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真実こそが美である

「真実こそが美である」

19世紀前半に活躍したフランスの画家テオドール・ジェリコー。
NHKの特集で紹介されていた彼のその言葉には、良きも悪しきも隠し誤魔化すことなく、ただあるとして諦観するその姿勢が感じられ、誠実であるとともに恐ろしく、痛快という心情がよく当てはまった。

そして今日開催したイキハジ入門講座は、この言葉に集約された時間だったように思う。


講座が始まるやいなや受講生の一人が

「私昨日仕事やめるって言ってきちゃいました!なんか本当は今日講座を受けてから気持ち整理して言おうと思ってたんですけど、もう自分が抑えられなくて、出てきちゃったんです。でも、一人に言ったら止まんなくなっちゃって、勢いで上の人みんなに言ってきちゃいました」

と。

なんだか清々しい顔をしているなと思ったら、自分で自分の気持ちを感じ、損得や立場ではなく、自分に誠実であることを許した結果だった。


彼女は講座の中で過去を見返したとき、目立つことが好きだった自分を思い出した。中学校になって、人前に出ることを疎ましがられた経験から、自分を表現しないことを覚え、抑えこみ、なるたけ人に影響を与えないように生きてきたのだ。

しかし、本当の本当の自分は、もっともっと誰かに影響を与えるような存在でありたかったんだと思い出したのだ。自分の意欲がはっきりとわかった今、その気持ちを抑えることは、自分の居心地が悪くて耐えられない。

長らく自分を制限して、鈍感であることが”大人”だとして生きてきた。そんな人生にうんざりした今、自分が幸せだと感じる人生を掴む方へ舵を切ったのだ。

ただ、今のこの決断も、一体どんな未来へとたどり着くのかは誰にもわからないし、ワクワクした気持ちばかりではない。
不安や恐れを感じていてもなお、今日の自分にとっての真実を生きること。

そんな決断している姿が美しかった。


そして、もしなんか違ってたら「ちーがった」って言いながら、何度でもやり直すことを互いに許し、励まし合いながら果敢にチャレンジしていく仲間がまた増えていくのだと思ったら嬉しく、心強く、幸せだった。


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自分の中にある真実に近づきたいあなたのご参加お待ちしています。


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