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世界中の、自宅にいるスケーターの、SNSが楽しくて。

3月12日午前(日本時間)に、フィギュアスケートの世界選手権中止が決まりました。その後、世界各地のリンクが閉鎖となり、いまやスケーターの皆さんは、リンクに行けず、自宅にこもってすごす日々を送っています。

気づけば、エネルギッシュで元気な彼らのトレーニング動画が日々SNSにアップされるようになり、そのうちに「これ、一緒にやろうよ」的な流れ(でも、そんなすごいの、無理です)になって、そこから衣装遊びやお菓子作りに励む姿をアップしたり……と興味深い潮流が生まれています。いちファンとしてとても楽しい。ありがとう、スケーターの皆さん。

すでに、こうした投稿があれこれと出てきているので、いつか見たくなったときのために、楽しく拝見したあれこれを、ざっくりとまとめておこうと思います。

■1)純粋にトレーニング風景を

多分、最初に見たトレーニング映像は、コストルナヤのこれだったような。かわいいけどやっぱりすごいですねーという思い。後ろで、プーマのTシャツを着たザギトワさんが普通に見ているのも、普段のトレーニング感が出ていて、気分がアガります。

 そのザギトワさんもトレーニング動画をアップしています。コメントをみると、家でトレーニングしています風。でも、これまでに何度かテレビで見た彼女のお部屋とはテイストが随分違うので、また別のおうちなのかしら。
マットの上で速足みたいなものをしているうちにマットが動いちゃう、なんていう、あるある的なシーンがいい。

ステファンもかなり早い段階でトレーニング動画公開です。多分自宅だと思うのですが、想像の中のスイスとぴったりで、なんだかスッキリ気分。それにしても、靴下なんですね。滑らない?


■2)「さあみなさん、ご一緒に」的なトレーニング動画

 サフチェンコさんは、赤ちゃんをウエイトにしたトレーニング。赤ちゃんが時々「あー」とか声を出したり、なにされてるのかわからないままにいろいろ動かされている様がとてもかわいくて、赤ちゃんばかりを見てしまいます。

USFSA(アメリカフィギュアスケート連盟)は、「オフアイスチャレンジ」として、1人目にジェイソンにお願いしました。そのジェイソンのトレーニングが、ちょっとすごすぎる。見ているだけで腹筋が痛い。1つトレーニングしたと思ったら、手足を使わずにごろんと回転して、またトレーニングスタート。そして終わりかと思ったら・・・最後、そんなオチが・・・というもの。ジェイソンが明るく楽しくやっているので、トレーニングのハードさがより際立っています。
ジェイソンはほかにも縄跳び動画なども投稿。いずれもとても興味深かったです。

この第2弾が、チョク&ベイのお二人。ノーメイクのチョックさんがアクティブかわいい感じで、たまりません!

■3)ちょっとお外で編

次第に、動画もいろいろなバリエーションへと変化していきます。
そのうちの1つが、インラインスケートでこれができるよ、というようなもの。

トゥルソワさんは、シングルアクセルを跳んでいます。スケートのジャンプで降りるときにはトウについているギザギザの部分で氷を噛むのですが、インラインスケートにはトウピックはありません。すげー。

エンタメ班の真打ち、カートさんが、ご自身の名プログラム『Singing in the Rain』の冒頭部分を、インラインスケートで見せてくれます。

アラスカにお住まいのキーガンの、正しいアウトドアライフのあり方、のような美しく楽しい動画。あっという間に終わってしまいます。キーガンは以前インタビューで、自宅の裏庭にリンクを作った、という話を熱く語ってくれましたが、今年は4つすごいのを作った、と紹介しています。
もう、ステイホーム的なものとは全然違いますが、素敵!

キーガンにはもうひとつ、湖の上でホッケーシューズで激しくフットワークを見せる動画もあります。3密じゃないし、ていうかもうそういうのとは別次元で、まっすぐにうらやましい光景です。

■4)皆さんのお住まいの様子が気になる

だんだん気になってくるのが、トレーニングやスケート遊びだけでなく、そのお部屋とかロケーションの様子です。

村上大介くんの「一緒にやろうよ」的な動画では、そのトレーニングのきつさにビビるとともに、あんな眺めのロケーションの素敵なお部屋に住んでいたら、私もストレッチとかヨガとかに励んじゃうだろーなー(うそでした、すみません)とか、夢のようなことを思ってしまったりします。

また、こちらは写真ですが、お部屋の中が気になります。シェルバコワさんのお誕生パーティの様子ですが、ぽーっと見惚れてしまう生活を送られているようです。

それに対して、トレーニングメイトのトゥルソワさんのお部屋は、ガーリー、というか、投げてもらったぬいぐるみを大事にしているのね、というお部屋です。弟たちとの組体操的なものも、若さに溢れています。やっぱり、脚がしっかりしていますね。

そして私が楽しくウォッチしているのが、ヤグディンのおうち。一体どんな家に住んでいるのか見当もつかないのですが、インスタではご自宅の中と思われる様々なお部屋の様子が見られるので、毎回楽しみにしています。(もちろん、ヤグ味あふれる動画がたまらないのですが)。

ライバルのプルシェンコさんのお宅もすごいですよね。トレーニングルームだと思っていたらリビングだったの? というような謎のお部屋です。広っ!


■5)衣装、早着替え編

動画の潮流のひとつに、「服の早着替え」シリーズもありました。

ラノッテさんは、奥様と。奥様、初めて拝見しました。こういう方だったんですね。

サフチェンコさんは、旦那さんと。

ヴォロ&トラ夫妻のは、着替えた衣装が大丈夫なのか心配になったり、フィギュアスケートの衣装って伸びるんですね、パワーネットとかってすごいんすね、という感慨を抱いたりするものでした。

そして、ちょっと毛色の違う早着替え、というか、衣装チェンジ動画は、プルシェンコファミリー。どうしてもチラリとさせたいんですね。

■6)その他

その他さまざまな方向性を見せてくれている人たちも。

デニスくんは、レモンタルトづくり。ベーキングもクッキングも通常運転なので、「うわー」と言うことはないですが、それにしてもいつもとても丁寧なお仕事ぶりですね、という気持ちがまた積みあがりました。

そしてこちら、樋口新葉ちゃんは、オカリナ。やばい、おもしろすぎる。だって、オカリナですよ。オカリナっていうアイテムのチョイスセンスにぐっときます。

そしてそして最後を飾っていただくのは、やっぱりアレクセイ・ヤグディンさんです(2度目の登場なのに、こちらで初めてフルネーム表記)。

2002年ソルトレイクシティ五輪で優勝したときのショートプログラム『Winter』を、あの時の衣装(多分)を着て、自宅の敷地内と思われるところで、インラインスケートで再現しています。当時リンクサイドにいた、タラソワコーチと心理学者のザガイノフ的な人まで仕込んでいます。受ける。願わくば、ザガイノフ役には、ブルー系のジャケットを着てほしかった、とか思ってしまったり。


■おわりに

思うような生活を送れなかったり、理不尽に思うことがあったりする日々ですが、同じように過ごしている世界各地のスケーターたちのポジティブな姿には励まされますし、純粋にこうしたものを見るのは楽しいものです。

スケーターの皆さん、ありがとう。これからも、それぞれの投稿を楽しみにしてまーす。

▼普段、こうしたこともつぶやいています。




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