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私がフィギュアスケートを見てしまう理由。

空は真っ青。風も心地いい。
もしやこれは梅雨明けですか?
夕方の日差しが力強く、本格的な夏の到来を感じています。

さて、先日、ドリーム・オン・アイスに行き、テレビ放送を見た後に、ちょっと思ったことがありました。

DOIの録画を見終えてブルーレイデッキの電源を消すと、テレビ画面に映ったのが、ウィンブルドンの女子シングルス決勝でした。なんとなく見始めると、あっさり引き込まれていく。テニスも比較的よく見るスポーツだなとぼんやり思ったとき、あれ、私の見るスポーツって、個人競技が多いかも、と気づきました。

フィギュアスケート、テニスは普段からよく見るほうで、オリンピックや何か大きな大会の中継があると見るのが、陸上、水泳、体操、スピードスケート、柔道、卓球、レスリング、馬術全般、近代五種、などなど。ほとんど個人競技だ。

フィギュアスケート以外のスポーツは、テクニックについてそこまで深くはわからないけれど、それでもぐいぐいと引き込まれてしまうのは、多分、技のすごさとともに、試合の流れのなかでのその選手の心の動きや揺れ、強さなどを想像しながら見ているからなのかなあ、と。

試合中の選手の心の動きに興味があるので、表情や視線、目の強さや弱さ、身体全体の動き加減、コーチなどとのやり取り、自分のルーティンなどを、あれこれ想像しながら見るのが好きです。

フィギュアスケートで好きな演技を、と言われたら、即座に3つ挙げたいと思う。ここ7年半ほど変わらない3つの演技。(順不同)

・1992年アルベールビル五輪の伊藤みどりさんのフリー
・2001年世界選手権のアレクセイ・ヤグディンのショートプログラム
・2014年ソチ五輪の浅田真央さんのフリー

フィギュアスケート史を振り返っても、きっと究極の演技リストに挙がる演技たちだと思います。
そして、フィギュアスケートに詳しい方々なら、この3つの共通点に気づかれると思うのですが、3つとも、「逆境中の逆境からのすごい演技」なのです。
ああ、1つひとつについて語りたい。

もちろん3人ともこの演技で、テクニック的にも素晴らしいものを見せました。でも、私がぐぐーっと引き込まれたのは、この3つの演技を見せた彼らの心の強さ、もう少し言うと、苦しみ、辛さ、葛藤を乗り越えた強さ、だったのだと思います。

フィギュアスケートは、スケーターの心のうちの断片、揺らぎ、人となり、強さといったものが、如実に表れるスポーツのひとつだと思います。

しかも、滑っているのも1人や2人、2分50秒とか4分という短いような長いような時間なので、そうしたものが濃縮されてあらわれるように感じます。
さらに試合になると、そうした究極が、次々に見られる!

だからこそフィギュアスケートにどうしても惹きつけられるんだな、と気づいた、7月の土曜の夜でした。

【最近のネコさん】

エアコンの効いた部屋で、冷感シートを敷いたベッドに寝転がる。ああ極楽〜。

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