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【JR恵比寿駅ロシア語案内表示】

 JR東日本と恵比寿駅に設置された案内板。
 2022年4月7~14日の間「ロシア語表記は不快」などの苦情が寄せられたために非表示となっていた。ウクライナ侵攻に伴う反露感情によるクレームと考えられる。

J-castニュース記事より

 件の表示は、同駅に乗り入れている東京メトロ日比谷線のホームへの生き方を示す。もともとJR東日本では全般にロシア語表示をしているわけではないが、駐日ロシア大使館に向かう乗客が同線の六本木駅を経由することが多いことから、駅の判断で表示していたもの。設置のきっかけは東京2020五輪・パラリンピックだったという。
 折しも東京オリパラの終了と新型コロナウイルス禍による外国人観光客の影響で、ロシア大使館に行く乗客の問い合わせが減少していたところに、複数のクレームがあったという。

 しかし個人ツイートをきっかけにこの件が報じられると「差別でしかない」「戦時中の敵性語追放と同じ」「北海道では普通にある」などと批判が巻き起こった。またロシア語を母語とするウクライナ人も少なくない。
 J-castニュースによると、JR東日本から同紙に連絡があり、15日から表示を再開する判断をしたという。
 一連の経緯は、フェミニストが萌えイラストポスターなどを攻撃する際の常套句「不快にさせるものは【公共の場にふさわしくない】」論が、理性ある世論によって否定されたものと言えるだろう。

参考リンク・資料:

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