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<後編>病気してました

感じたことのない背中や脇腹の痛み・・・それが腎臓に水が溜まっている状態ということがわかり、入院して検査、処置が必要となりました。今回は入院以降のことを書きます。

入院

入院準備

最初のCT検査前夜の激痛が痛みのピークで、それ以降は主にみぞおちあ左あたりがぎゅーっと痛苦しい感じや骨盤がだる重かったり、そんな状態の波が大きかったり小さかったり、の毎日でした。

入院前の検査に問題なく、入院確定です。
2泊3日の検査入院と思っていたのですが、先生の説明と提示される様々な書類にサインをしていく中で気づくわけです。あれ?これ手術???

先生「手術です!手術です!」

私の認識は、今回はカメラを入れて詰まっているところを見にいくだけで、問題ないことがわかってから、後日改めてステントを入れるかどうするか、またお話があるのかと思っていました。
でも密かに、それってまた改めて入院するの???とも思っていたので、全身麻酔までするならそこまでやってもらうのがそりゃそうだって話です。

入院初日

4月10日
病室に案内される前もされた後も、いろんな人が説明にやってきます。
その中で入院中のスケジュール、4日目まであるわけです。
あれ?3泊4日???

担当看護師さん「あー・・・先生に聞いて見ますね」

最短で手術翌日には帰宅する人もいるけど、状況によるということでした。
結局、3泊4日の入院生活となりました。

手術

手術準備

4月11日
当日です。何が大変って、前夜に飲まされた下剤です。私のお薬手帳にも記録がある「センノシド」。当時の私、わざわざ手書きでメモしてます、アウトライン引いて

〝効きすぎて辛い〟

看護師さんに訴えるのですが、

看護師さん「ん〜その時の量が多かったのかもしれません」

飲まない選択はありませんでした。

翌朝、案の定私には効きすぎるわけです。7回くらいトイレに駆け込み、なかなか落ち着きません。でもなんとか早く落ち着いてもらわないと、スケジュール通りに行くと今度は液体系の注入系のやつ、あれで追い打ちをかけられるわけです。

時間が来ました。下剤の影響の辛さを訴えるのですが、これもやらない選択はありませんでした。

私にとっては手術よりも大変な、これが入院中の1番の山場でした。

手術後

多分所要時間1時間半くらい?で終わりました。尿管に問題なく、ステントを留置したということでした。
術後一晩はナースステーションに近い部屋に移されました。
両隣に患者さんがいます。もちろんカーテンの仕切りで見えませんが、看護師さんや先生との会話から、左隣はおじさん、右隣は同じ病室のお向かいさんの女性、そしてお二人ともステント留置されている模様。

ステント三人衆です。

全身色んな管に繋がれているもので、身動き取れませんしもちろん会話することもありません。そんな術後のステント三人衆で一晩乗り越えるのですが、みんなそれぞれから色んな機械音が鳴るのです。多分自分のところから鳴ってると思うけれど、なぜ鳴っているのかわかりませんし、結構な時間鳴り響いているように感じますがなかなか誰もきてくれません。夜中ですし、両脇のお二人にもなんだか気まずい。ナースコールを押さないといけないのかもわかりません。
どうも、ある種類の音は点滴が終わったタイミングで鳴っていたのではないかと、お互いの様子で三人ともだんだんわかってきたので、隣のおじさんは音が鳴り出したらすぐにナースコールを押していました。

術後翌日

4月12日
尿管と膀胱の境目のところはカメラがなかなか通らないくらい狭かったこと、尿管の詰まった部分に特に何もなかったが少し狭かったということが今回の結果でした。
安静にしないといけないのは朝食までで、特にその後はなんの制限はありません。
尿管ステントの影響で、血尿と排尿痛がありました。とにかく水分をたくさん摂るようにとの指示。点滴は夜まで続きましたが、動くことに問題がなかったので、屋上庭園に散歩に出て見ることもできました。

ステント生活

痛みと不快感

血尿は徐々におさまっていき、退院後数日で目視できなくなりましたが、ステントの仕業と思われる様々な症状がずっと不快でした。

・膀胱あたりの痛み(チクチク ピリピリ シクシク 等様々)
・排尿後の腎臓の痛み(ぐーーーーっと圧迫するような痛み)
・頻尿

ステント抜去

4月26日
外来で抜きますとだけ聞いていたのですが、痛いのか、麻酔があるのか、どれくらい時間がかかるのか全く未知です。
結局、麻酔もなく、尿道からカメラを入れる際の〝チクッ〟とした痛みがある程度で、ニュルニュルニュルーーーっとステントは抜かれました。数分もかかっていないかもしれません。怖がりすぎていた分、想像以上に余裕でした。

腫れていた腎臓は、最初の画像に比べて断然小さくなったようで

「水腎は解消されました。尿管の狭い部分の改めての検査でも、癌は確認されてないです」

と先生からのご報告。そして

「今日はいじってるから、感染しないようにしっかりお水飲んでくださいねー」

とざっくりした指示を受けて帰宅することになりました。

これでステントの不快感から解放されたわけです。気分よく外食でもして帰ろうかと思ったのですが、やっぱり今日はまっすぐ帰ろう、そう思い直し、お惣菜パンを買って帰宅することにしました。
この1時間後には、この判断が大正解となるのでした・・・

ステント抜去後

激痛

帰宅し、買って帰った惣菜パンを食べ終えた頃、左側腹部全体がどんどん痛み出しました。これがもし、外出中だったら蹲って動けず、きっとそのまま救急車で病院に逆戻りレベルに痛い。すぐに痛み止めを服用しましたが治りません。ステントが引っ張り出された影響だろうと思い、とにかく横になってじっとします。追加で痛み止めを服用できるのが4時間後。なんとか4時間経過するのを待って追加で服用しましたが、効いている感じもなく辛い。それでもなんとか眠ることができました。

その後

4月27日
激痛から一晩、痛みはなくなりました。排尿時に尿道のピリッとした痛みがまだ少し残っていましたが、腎臓あたりの痛みはありません。

現在

今回の水腎症の不調が始まる前の状態にほぼ戻っていると思います。
物理的に尿管に狭い部分があるということが原因とされているため、気をつけようがない上に、今後大丈夫なのか?という不安もありますが、気にし過ぎず生活することにします。

ことの顛末は以上でございました。
お読みくださいまして、ありがとうございました。


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