見出し画像

【#TOKYO女子けんこう部】

 東京都福祉保健局による啓発サイト名。シャープ記号が最初から付いており、そのままでハッシュタグとして使えるようになっている。
 2021年2月13日現在では「子宮頸がん」「乳がん」「お酒」「食生活」について、4姉妹を主人公にミツコ氏による漫画で分かりやすく解説している。なお、各分野の監修者4名のうち半数は女性である。
 
 2021年2月8日に投稿された広報ツイートに、同月11日になってフェミニストが「放火」した。

 しかしその内容は、「健康を『けんこう』とひらがなで書いているのは女性を馬鹿にしている!」「初歩的な知識を紹介しているのが女性を馬鹿にしている!」「『なんだか難しそう...という言葉が女性を知能が低いとみなしている!」という、愚にもつかない言い掛かりであった。女性そのものはともかく、噛みついている連中の知能はじつに低そうである。

 まず、通常漢字を使う熟語をひらがなにするなど、漫画のタイトルから地方公共団体の名前、選挙ポスター(たとえば2020年夏の2020年夏の東京都知事選挙でフェミニストなど「リベラル」派に人気の候補だった宇都宮健児氏は、ポスターに「宇都宮けんじ」と書いている。)に至るまでいくらでもある。そもそも日本の女性運動の旗手であり、【新日本婦人の会】創設者でもある平塚らいてうはどうなるのだという指摘もあった。
 まして日本語の仮名文字はそもそも平安時代に女性文化のあいだで使われていた文化である。

 初歩的な知識から紹介していくのも当然である。
「私はそのくらいの漢字や知識は知ってるんだ!」って?
 それは結構。だが世の中には、知能に問題を抱えている人、貧困や虐待でまともに教育を受けられなかった人、公教育当時に日本にいなかった人、あるいは日本語が不自由だった人、毒親の歪んだ方針で常識的な性知識からさえ遮断されていた人、そういう女性が実際に少なからずいる。
 みんなに十分な知識があるわけではない。
 そして知識が無い人の健康についても心を配るのが福祉保健局の仕事なのだ。

 当時、筆者はこれをこのように擁護した。

 急襲であったためフェミニストの襲撃当初は上記ツイートのリプ欄・引用RT欄は言い掛かりで埋められたものの、一般ユーザーに知れ渡ってフェミへの反対意見が大殺到。13日に入るころには完全に形勢逆転しており、擁護意見とフェミ批判が大方を占めるようになっていた。
 J-CASTニュース記事によると、本企画を担当している健康推進課は課長自身が女性であり、また課員も多数の女性が勤務しているとのことである。漫画・イラストや監修者だけでなく、企画面でもまたも【作者は女性】案件だったわけだ。
 企画の取り下げや表現の修正は考えていないとしている。

 フェミニズムの今回の表現襲撃は、めでたくも失敗に終わったのだった。

 ちなみに翌年になって「子宮頸がんが性行為で感染することは隠されている!男性を免罪するためだ!」と陰謀論を唱えるフェミが出現した。2022年5月28日時点で2.3万いいねがつくという馬鹿馬鹿しさである。

 別に隠されてなどいない。
 しっかり書かれているものをフェミニストが攻撃したのだ(そもそも本当に隠されていたらお前はどこから知ったんだという話である)。

#TOKYO女子けんこう部ハタチになったら、はじめよう。子宮頚がんのこと


参考リンク・資料:

 資料収集等、編纂費用捻出のための投げ銭をお願いします!

ここから先は

15字
この記事のみ ¥ 100

ライター業、連絡はDMでどうぞ。匿名・別名義での依頼も相談に乗ります。 一般コラム・ブログ・映画等レビュー・特撮好き。