妹さんから届いた一通の手紙

 統合失調症の当事者の就職が決まりました。その数日後、その方の妹さんからお手紙が届きました。お兄さんの就職が決まったことへの御礼の手紙でした。それは全従業員に向けたものでした。


ゼネラルパートナーズの皆さまへ

 今日は皆さまにお礼を申し上げたくてメッセージをいたしました。
私の兄は、統合失調症で障害者です。今回atGPを使って、転職に成功いたしました。会社の皆さま、兄に新しい未来を開くきっかけを作ってくださってありがとうございます。
兄からも、「障害者でかつホームページ関係の仕事という難しい条件にも関わらず、会社を紹介して頂いてありがとうございました」と、申しておりました。

障害者が社会とつながれ、自立が出来ると、その家族も自由になれるんです。
だから私も救われました。

今までは、兄は働いていましたが、どれだけ働いてもマトモに評価されず、「障害者を雇ってやっているんだ」という態度と処遇でした。
そのため私は常に「私が兄の事を一生面倒みないといけないのかな」と、思って辛かったです。
今の日本では、身内が働けないとその家族に負担が集中するから、すごく葛藤があります。しかし、そうした不安が少なくなると、その家族は自由になれるんです。
今まで誰もその道を拓いていませんでした。

本当にありがとうございます。