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仕事のモチベーションを保つには…✍

こんにちは!心理カウンセラーのhitoeです🌸

私のクライアント様で、経営者の方やなにかのプロジェクトリーダーの方からのご相談として多いのが

「チームのモチベーションがなかなか上がらない…」
「色々と試みたけどなぜか社員が離職していく…」

というものです。

その時に私は「ハーズバーグの動機づけ・衛生理論」の話をします📖

今回はこの理論について簡単に説明したいと思います!

現状上記のよう悩みを抱えている方や、

自分の仕事に対するモチベーションについて悩んでいる方は

ぜひ最後まで読んでみてください🍃

1.満足要因と不満足要因は別

仕事における満足と不満足を引き起こす要因に関する理論

人間が仕事に満足感を感じる要因と不満足を感じる要因は全く別物であるという考え方で、これを「ハーズバーグの動機づけ・衛生理論」といいます。(米臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱)

この理論を理解する上では、まず人間に備わっているとされる2種類の欲求について理解しておく必要があります。

苦痛を避けようとする動物的な欲求
心理的に成長しようとする人間的な欲求

人間には、この2つの全く異なる欲求が共存しているというのがこの理論の出発点になります。

2.動機づけ要因と衛生要因

①動機付け要因とは?

「達成すること」「承認されること」「仕事そのもの」「責任」「昇進・向上」といった仕事の満足度に関わる要素です。

動機付け要因は促進要因とも呼ばれます。「ないからといってすぐに不満が出るものではない」ものの「あればあるほど仕事に前向きになる」要素のことをいいます。

②衛生要因とは?

「給与」「福利厚生」「経営方針・管理体制」「同僚との人間関係」「監督(上司との関係など)」といった仕事の不満に関わる要素です。

衛生要因は不満足要因とも呼ばれます。「整備されていないと社員が不満を感じる」ものの「整備していても満足につながるわけでない」要素のことをいいます。

3.グラフでみる具体的な数値

上のグラフでも分かるように、

「衛生要因」として最大項目は「会社の方針と管理」で35%以上の不満足を招きます。しかしこの要因による動機付けは5%程度にしかなりません。

つまりこの要因をいくら満たしても「不満足の解消」にはなるものの「積極的な動機」を引き出す効果は限られます。

「動機付け要因」として最大項目は「達成」で40%程度の動機付け要因となります。しかしこれが満たされなくても「衛生要因」としては10%程度なので、それほど大きな不満足を引き出す要因にはなりません。

4.2つの要因の関係性

動機付け要因と衛生要因は相反する概念ではなく、互いに足りない部分を補い合うような関係になっています。

・動機付け要因である「達成」や「承認」は仕事の満足度を高める上で重要な要素ですが、衛生要因が満たされていない状態では動機付け要因だけ満たしても効果がありません。

給与に不満がある状態で仕事の成果を褒められたとしても、誰だって「言葉はいいから給料を上げてくれ」と思いますよね(笑)

・衛生要因である「給与」や「福利厚生」は、不足・悪化すると不満が溜まる原因となる要素ですが、求める水準を超えて改善してもあまり影響がなくなります。

やりがいや将来性を感じられないような仕事では、待遇に不満が無くても「今の仕事を続けていていいのだろうか」という不安感やモチベーションの低下から、離職や転職につながるケースが多々あります。

社員のモチベーション、マネジメントを行う上では、職務満足の反対が職務不満足ではない点に注意が必要なのです。

職務に満足してもらおうとして不満要因を徹底的に解消したとしても「不満がなくなる」のであって「満足する」わけではないのです。

社員の職務満足度を上げるためには、動機付け要因と衛生要因のどちらか一方だけ満たせばよいというわけではなく、衛生要因における問題を解決した上で動機付け要因を満たす必要があるのです。

5.まとめ

①職場の不満要因(衛生要因)をいくら取り除いても満足感を引き出すことにはつながらない。
②仕事の満足感を引き出すには「動機づけ要因」にアプローチしなくてはならない。

マネジメントや自他のモチベーションでお悩みの方は覚えておいて損はないと思います!

読んでいただきありがとうございます📖

hitoe💋

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