【前向きになれるお金の話 ~断らない相談窓口をご存じですか?~】

1年ほど前にもご紹介した「なんでも相談窓口」。まだまだ知られていません_| ̄|○ もったいないです。

私たちが困ったときには、さまざまな行政サービスがあります。以前はそれぞれに担当の課があるため、私たちはひとつひとつ探してたどり着かなければならないときもありました。さまざまあるからこそ、わかりにくいという問題があるんですよね。

そこで、こういった問題を解消すべく2015年4月から新しい法律が制定され、「この相談はどこに行けばいいの?」という悩みをまとめて聴いてくれる相談窓口ができたのです。

以下で、ぜひご自身がお住まいの自治体の窓口を探してみてください。

■各自治体の相談窓口情報(2022年11月17日現在)

https://www.mhlw.go.jp/content/000936284.pdf

私が住んでいる地域では、相談者は窓口に行って、相談ブースに座りっぱなし。必要な相談窓口の担当者が入れ替わり、立ち替わり、相談ブースに来てくれるという仕様になっています。

また、私が働く地域では、新庁舎になるタイミングで上記のような窓口に変更するようです。

「自治体で嫌な思いをしたから相談したくない」というご相談も受けますが、ほかの相談員さんだとしっかり話を聞いてくれるかもしれませんし、利用できる制度があるかもしれないので、毛嫌いすることはもったいないと思うんです。以前、あまり良い印象がなかったとしても、相談員が変わることもありますので、ぜひまた相談してみてほしいと思います。

具体的には、以下の①から⑥までの事業があります。

③から⑥は、自治体によってやっているところと、やっていないところがあるので、ぜひご自身の自治体では、どんな支援が受けられるのか確認してみてくださいね。

私は③の家計改善支援事業の相談員をしていますが、不安な方のために、いろいろな窓口に同行するなどして支援しています。この家計改善支援事業は、来年度の法改正で必須化される予定になっていますので、今はまだやっていない自治体でも新たに始まると思いますよ。

=== 制度の概要は以下です 

<①自立相談支援事業>

名称がなんとも上から目線ではありますが(笑)、

内容としては、さまざまな困りごとや不安をお聞きして、どんな支援があるか探してくれたり、問題があれば解決できるように一緒に動いてくれたりします。

<②住居確保給付金の支給>

収入が減るなどで家賃の支払いが苦しくなったときに、一定期間の家賃を補助してくれる制度です。

一定の条件がありますので、ご自身が当てはまるかどうかぜひ確認してみてください。

コロナ禍で多くの方が利用した制度です。

尚、就労支援とセットになっていることもあるので、お仕事についても併せて相談できますよ。

<③家計改善支援事業>

家計に関する困りごとを支援します。

金銭的に利用できる制度がないかを探したり、支払いの厳しいものがあれば楽になる方法がないかを探したり、その方に合った家計管理のしかたを一緒に考えたりします。

<④子どもの学習・生活支援事業>

お子さんの学習支援や居場所づくりなど、その地域に合わせたさまざまな支援が行われています。

お子さんのことを親が相談しても良いですよ。

<⑤就労準備支援事業>

なかなか仕事が続かない、コミュニケーションがうまくとれないなど、就労に向けた準備をお手伝いしてくれます。

<⑥一時生活支援事業>

住居を失う可能性があるなど、住まいに関してお困りの方に、一定期間の住まいや生活全般を支援してくれます。

===

いかがですか? ご自身でも利用できそうな制度はないでしょうか。相談に不安があれば、一度こちらにご相談いただいても良いですよ。

2月のご相談日はいくつか空いていますので、ぜひご予約ください。

相談内容はまとまっていなくても大丈夫です。

気になることを雑談のように話しながらでも、私たち相談員が紐解いていきますので、緊張せずにご相談くださいね。

<無料オンライン相談 お申込みはコチラ>

https://soudan-yucho-f.rsvsys.jp/

(なかもり)

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