25歳サラリーマン、本気でお店の味を再現してみた。
どうも皆さま、お久しぶりです。
気づけば3年目、ヒトサラnote不定期メンバーの井野です。(汗)
突然ですが皆さん、今までこんな風に考えたこと、ありませんか?
「あの店のあの料理、家でも食えたら最高なのにな~、、、」
僕、結構思います。
例えば昔よくいってたラーメン屋さんや、この前食べた和食料理屋さんとか、「あっ、今めっちゃ○○の▲▲食いてぇ~~~」と。
(僕は、とくに土曜の遅く起きたお昼とか、めっちゃ思います。)
なぜこのフリをしたかっていうと、
この間【シン・エヴァンゲリオン劇場版:||】っていう、TVアニメから26年で一応完結されたとされる素晴らしい映画を観たのですが(見た人は色々語りましょうね)、その帰りにこちらのお店に行ったんです。
『タイ屋台 999 二子玉川ライズS.C店』
そこで、食べたのが「トムヤムナムコーン」。
俗にいう「トムヤムクンスープ」です。
鶏や海老の出汁がしっかり効いたすっぱ辛いスープで、味もレモングラスやバイマックルといった香味野菜が使われている、結構本格派の一杯です。
また、999さん(カオカオカオって読みます)のあらゆる料理には、僕が以前、全緑で愛を語り尽くした「パクチー」もたくさん入っていて、お店には「バケツパクチー」なんていう、嫌いな人からしたら意味の分からないメニューもあります。
そんな俺得でしかないこの店で、その日は後輩とひとしきり食べて帰ったのですが、その翌週の土曜―。
壁から暑さが滲み、季節柄少しジメっとした部屋で目を覚ますと、
ふと―――。
「あっ、今めっちゃ999のトムヤムクンスープ食いてぇ~~~」
と。なったんです。なったんですぅ!!(2回言います)
ここでタイトルを回収しますが、僕はこの時一つの「想い」が芽生えていました。
「アレ作っちゃえばいいんじゃねぇぇ???」
シンプルなその想いで、25歳サラリーマンの井野は、土曜昼下がりから本気で999さんの「トムヤムクンスープ」を再現してみる事にしました。
もちろん趣旨は、家で999さんの味を食べたいので、食材も出来る限り近いものを集めました。
まずは、999さんで食べた「トムヤムナムコーン」の味の特徴を纏めてみます。
・結構本格的(いきなり抽象的ですいませんw)
・本場の香味野菜をしっかり使ってるので、かなり香りは強い。
・味は、チリインオイルだけの辛さだけではなく、ココナッツミルクっぽい甘さもある。
・具材は海老ときのこ類が多い。
・パクチーは江口農園のフレッシュなものを使用。(HP記載有り)
ということで上記を参考に集めた食材がこちら。
ドンッ!!
(2人前分)
-スープのベース具材-
・丸鶏 1羽
・ネギの頭 1束
・しょうが 4~5枚
-香味野菜-
・レモングラス 1本
・カー(タイのしょうが) 1片
・バイマックル 4,5枚
・青唐辛子 2本
・カットレモン 2個
-スープ味付け-
・トムヤムペースト 大さじ1
・ココナッツミルク 大さじ2
・塩 適量
-具材-
・赤海老 4尾
・しめじ 半パック
・マッシュルーム 4個
・江口農園のパクチー 適量
結構ガチで集めました。(笑)
999さんの味付けは、なんと言っても本場感だったので、
香味野菜に関しては出来る限り買い集めました!(めちゃ頑張ったw)
パクチーに関しても、どうしても店舗と同じものを使いたかったので、
元バイト先店長のうっしぃさんに頼んで用意して頂きました!!
(うっしぃさん有難う御座います!!)
「旅するパクチーのうっしぃさん」
江口農園のパクチーは、タイ産のパクチーの種から栽培し、フカフカの土で育てる為、香りも良く、シャキッと瑞々しい食感が特徴です。
江口農園さんのパクチー
ではでは完全再現目指して作っていきます!!
工程は全部で3つ。
①丸鶏でスープを取る
②具材の仕込み
③本調理
①丸鶏でスープを取る
冷凍の丸鶏(1羽)、長ネギ(1束)、しょうがスライス(4~5枚)を大口の鍋に入れ、全体が浸かるくらいの水を入れます。
火に掛け、沸騰するまでは強火で炊き、沸騰後は中火で50分~60分程煮込む。
灰汁が出たら、適宜とっていきます。
個人的には、灰汁を取るときに鶏油まで捨てないように、気を付けてやりました。
全体的に白濁色になったら完成です。
②具材の仕込み
各食材のカット方法です。
レモングラス 1本
レモンのような柑橘系の香りなので、しっかり風味を出す為、包丁の刃元で一度全体を叩き、5~8mm幅で斜めにカット。
カー(タイのしょうが) 1片
日本のしょうがより少し甘い感じの味です。2~3mmくらいにスライスで大丈夫です。
バイマックル 4,5枚
コブミカンの葉で、清涼感のある柑橘系の香りが特徴です。仕込みとしては、中央の葉脈を手若しくは、包丁で取り除いておきます。
青唐辛子 2本
プリッキーヌという唐辛子の代用。そのまま使用します。カットするとかなり辛いので注意。
カットレモン 2個
1/8カットでOK。盛り付け時に使用します。
赤海老
頭と体を捩じって外し、殻も剥く。この時頭と殻は別皿で保存。身は背ワタを抜いておく。
しめじ
石づきをカットし、半カット分使用。
マッシュルーム
濡らしたキッチンペーパー等で表面を拭き、2~3mmの厚さでスライス。
江口農園のパクチー
全体を水で洗い、根っこを落とし、茎は5mm幅、葉は1cmくらいの大きさでカット。根っこも出汁に使うので、捨てないように注意です。
③本調理
海老の頭と、殻を鍋で炒って鍋に香りを移していきます。
海老みそが焦げ付きすぎないように、振りながら火入れします。
海老の頭と殻が全体的に白っぽくなったら、丸鶏スープを半分くらい入れ、
中火で煮込んでいきます。
途中、灰汁が出てくるのでこちらも適宜とっていきます。
ひと煮立ちしたら、香味野菜(レモングラス、カー、バイマックル、青唐辛子、)とパクチーの根っこ、茎を入れます。
この時点で、エスニックっぽい香りがしていたら、勝ち確です。
味見をしてみて、薄い?と思っても大丈夫です。どちらかと言えば、鶏や海老、香味野菜の香りがしっかり立っていればOKだと思います。
香味野菜をいれ4、5分煮詰め、具材(赤海老の身、しめじ、マッシュルーム)を入れていき、そのまま中火で5分程煮込みます。
ここまでくれば、ほぼ完成です。
この時点で、部屋の中は既にタイ。僕の心は既にhigh。読んでる貴方も期待大。
すいません。幼稚な韻踏みました。
さぁ、最後の仕上げです。
トムヤムペースト(大さじ1)を溶かしていきます。
全体が赤く染まり、嗅いだことのある香りになってきました。
続けざまに、ココナッツミルク(大さじ2杯)を入れます。
逆に開けましたすいません。
1~2分程煮煮込み、レモンを絞り入れた(2個)器に盛り付ければ、、、
999さんの「トムヤムナムコーン」を再現した、「トムヤムクンスープ」の完成です!!
何とも白い器によく映える、赤いスープ。
パクチーの緑も相まって素晴らしいコントラスト。
ではさっそくいただきます!
まずはスープから―。
「うぅっわッッッ!!!」
乾煎りした濃厚な海老の香りと、じっくり煮出した鶏のスープがしっかりと
味の軸を作り、すぐさま押し寄せるペーストの辛みや香味野菜の爽やかさ、
ココナッツミルクの丁度いい甘さが全体をしっかりと包み込み、最高の出来です。
お次は、江口農園のパクチーも絡めて―。
「キタァァァァァァアアアア!!!!」
シャッキシャキのパクチーは、噛めば噛む程甘く、スープのコクとナイスマッチ!パクチーの爽やかな風味で、スパイシーなスープどんどん進む。
“これだな~” と感じながら、お次は予め準備しておいた白米と共に―。
「はい。優勝。完膚なきまでの勝利です。皆さん。」
ほんのり甘いお米に、すっぱ辛いスープが絡まり、バクバク食べれちゃう。。。
最後まで残さずスープもしっかりいただき、
“ごちそうさまでした!”
25歳サラリーマン、本気のお店の味再現―。
結果:「マジで楽しくて美味しかったです。」
今回、999さんの味を再現してみたのですが、用意できた食材もあり、満足のいく仕上がりでした。
まだまだおうち時間が続く世の中ですが、たまにはこういう料理もいいのではないのでしょうか。
それではまた!
Have a good paxi life!!!
このレシピ動画はこちら
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