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精神的な自立への考察、美味しいどんぶりになろう


ここ最近、占星術でよく、“精神的な自立”っていう言葉(文字)を目にしていたけど、字面を見れば見るほど、理解しようと努めるほど、落とし所が掴めなかった。
もし、みんながみんな精神的に自立していたら、極論を言うと、人は人を必要としなくなってしまうのではと思ったので。。。
それは仏教の般若心経での、「空」の概念を理解しようとした時に陥った感覚と似ている。
“くう”とは存在しない事。空っぽとか無という意味ではない。いま全て起こっていることは存在しなくて、それは自分の心が作り上げている、という概念。もし全てが存在しないのだとしたら、この世の中は、なんの感情も色も無く、とてもつまらないものになってしまうんじゃないかと。(この時点でわたしは到底悟りの境地に辿り着いていない)

そこから、自分なりに咀嚼して消化して、“精神的な自立”を自分の言葉でものにするために考えた。
そうして行きついたのが、どんぶり理論。
精神的な自立とは。。。?
自分はどんぶり(〇〇丼)である。家族や友達、恋人やパートナーはそのどんぶりを彩る薬味。薬味を加える事によって、より美味しく豊かにもなるし、新しい発見やケミストリーがうまれる。時には自分が知らなかった味に変化する事もある。
そして、自身はメインディッシュとして常に安定して美味しく在りたいと思う。
そんな話を友人のダンサーTsukiさんにしたら補足として、どんぶりの基本のお米の選び方と炊き方、つまりは自分の最良のコンディションを知ることも大事ですよ、と。
それから後日、同僚のミスター(あだ名)と話していたときにまた新しい解釈が。逆の発想をすると自分は他人の薬味でもあるから、どれだけ魅力的かつ個性的な薬味になれるかも自分を豊かにする。(要するに相互関係が大事)

どんぶり論から派生して国語的に考えたのが、自分自身をよく知ること。それによって、自分自身を好きになる事。そうする事で、自分の判断に自信が持てるようになる。まわりも良く見えるようになる。(もし自分のことが嫌いだったら、誰がそんなわたしのことを好きになってくれるの!)
それから、自分自身を楽しませる、満足させる方法を知っている事。自身の楽しませ方は、自分が一番良く知っているはず。
ちょうどタイミングよく聞いていた星読みのYujiさんのホニャララ会議(youtube)に出てきた僧侶の方が自立とは、「依存先をたくさん作っておくこと」とも言っていた。一見、え?矛盾してね?ってなるかもしれないけど、自分が安心だと思える環境を自ら整えておくこと、ひいては、たくさんの信頼関係を作ること。

なるほど、わたしたちは自立した上でも、常に人と繋がりを持って生きているんだ。
そうしたら、世界はカラフルで愛に溢れている。

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