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障がい児、発達が気になる子どもの「母親」は誰に伴走してもらい、心が救われているか。

Hito Rehaを通じて、多くの障がい児、発達が気になる子どもと接してきました。その保護者とお話する中で、大変な時期(以下、育児の絶望期)を乗り越えてきた経験をもとに、アンケート調査を含めて、「母親は誰に伴走してもらい、心が救われているか」をまとめていく。

育児の絶望期とは

育児は楽しいこと、喜ばしいこと、だけではなく大変なこと、よくわからないことが起きます。それは発達特性の有無に限らずだと思います。ですが、特に発達特性のある子どもの親にとって「理解できない」行動が増えたり、いわゆる月例の運動や言語などの発達が遅れると、どうしても気になるものです。

保護者からお話を聞く中でこの時期によく言われていたのが、
「とにかく目を離せない。だから家の家事のことも、買い物やちょっとした外出でさえも気が抜けない、張りつめている」
「障害があるとわかって、そのことを受け入れることができず。同じ年頃の子と比べてできないことが多く、これからどうなるんだろう。」
という声が多く聞かれます

ずっと、育児の絶望期なのではなく、子どもの成長、それを支えてくれるパートナーや親自身の成長、友人・知人、専門職など、多くの人のサポートでこの育児の絶望期を乗り越えることもできています。

育児の絶望期と「誰に伴走されているか」

独自のアンケート調査において、「育児の絶望期」から「いま現在に至るまで」に誰に伴走してもらったかを聞きました。

複数選択のため、「誰=一人」ではありません。が、多くの母親は夫(パートナー)、実の母父・義理の母父、に加えて、相談員や支援スタッフなどの専門職に伴走してもらって、心が救われている、と回答しています。

上記の伴走者を除いて、次に来るのが「ママ友・知人友人」になります。回答の中身を見てみると、この「ママ友・知人友人」に限っては、「発達特性のある子ども子育て経験者」や「医療的ケア、重度心身障害児の子育て中」など、同境遇にいる方が多くを占めています。アンケートに回答してくれた人の言葉を借りるのであれば、「私の悩み、戸惑い、自尊心に対して共感してくれる存在」だということです。

母親にとって「心が救われる」ために

このようなアンケートや調査、または直接ヒアリングした結果、Hito Rehaは新しいサービスを提供することにしました。
宮城・仙台にて発達が気になる子ども、障がい児とその保護者でもご利用できる「ベビーシッター」をはじめます。

障がい児の子育て経験のある母親がシッターとして、訪問し、個別保育と母親への伴走を行います。まだプレリリースの段階ですが、利用した方がいましたらぜひお声がけください。

HP:https://universal-sitter.com/

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