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進捗報告会

今の部署は月初めに、業務報告会がある
10名ほどの部員が順に1ヶ月の業務報告をする
それに対して上司があれこれ質問、コメントをする
上司vs部員、それがいつものお決まりのパターン
ボクは毎月やってくるこの日が大嫌いだった…

年の近い先輩や後輩と報告会の日が迫ってくると
「あ〜、イヤやな〜」なんていつも話していた
誰が好き好んでこの会に参加しているのだろうか…
何の為にこの会があるのだろうか…
そんな風に思っていた

しかし、3ヶ月ぐらい前からイヤだったこの会がイヤと思わなくなってきた
ひとりの(めんどくさい)おじさんとの会話をきっかけに…

それまでは毎月毎月、今月は何を話そうかと悩んでいたけど、
「どういう考えでどう言う取り組みをしたか」
ただそれを話したらいい、ということを会話の中から掴みとることができた

これまではずっと、改善してよくなったことや成果に繋がったこと、
それをうまく伝えようと努力していたが、いい風にみせる必要は全くなかった
みんなが1番聞きたいこと、それは、起きている問題(或いは目標)に対して、
どういうことを考えて、どういうアプローチをして、どうやって解決したか、
また、うまくいかなかったときはどこがダメで、次はどうしていくか、
こういった考え方、思考の部分が聞きたいて、求められているのではないかと思った
十人十色で皆それぞれ考え方は違う
自分と賛成意見があれば反対意見もある
それでも、“みんなちがってみんないい”

自分と違うところはどこか、違う考えを聞かせて(教えて)もらったときには、
反発するんじゃなくて、どこが違うのか、どっちがいいのか、
違う意見も踏まえてもう一度、自分の中で視野を広げて考え、思考を深める
自分の気がついていないところ、自分の中になかった考え方、
人から教えてもらうことで生まれる考えるきっかけを大事にしていきたい

イヤイヤだった報告会は…
早く終わらないかと思って、他ごとをしたり、自分の発表の準備をしたりと、
他の人の話を全く聞けていなかった…
でも今は、他の人がどういう考えでどういう取り組みをしているのか、
それが聞きたくて、聞きてくて、たまらない…
自分に足りないところはどこか、改善の業務って何なのか…
そんなことを考えながら、ワクワクしている自分がいる
だから、月に一度の報告会は、
自分以外のメンバーの活動を聞ける貴重な時間であることに変わっっていった

いつも上司から「質問ない?」て言われてたけど、あの時は何も考えてなかったから、本当に何も質問はなかった…
今では興味を持って聞くことで、「あれ、これってどういうことなんだろう?」
そう思えることが増えてきた
何に対しても色んなことに興味を抱く、好奇心をいつまでも持ち続けていたい

自分が発表する時も、発表することに目一杯で、まわりを見る余裕は一切なかった
だから報告する時、一方的な話し方で、聞いてる側からすると、
何が言いたいのか、何を言ってるのかが全く分からないといつも言われた
でも今日は、相手が聞きたいことは何か、どうやって話したら伝わるか、
そんなことを考えながら、話すことがちょっとだけできた
相手に伝わるように、相手に合わせて話し方を変えていく
自分中心ではなく、相手のことを思って、想像して、合わせていく、
それが大事

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