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【アートアクアリウム展~高知・金魚の海~】

 2020年12月~21年3月に高知市で開催予定の美術展。金魚の泳ぐ水槽を美しくライトアップして見せるもの。
 同年8月に東京・日本橋でオープンしたばかりの「アートアクアリウム美術館」の巡回展で、四国では初上陸である。

 2020年10月15日の高知さんさんテレビの報道によると「女性の人権尊重を訴える5つの市民団体」が高知市役所に抗議に訪れたという。

 動物愛護団体ならまだわかるが、女性団体がなぜ金魚の美術展に抗議するのか?

 それはなんと「『花魁』という題名の作品がある」ただそれだけのことだったのである。

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(『花魁』アートアクアリウム美術館公式サイトより)

 それの何がいけないのかというと、人身売買や買春を連想させるからだという。人身売買や買春であるというのでもなく、それらを助長するのでさえなく、ただ連想させるだけであり、完全な言葉狩りでしかない。
 市は「きらびやかな江戸文化を表現した芸術であり人権侵害にはつながらず、県経済の回復に必要なイベント」と回答し、要求に屈しなかった。

 なおアートアクアリウム美術館には『花魁』のほか、『大奥』『超花魁』などの作品も存在する。

 類例として、2021年2月に製作が発表されたアニメ【鬼滅の刃 遊郭編】もまた、題名が発表されただけでツイッター上でフェミニストが噴き上がるという事案が発生している。 

参考リンク・資料:
ART AQUARIUM 巡回展:高知

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