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初秋の夜の逃避行


今、家に着いた。

また更新記録を途切れさせてしまったなあと思いながら、寝るまでは今日だと言い聞かせる。

明日のために記事を書いとこう、ができない私。
つくづく要領が悪い。



こんな時間に帰宅したけど、
お酒を飲んでたわけでも、カラオケで歌ってた訳でもない。

ただご飯を食べてスタバで語って(焼き芋フラペチーノを飲んだ!)、
そして友人が職場に置いてきた車を取りに戻ると言った。

地下鉄に乗れば15分もかからないくらいの場所にある仕事場。


でも私が近々札幌から離れることを知っていたので、もっと話したいから歩いてかない?って冗談交じりに言われたのがきっかけだった。

調べてみれば、徒歩で1時間かかるらしい。

いいね、歩いてみようとノリで決めて、かかった時間はなんと2時間。
倍やないかい。


コロナになってからというもの早朝の民になっていたので、こんな夜中に歩くのは久しぶりだった。
いや2時間も歩いたのは、はじめてかもしれない。


あーでもないこーでもないと話しながら、あの店はなんだろう、あのマンションのエントランスはセンスが良いと言い合いながら。

初秋の夜の風は心地よく、笑って火照った体をひんやりと包んでくれた。





最後は車で家まで送って貰って、今。
心地よい疲れと満足感、暖かい布団と眠気に包まれる。

1人で夜道を歩くのは怖いし危険だけど、誰かと一緒に歩くと新しい発見が多くてたのしかった。

現実感が無くなって、街灯や24時間営業のお店がぼんやりと光って、なんだかふわふわと夢心地だった。



少しの間だけの、逃避行。

お互いそれぞれの道が続いている人生だけど、また一緒に歩けたら嬉しいな。



もう眠くて仕方がないので寝ます。
またあした。

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