと並ぶ議論拒否のためのレッテル語となる。

 前者においてもマンスプレイニング認定はいい加減であり、甚だしきは女性キャラクターが女性キャラクターに説明しているものすら「マンスプレイニング」にされてしまった例すらある。こちらは環境省の広報用キャラクター【君野イマ・君野ミライ】についてなのだが、教える側教わる側いずれもが少女キャラクターである。

 後者の例がこちらであるが、知ったかぶりをしているのはもちろんマンスプレイニング認定をしている側である。

 実際にはこちらにごく一部が述べられているように、アニメ版においてもルパン一味の盗みが成功している回など幾らでもあるし、相当数の敵も(さすがに単なるルパンの窃盗被害者ではなく、ルパン側が命を狙われる話の時ではあるが)殺している。

参考リンク・資料:

 資料収集等、編纂費用捻出のための投げ銭をお願いします!↓

ここから先は

14字
この記事のみ ¥ 100

ライター業、連絡はDMでどうぞ。匿名・別名義での依頼も相談に乗ります。 一般コラム・ブログ・映画等レビュー・特撮好き。