【男根のメタファー】
メタファーとは本来「隠喩」。“ような”“みたいな”“ごとき”など比喩であることを示す言葉を付けずに比喩表現を行う修辞技法のこと。例えば「時間は金のように貴重だ」は比喩で、「時は金なり」は“ように”を用いていないので隠喩である。
拡張して、あるものを描く・映すかわりに別の画像でそれを表すなどの視覚的な方法も含む。
精神分析学の創始者ジグムント・フロイト(1856~1939)とその後継者たちは、精神疾患の原因は性の抑圧にあると考え、患者や一般人の夢や言い間違いの中に出て来るあらゆる棒状のもの「男根を表している」のだと捉えるに至った。
実証心理学では現在このような理論は全く顧みられなくなっている。
が、フェミニズムやジェンダー論といった非科学的な「学問」の世界では驚くべきことに生き残ってしまっている。そもそも、これらを含む【社会学】の世界では、かねてよりその非アカデミズム性が問題となっているのである。
現に東北学院大学准教授という地位を持つはずの社会学者・小宮友根氏は、論説のなかで「ペニスのメタファー」として、このようなイラストを提示してしまっている有様である。何十年も昔の話ではない。2019年のことなのだ。
棒状の物体をペニスのメタファーとして、それとともに女性が描かれることで、性的な行為を連想させるような表現もあります。
2015年、実際にそれで槍玉に挙げられた作品がアニメ【響け!ユーフォニアム】である。このとき男根のメタファーであるとされたのは金管楽器であった。
さらに2020年8月、ドイツの自動車メーカーの【アウディRS4広告写真】もバナナが同様の認定を受けている。
またこれも2020年8月に、フェミニスト女性と思われる人物が男性を装って始めた署名運動【ぼくたちは/男子たちは 狼なんかじゃない。】でも、発信者はこれを真に受けて、体験談を装った作り話のなかに取り入れてしまっている。
もちろんこんな小学生男子はいない。小学生にとってアイスはアイスであって、男根のメタファーでも何でもない。疑似科学を真に受けた、少年文化に対して無知な女性が創作した作り話だということは明らかである。
フェミニズムにおいては「学者」も「疑似科学を真に受けたクレーマー」も大した差はなく、総じて極めて低いレベルにあるのである。
参考リンク・資料:
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