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【ガーリー・エアフォース】

 2014年から刊行の夏海公司作のライトノベル。テレビアニメ版は2019年放映。
 人間には搭乗できないほど高機動化した特殊な改造戦闘機(モデルは実在の戦闘機)を駆る美少女型人造人間たちと、人間の少年少女たちの物語。

 2021年3月、自称【社会学】研究者の川畑一樹がTwitter上で、【宇宙よりも遠い場所】とともに「放送法違反」と槍玉に挙げた作品のひとつ。同項参照。

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 ここでいう放送法違反とは、放送内容が「政治的に公平」であるべきことを定めた放送法第4条1項2号を指すと考えられ、つまり川畑氏の言いたいことは「自衛隊が出てくるのに自衛隊の違憲性を批判していない!自衛隊賛美だ!政治的に偏ってる!」ということのようである。

 だがそもそもフィクションに「何かが登場する→その何かへの現実の批判論を描かなければ『政治的に公平ではない』ので放送法違反」という、このレベルで「政治的な公平」を追求すると、たとえば「女性が活躍する話」もすべてがいちいちフェミニズムへの批判意見を紹介しなければならないことになりかねない。

 川畑氏はそれが分かっているのだろうか。まあおそらく、何も考えてはいないのだろうが。

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