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今すぐ使える!ジャンル別心理効果✨

こんにちは!心理カウンセラーのhitoeです🌸

今回は「心理効果」のお話です📖

なるべく取り入れやすい、やりやすいものを

人間関係、パフォーマンス、ビジネス、コーチング、自己理解など

ジャンルごとにまとめたのでぜひ読んでみてください✨

1.人間関係で使える心理学

ー①類似性の法則

📖好意を持つ人や協力し合う人は似ている、また似た体験を持っているというもの

類似項目には、言語や生活習慣、キャリアや出身校出身地といった経験などが含まれます。

相手とコミュニケーションを取る際に

「相手が使う言葉/声の調子/仕草」などに合わせることで、警戒心が解け、安心や親近感を感じてもらい、信頼関係を築きやすくなる手法もあります。これは信頼関係を築く手法で、「ラポールスキル」というものです。

ー②返報性の法則

📖人は何かをしてもらったら何か「お返し」をしたくなるという心理法則

食品売り場の試食、お中元お歳暮、誕生日プレゼントなど、人から何かをしてもらった時のお礼などの反応のことです。

人間関係では「与えることから始めること」を意識することで、あなたの存在価値はもちろん、影響力も高まるというふうに考えられています。

ー③単純接触効果

📖何度も繰り返し会っていると相手の警戒心がとれ、好意や安心といったプラスの印象が生まれてくるというもの

3時間の打ち合わせを1回で済ませるよりは、1時間の打ち合わせを3回したほうがいい(スリーヒット効果)などです。

別名「熟知性の法則」

ー④メラビアンの法則

📖コミュニケーションにおける印象に対して、言葉遣い、声の調子、表情を含むボディランゲージの影響度合いを示したもの。

言葉遣い 7%
声の調子 38%
表情も含むボディランゲージ 55%

つまり、何を話すかより「どう話すか」が重要だということです。

伝えたいことを伝えたいように伝えるのではなく、伝えたいことを伝わるように伝えるという意識の法則です。

ー⑤自己開示

📖自分をオープンにしていけば、相手はあなたに対する警戒心をとき、安心するというもの

自慢の開示より、笑える失敗の開示をすると、より相手の警戒心をとり安心感や親近感を持ってもらうのに効果的です。

2.パフォーマンスを高める心理学

ー①マズローの五段階欲求

📖欲求にはレベルがあり、下位の層が満たされて、上位の層を満たしていくという考え方。


私たちの欲求をピラミッド型で表した時、土台となるのは、生きていくために必要な睡眠や食欲、排泄や性欲などの本能的な生理的欲求です。

その上が寝る場所が確保されて安心して生活できるという安全欲求

そして他者とのつながりを持ちたいという社会的欲求

そして認められたい、尊敬されたいといった承認欲求

最後が、自分の能力や才能を存分に発揮したいという自己実現欲求

大切なのは、低層の欲求が満たされて、初めて上の層を目指すようになるということです。

下の階層が満たされていない時に上の階層を目指そうとすると、バランスが崩れストレスを感じやすくなるのです。

詳しくは👇



ー②フロー理論

📖「集中している」「没頭している」「夢中になっている」といった状態。自己コントロール感や高いパフォーマンス、また活動そのものへの喜びが生じている状態のこと。

最初は何かに向けて取り組もうとするという状態になり、しばらくすると同じ課題では退屈状態が起きます。

この時、課題を高くすることによってフロー体験をすることができます。

また最初から課題を高く設定し過ぎてしまうと不安状態になり、スキルを磨きながらフロー体験をしていくことができます。

このような考え方を仕事や人生に置き換えて、今必要なのは、スキルの開発か、また課題の調整かという視点で、モチベーションの維持や向上に役立てることができます。

ー③メタ認知

📖メタとは「それを越えて」という意味で、知っていることが何かわかっている、つまり認知の認知のことで、自分の思考や行動そのものを客観的に認識すること

例えば不安やイライラといったストレス状態にあるのであれば、次の4ステップで認識すると、ストレスの解放からやる気といった状態に変化させやすくなります。

これはスポーツ心理学者ジム・レーヤー氏によるパフォーマンスを発揮する4ステップです。

①消極的で無気力な状態の「ローネガティブ」
②緊張状態はなく、現実逃避気味な「ローポジティブ」
③やる気はあるが、不安定でイライラした状態の「ハイネガティブ」
④やる気があり、最高の状態を発揮する「ハイポジティブ」
つまり、緊張や不安、イライラは、「最高の状態を発揮する1つ前のステップ」だと認識するということ

こうすることで、順調なステップで進んでいる証という認識をすることができ、建設的な捉え方をしやすくなります。


ー④メタアウトカム

📖目標を目的や意義、またさらなる可能性に結びつけること。

このメタアウトカムとは、実践心理学の考え方の1つです。アウトカムとは「ほしい結果」のことで、目標やゴールを意味します。

メタとは前述したのと同様に「それを越えて」という意味なので、「メタアウトカム」とは、その目標やゴールを達成することによって得られるものを意味します。

具体的には、目標やゴールを達成すると、

どんな可能性があるのか
さらに得られるものは何か
どんな意味や意義が存在するのか
といった質問を問いかけ続けることによって、より高い次元の目的や意義と、掲げる目標やゴールを結びつけ、モチベーションの質を上げていくという考え方です。

ー⑤スケーリング

📖自分の心理状態を数値化すること。やる気や無気力の調整や管理に役立つシンプルな方法。

例えば今の自分のストレスの度合いを0から5の数字で表現したとます。

そして「4」ならば、「3」にするためにできることは何かを問いかけ、小さなアクションを取りながら、感じているストレスを緩和させていくというやり方です。

曖昧な心理状態の認識不足で、自分を見失うことがありますので、こういった心の状態を把握できれば対処法は見つかります。

手順

①今の状態を数値で表す(おすすめは10段階)
②その数字を一つ下げるために(上げるためには)何をやればいいのかを自分に質問する
③直感的に浮かんだアイデアに取り組む
④うまくいったらOK。うまくいかなかったら違うやり方を見つけてやる
※これはストレスの軽減だけでなく、やる気の向上にも活用できます。

3.ビジネスで使える心理学

ー①目標勾配

📖人は目標に近づけば近づくほど、やる気が出てくるというもの。

例えばポイントカードやスタンプカード。ある実験ではポイントやスタンプが特典の有効数に近づいていくと、購入頻度が高まるという結果があります。

この結果から考えられるのは、小さなゴールを作っていくことによって、目標勾配が働き、モチベーションの維持や向上が図れるというものです。コンサルティングやコーチングでも取り上げられる考え方の1つです。

ー②プラシーボ効果/ピグマリオン効果

プラシーボ効果とは、「信じる力」「思い込みの力」のこと。

偽薬でも、「これは効く」という思い込みがあれば、同様の回復が見込まれる実験が有名です。思い込めば、人の免疫システムにも影響が生まれるという効果です。

あなたにとって価値ある目標や理想があれば、「できる」と信じることによって、その達成や実現の可能性が高まるということです。

※ピグマリオン効果とは、人に対する思い込みのことで、「この人は優秀だ」と期待を込めて接していけば、相手もそのとおりの成果や結果、また成長を成し遂げる可能性が高まるというもの。

ー③価値観の活用

📖交渉や説得、またセールスやプレゼンなど、人に影響を与えるためには、その人が大切にしている価値観を知ることが鍵になるという考え方。

これについては有名な話があります。

船が沈没する時、各国の人たちにどのように言えば、動かすことができるか。悩んだ末に船長は以下のようなセリフを使って乗客を海に飛び込ませた。

【各国の人たちを動かした船長の言葉】

アメリカ人:
「海に飛び込んだら、ヒーローになれます!」

イギリス人:
「紳士はこういう時、海に飛び込みます!」

ドイツ人:
「規則で決まっています!」

日本人:
「みんな飛び込みました!」

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その国の背景が表されている話です。

この話は私たちの日常で「人を動かすこと」に役に立ちます。

つまり、あなたが何かをしてほしい時、そのことをその人の価値観につなげて話をすれば、人は動くということです。

ー④ドア・イン・ザ・フェイス/ローボール・テクニック

📖最初に承諾が難しいものを提示し、後に容易なものを提案することによって、承諾をスムーズにするもの。

セールスなどの場面で、1度または複数回の拒否を意図的に発生させます。そこで出てくるお返しの気持ちを活用した手法で、先述した返報性の法則にも関連したテクニックです。

これに対して、逆のテクニックが、ローボール・テクニックです。

名前の由来はキャッチボールから来ていて、低いボールから始めて、だんだん高くボールを投げていくというものです。

つまり、簡単な提案をしながら、徐々に難易度の高い提案にしていくというものです。


ー⑤観察学習(モデリング)

📖人の発言や行動を模倣しながら、自分の1部にしていくというもの。代表的なものとしては親子関係や兄弟姉妹の関係。

幼い時に無意識で見ているもの、聞いているものを処理し、生きる術とし、徐々に生活の中に取り入れていきます。これは大人になってからでもできます。

「理想とする人」「尊敬する人」を観察し、同じように動き、発言し考えていくことで、その人と同様のパフォーマンスを発揮できるというものです。

また少しでも近づきたいという想いが強ければ強いほど加速度的に学習していくことができるという考え方です。

4.コーチングやカウンセリングで使える心理学

ー①肯定的意図

📖ネガティブな思考や行動、感情の奥にあるポジティブな目的のこと。

子どもが例えば学校でイジメにあっていて、登校しようとすると、急にお腹が痛くなるというような話があります。

「学校に行かない」「お腹が痛くなる」といった行動や症状は一見、否定的なものに見えますが、お腹が痛くなったおかげで、学校に行かずにすみ、イジメにあわずに済むという見方もできます。

つまり、無意識は、安心や安全を手に入れるために、ネガティブな行動や症状を「道具」として活用しているわけです。

これは、大人にも起きていて

例えば「夜更かし」「過食」「喫煙」「過剰なネットサーフィン」といった、意識で変えようとしてもなかなか変えられない悪習慣と呼ばれるもののことをいいます。

ここで私がカウンセリングで実際に行っているものを少しご紹介します。

①ネガティブな思考や行動を特定する
②その特定したものに対して以下の質問をする
「その行動で得られている肯定的な、プラスなものは何ですか?」
③さらに繰り返す
④代替案が出てきそうな抽象度が高い言葉が出てくるまで質問を続け、出てきた代替案ができそうかどうか、直感的に判断する



この無意識に対するアプローチを知ることで、本質的な問題解決の糸口を見つけることが可能になります。

ー②無意識へのメッセージ(メタファー)

📖ミルトンモデルと呼ばれる無意識に直接届ける言語スキルのこと。例「メタファー」

メタファーとは、引用や例え話のことです。

様々なアドバイスをしようとしても、「頭ではわかっているけど、腑に落ちていない状態」では人は動きません。

相手に対して、何かを提案したり指導したりする時、

「〇〇をやりなさい」と伝えるより、「〇〇をやってうまくいった人をたくさん知っています」と伝えて『自分もやってみようかな』といった気持ちを起こしやすくする、というものです。

例えば・・・

★相手に考え方を変えてほしい場合

✘「〇〇という考え方にしたほうがいいよ」

→◯「○○という考え方に変わってから、業績が伸びたという例をいくつも知ってるよ」

つまり誰かの話で説得する、採用してもらうことが可能な言語スキルです。

ー③サイコジオグラフィー(心理的地図)

📖コミュニケーションをとる際の位置を表したもの。

例えば、話をするとき、真横よりも対角線上にいたほうが話しやすく、

また、相手と同じ行動(同タイミングで飲み物を飲むなど)をすると

好印象を持たれやすくなるといったものです。

5.自己理解/自己成長に使える心理学

ー①ジョハリの窓

📖自分ことを4つの窓で理解を深め、自分自身を解放し、自分らしく生きる在り方を探すこと。

まず以下の図を見てください。自己を4つの窓で表したものです。



開放窓は、自分も他人も知っているあなた
盲点の窓は、他人は知っているが、自分は気づいていないあなた
秘密の窓は、自分は知っているが、他人は気づいていないあなた
未知の窓は、自分も他人も気づいていないあなた

ここでのポイントは、解放の窓です。ここを広げることによって、あなたらしさを周囲に誤解なく活かして生きることが可能になります。

そこで重要なのが、「自己開示」と他者の話を聞き受け入れていく「フィードバック」です。

ー②投影

📖自分の認めたくない部分を、他者が見せてくれているという考え方。

自分がやるべきことをやっていない時に限って、人のやるべきことをやっていない姿が強調して目に入る、というものです。

自己を発見し受容することで、より大きな自分に成長できます。

逆に、人のいい部分が見えていたら、あなたの中にもその良さや強みがあるというプラスの取り方もできます。

人や出来事を見る時、その反応は、自分の投影。
自分の中にあるから、それが認知できる、という考え方です。

プラスもマイナスもこの視点を持つことで、誰かを責めたり過剰な劣等感を感じることなく自分の今を理解して、より良い選択が生み出しやすくなると思います。

ー③英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)

📖神話学者のジョーゼフ・キャンベルが、文化や宗教といった背景を超えて、その国々で語り継がれる神話を研究し発見したある決まったステップのこと。

語り継がれる物語には、私たちの心の深い部分にある「人の成長に関するステップ」のモデルがあり、そのステップに共感してしまうからこそ、語り継がれる物語となっているという考え方です。

今回は背景や場面設定が違っても、語り継がれる普遍の物語の8つのステップをご紹介します。

★天命を知る
自分のミッション(使命)に気づく、自分のミッションと対峙する。
★旅の始まり
自信や力不足といった内面的な恐れや周囲の不調和などによる弊害が起きる。
★境界線
その不安や迷いをかかえながら、勇気を持って、未知の領域に一歩踏み出す。
★守護者と出会う
境界線を越える勇気を持つことで、メンターや師、または仲間に遭遇する。
★試練に遭遇する
試練は他者からだけでなく、「お前は英雄ではない」「お前は無力だ」といった自分の「影」の声の場合もある。
★変容
試練を乗り越えるために主人公が変容する。
★課題を完了させる
試練を乗り越える。(敵を倒すなど)
★故郷へ帰る
宝(何かしら価値があるもの)をみつけ帰還する。



どこかで観たような物語だな、と思う方もいるかもしれません。

映画「スターウォーズ」にこのステップが取り入れられたのは有名な話です。また「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリーポッター」「オズの魔法使い」などにも見受けられます。

6.まとめ

いかがでしたか?

どれも実践しやすいものだと思いますので

ぜひ活用してみてください👀✨

読んでいただきありがとうございました💕

hitoe💋

現在クラウドファンディング挑戦中です!ぜひご支援ご賛同よろしくお願いします👇


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