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仙台の人気フレンチで一人フルコースを堪能したお話 @フレンチレストラン・プレジール French Restaurant Plaisir
1年ぶりに投稿させていただきます、沼田と申します。今回は仙台の美味しいお店を紹介するというミッションのもと唯一の仙台在住社員として声をかけてもらいました。
簡単に自己紹介を。
普段はヒトサラのカスタマーサクセス業務を担当しており、2歳の娘をほぼワンオペで育てている30代です。予測不可能でファンキーでクレイジーな行動をとる2歳児と毎日へろへろになりながら闘っています。
娘が産まれてからは一人でゆっくり食事をとることもままならない慌ただしい日々を過ごしてきたので、今回声をかけて頂いた時には、
「絶対に一人でゆっくりフルコースを食べに行く!」
と、強く決意しました。
そこで選んだお店が、
フレンチレストラン・プレジール (French Restaurant Plaisir)
シェフの佐藤さんはホテルオークラやシンガポール大使館で腕を振るっていた華麗なる経歴の持ち主。地元でとても人気のあるレストランです。
何度かランチでお邪魔したことがあるのですが、昨年末に店内を改装してからは初でした。シックで落ち着いた感じになり、席数も減ったことでテーブルも広くなり、よりお料理と向き合えるような雰囲気になっていました。
テーブルには季節のお花が。こういう心遣い、時間に追われ余裕のない生活をしている人間にとっては染み入るものがあります…。
ランチコースはその日のおすすめを食べられる『おまかせコース』のみ。
さぁ、念願の一人でゆったりフルコースの始まりです…!!
まずはアミューズ。
鴨とフォアグラのガランティーヌ ふきのピクルスとコンソメのジュレ
ふきのピクルスの酸味がすごく丁度よくて、歯ごたえもいいアクセントになっていました。コンソメのジュレには鴨の旨味が染みていて、許されるのならこのお洒落なお皿をぐいっと持ち上げてジュレを飲み干したい…!
と思っていたらホールスタッフの方がこれまたお洒落なスプーンを置いてくれました。そのスプーンで一滴残らず口に運んだことは言うまでもありません。
次にオードブル。
しらすとベーコンとほうれん草のキッシュ ジェリービネガーのソースと葉玉ねぎのソース
表面は香ばしく、一口食べるとじゅわっと旨味が溢れるキッシュ。キッシュってお洒落なカフェとかで食べるものだと思っていたけれど、コース料理で食べてもまた違う楽しさがあるかも。そしてこれもまたソースが絶妙に美味でした。酸味が爽やかで一瞬でペロッと食べてしまいました。
ドリンクも美味しかったので紹介します。
自家製ノンアルコールスパークリングカクテル
この日はハーブ・柑橘系のスパークリング。炭酸もその場で入れていて贅沢な気分です。香りも爽やかで、柑橘系の酸味が食欲を増進させます。
お次は、これ。
カツオのガスパッチョ
カツオの臭みが全然ないことにまずびっくり。カツオの上には色々な種類の野菜や山菜がのっていて、その全部がソースに絶妙にマッチしていて驚きました!こんなに味も食感も様々な食材全てに合うソースって凄い…。
またお皿を持ち上げて飲み干したい衝動に駆られましたが、この時の私にはパンがあった!
パンですくって一滴も残すことなくたいらげました。
続くはお魚料理
七ヶ浜のスズキのグリル
七ヶ浜とは地元宮城県の海の町。シェフが塩釜市出身とのことなのですが、そのお隣の町です。まず!このクリームソースには貝やウニの旨味がこれでもかというくらいに詰め込まれています!飲み干したいどころの騒ぎではありません。私もこのソースの中で泳ぎたい。
ぷりぷりの貝の下には主役のスズキが。スズキの表面が驚くほどに香ばしいのです。なのに衝撃的な柔らかさ。日々自宅の魚焼きグリルでスーパーのお魚を焼く主婦としては、この香ばしさと柔らかさの二面性の秘密を知りたい…!知ったところで再現なんてできっこないけど。
そしてお口直し。
八角のシャーベット
爽やか~!!魚介で幸せいっぱいの口の中が一瞬でリセットされました。
お待ちかね肉料理。
蔵王JAPAN Xにフランスのアスペルジュソバージュ マスタードのソースと山わさび
JAPAN Xとは、宮城県蔵王山麓の豊かな自然環境でストレスなく育った、宮城県が世界に誇るブランド豚のこと。甘みのある脂がジューシーで柔らかいお肉に、マスタードソースが絡んで、一口目で強烈な多幸感に襲われました…!
アスペルジュソバージュとは、フランスの自生するアスパラのことだそうで、私の知るアスパラガスとは別物でした。柔らかくほのかな甘みが優しい味わいで、食べる直前に削られた山わさびとの相性も最高。
例にもれずこのマスタードソースもパンにつけて綺麗に食べ尽くしました。
このナイフですが、新潟燕三条の牛刀 藤次郎のもの。
軽いのに切れ味抜群で見た目もお洒落。シックになった内装にもマッチしています。
カトラリーにもこだわるスタイル、ほんとに素敵。
本日のラスト、デザートはこちら
赤肉メロンとミントのスムージー ココナツのアイス ベルベーヌのジュレ
まずこのお皿に目を奪われた庶民の私。次に赤肉メロンの甘い香りに感覚を支配されました。←鼻が幸せ
赤肉メロンのスムージーには若干リキュールも入っているとのこと。どうりで大人のお洒落な味がすると思った。ベルベーヌとはハーブの一種だそうで、どことなくレモンのような香りがしました。そしてツブツブはなんとバジルの種。バジルって種も食べられるんだ!
ボリュームたっぷりのフルコースを頂いたのでお腹いっぱいだったのですが、アイスとメロンの濃厚さをベルベーヌの香りが爽やかに昇華していて、あっという間にたいらげてしまいました。
デザートと一緒に頂いた濃いめのコーヒーとの相性も最高。
私のお一人様時間の終わりを告げるデザートは、この後も仕事と子育てを頑張ろうと思わせてくれる素敵な一品でした。
そんなお料理を一人で作っている佐藤シェフ
お店は佐藤シェフとホールスタッフの方のお二人でやっているようで、そのこぢんまりとした感じというか、行き届いたサービスとリラックスできる雰囲気のようなものがまた来たくなる理由のひとつなのかもしれないと感じました。
この日は一人なのでカウンター席でお一人様時間を満喫しましたが、今度は友人と一緒に個室でワインも飲みたい…
念願の一人フルコースは
仙台の美しい青葉通りの光がたっぷり差し込む素敵なレストランで
地元の食材を中心に素材の味をしっかり楽しみつつ、飲み干したくなるソースでフレンチの醍醐味を感じながら、日々の喧騒を忘れゆっくりと過ごせる、そんな素敵な時間となりました。
今回お邪魔したお店はこちら↓
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