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情報過多という病|SNSを辞めてみて

ここ1週間くらい、SNSの断捨離をしてみている。やっぱり年末になると何か捨てなくなるのは私だけじゃなさそうだけれど。

断捨離と言っても、アカウント削除とかそこまでではなくて、単純に見ないようにしているという感じ。今まではLINE、facebook、Instagram、Youtube、Twitter(最近はほぼ使ってなかった)、(一応noteも含めよう)を私は使っていたけれど、思い切ってFacebookとTwitterはアプリを削除した。もちろん、PCとかブラウザで開いたら見れるから全く見ないわけではないけれど、すぐ開けるスマホのアプリを一旦削除。YouTubeもチャンネル登録をほとんど無くして、音楽聞く用くらいにした。

そして今までinstagramをメインで使ってた私は、この子をどうするかでしばらく悩んだのだけれど、思い切って「自分が投稿したいと思った時」のみアプリを開くことにした。ストーリーをメインで使うから、それをアップするときだけ。そして開いた時にも、どうしても開く必要のある人のものだけしかそもそも開かない、タップしない、スクロールしないことに。(メンションとか来たときは開くけれど)

最後にLINEの使い方。これはSNSというのか、ただの連絡ツールというのかわからないけど、私はすぐに返信は基本しない。というかまとめて返すスタイル。気分が乗ってない時に適当に返信する方が失礼だと思えてしまう。今までは即レスタイプだったけれど、(即レスは常識って、耳がタコになるくらい今まで言われてきたからでしょう)今は必要最低限しかそもそも返さないことにしてる。1日1回または2−3日に1回のこともある。

そんな風なスタイルに変えてから、実はさりげなくも、ものすごい変わったことがある。
それは、『不安がなくなった』ということ。

私は情報に触れる度、ほとんどと言っていいほど「不安」を感じていたという事実を知ることになった。これは自分でもショックだった。昔ほど自分と他人を比較したりもしなくなったし、他人の言動で(しかもSNSという表面上のことで)そんなに自分が揺れ動く人間だとも思っていなかったから。いや、HSP気質も相当強いから、今考えたら揺れ動かないわけがないのだけれども。そして、その状態からひとまずこの1週間脱出したことで、この不安は一気に消え、今までも分かったつもりでいた「自分そのままを愛する」ことも自然とできていることに気づいて、未来への無駄な焦りとか、自分の無力さ、お金の不安とかを感じることが、ほとんどなくなっていた。

そして、これはもう現代の病なんだと気づいてしまった。しかも中毒性の高い。かつウイルス性。この病には、ほとんどの人が感染している。隣の誰かがやっていたら自分もやった方がいいように感じてしまったり、そしてやり始めたら止まらなくなってしまう。そして、比較しながらも自分も使ってみたら、周りの人ほど素敵に使いこなせなくてなんだか焦る、そして落ち込む。この無限ループ。良いものを挙げられたとしてもそれは一時的には嬉しいものだけれど、その状態を今度はキープできない、継続できないことでまた落ち込む。

そもそもの自分の価値なんて、インターネット上には存在しないのに。むしろ価値なんていう概念がなければ、みんな自分には自分しかそもそもいないのだから、今以上に安心の世界の中で生きれるはずなのに。

だから私はこの環境から、まず脱出することにした。ひとまず1週間のつもりだったけれど、これはきっと、ずっと続けた方が私の精神安定上、間違いなく良いのかもしれない。またはSNSをしなければいけなくなったとしても、しっかりこの断捨離期間を定期的に設ける。自分を守れるのは自分しかいない。この情報過多という病を治せるのも、絶対的に自分しかいないのだ。

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