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【ONLINE SAFETY FOR SISTERS】

 2021年10月に始まった「オンラインハラスメント解消を目指す女性運動」を名乗るムーブメント。「女性が安全にインターネットを使える社会を目指します」と称している。

 設立者は山田亜紀子、石川優実、【伊是名夏子】、菱山南帆子というメンバーで、発足にあたり参議院議員会館で記者会見を行った。SNS事業者に中傷被害を防ぐ対策を義務づける法律の制定を求めるオンライン署名を呼びかけるとのこと。

 立派なことをしようとしているかのようだが、しかしネットの反応は好意的ではなかった。
 その理由はメンバーの顔触れにある。彼女ら――特に石川優実と伊是名夏子は、決して誹謗中傷の一方的な被害者などでないことを知っている人が、あまりに多かったからである。

 石川優実はツイッター上で、少しでも批判を受けると見るに堪えない悪口雑言を繰り返していることで有名な人物である。ネット論客・青識亜論氏との対談イベント「これからのフェミニズムを考える白熱討論会」では、青識氏や参加者からの真摯な質疑にその場では好意的な態度を示し「青識さんが配慮してくれたから対話ができた、またこういう機会に討論出来たらいいと思う」とまで言ったのだが、解散するやその夜のうちにネットで対談者側に対する誹謗中傷を書き殴った。
 そればかりか著書『#KuToo~靴から考える本気のフェミニズム』=通称「クソリプ本」では、自分に宛てられたものですらないツイートを自分宛ての「クソリプ」に見せかける改竄まで行い、さも自分が「喧嘩を売られて切り返した」かのように編集して晒しあげ、一般ツイッターユーザーの名誉を棄損することまでやっている。
 彼女の言動は日増しに悪化していき、今ではかつての賛同者に対してまで、アドバイスの仕方の一言一句が気に喰わないといっては狂ったように噛みつき、「もう内ゲバしかしてない」といわれるほど攻撃性の高い人物である。

【伊是名夏子】にしても同項目にある通りの人物であり、菱山南帆子も2021年8月の小田急線刺傷事件の際に新宿駅で謎の「反フェミサイドデモ」を行い(そもそも小田急電鉄は被害者なのだが……)、批判者に対して「ミソジニストども!」などと攻撃的な言動を繰り返している。

 中には行き過ぎた中傷もあったであろうが、基本的には他者を攻撃しようとして自業自得の反撃に遭っただけの連中なのだ。その果てに【モノ言う女は叩かれる】のだというカビの生えた言い訳をしているに過ぎない人々である。

 なお、OSFSの公式サイトにあるアンケートは、発足の少し前にツイッター上で石川優実が募集していたのと同じものであるが、冒頭から一般人には通じないジェンダー用語塗れの設問が飛んでくる、回答者が明らかにお仲間のジェンダー関係者に偏ると予想される代物であった(わざとそうした可能性も高いが)。

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 そもそもこうした、キャンセルカルチャーに親和的な左翼リベラル系の人物が集まって「誹謗中傷を止めさせよう」などと言ったところで、「誹謗中傷」を自分の都合で認定できる権力を欲しがっているとしか思えない……というのが大方の感想であった。
 同じような試みでやはり同様の評価を受けたものに、2021年1月にスタートした「一般社団法人この指とめよう」がある。主要関係者が過去に自らしていた誹謗中傷をネットで晒上げられ、信用を失って活動を停止した。公式ツイッターアカウントは運営開始した5月のうちに発信をやめてしまい、以降の動きがない。 この前例を踏まえての不信感は、最初からOSFSに対してもみなぎっていた。

 OSFSに不信を覚えたのは彼女らのいう「アンチフェミ」や「ミソジニスト」ばかりではない。

 声を上げたのは木村響子さんだった。
 フジテレビ系のリアリティ番組『テラスハウス』の出演を機に受けたSNSでの誹謗中傷を苦にして、2020年5月に命を絶った女子レスラー・木村花さんのお母さんである。
 当初OSFSのウェブサイトには「SNS上の誹謗中傷によって、自ら命を絶った人もいます。孤立させ、助けてあげられなかったことが、くやしくてたまりません」と書かれていた。
 他人の亡くなった娘さんを利用して自分の株を上げようとするような行為が、木村響子さんには許せなかったのだろう。

 この響子さんの意見に対する共感の声が高まり、木村花さんの事件をOSFSが勝手に利用したことを批判する人も出てきた。

 ところがOSFSに味方する側のあるアカウント(石川優美と同一人物説さえある)は、こんな言葉で返したのである。

 このアカウントは石川優実と異常な協調性をもって、少しでも石川氏に批判が入ると、それが善意のアドバイスであろうと口を極めて罵るという取り巻きで、石川氏と同一人物説さえある。
 
それがお前の娘が死んだのはお前の無理解のせいだと言わんばかりの、血も涙もない放言をしたのだ。これがネットの誹謗中傷を止めようとする側だというのだから、もう言葉もない

 高まる批判にまずいと思ったのか石川優実は「団体の表明として他人の名前を一切出していない」と反論した――が。

 以前のウェブサイトの魚拓が有志に採られており、名前を出していたと判明。OSFSとその関係者の行儀の悪さはますます地に落ちた。

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 ちなみにこの部分を書いたのは署名によれば、石川優実自身であった。

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