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海外のUXデザイナー採用担当者が、候補者から外すポートフォリオとは

私、Twitterのヘビーユーザーなんですが、つい先日こんなツイートを発見しました。すごい有益な情報が大量に返信されていたので、ぜひUXデザイナーを目指す方に共有したい!と思い、記事にすることにしました。

Google日本語訳:
こんにちは、UXデザイン採用マネージャー。 質問があります。デザイナー、研究者、またはコンテンツ候補者のポートフォリオを検討するとき、どのようなことがあなたにとって危険信号または懸念を引き起こしますか?

UXデザイナーの採用担当者からの返信ツイートから特に気になる返信

Google日本語訳:
1)学習なし(成長マインドセットなし)
2)美術展のように提示されます(理論的根拠/思考/プロセスなし)
3)プロジェクトのイントロ/メトリクスの欠如(ストーリーテリングが不十分)
4)ユーザーと一緒にデザインをテストしなかった(天才デザイン/自我/ UCDなし)
5)ポートフォリオWebサイトをオンサイトで提示する(コンテキスト計画なし)


Google日本語訳:
実際のクライアントのために必要な作業(プロトタイピング、ビジュアルデザインなど)の例を探しています。 「spotifyを再設計した」タイプのプロジェクトを捨てます。レビューでは、私は彼らに、彼らが関連していると感じている仕事と彼らが情熱を注いでいることを提示してほしいだけです。


Google日本語訳:
ポートフォリオ自体の記述が不十分である、良いストーリーを語っていない、コンテキストの洞察が不足している、レイアウトやグラフィック構造がずさんな、またはスタイルと美学に関して新しい注目を集めている他のすべてのポートフォリオのように見える場合。


Google日本語訳:
内容が少なすぎて可愛すぎる。 デザイナーがどのように考え、決定を下すかについての洞察を得たいと思います。 彼らが設計ツールをどれだけうまく使用するかにのみ焦点を当てているのであれば、それは合格です。 それがDribbbleの目的です。


Google日本語訳:
理由と方法なしで何を示す。 私はその考え方に興味があります。 最後のシーンではなく、映画が欲しいです。


Google日本語訳:
プロセスはありません。 ビジュアルのみ。


Google日本語訳:
「私、私、私、私」という言葉は何度も何度も繰り返されました。 。 。より多くの「私たち、私たちのチーム」を探しています-あなたが何をしたかを指摘するのは素晴らしいことですが、完全に単独で処理されるプロジェクトはほとんどなく、グループ内でどのように作業しているか知りたいです-「私」が多すぎるかすべてです 私にとっての赤い旗


Google日本語訳:
Lorem Ipsum; プロセスの説明はありません。
※Lorem Ipsum = ダミーテキスト


Google日本語訳:
「ポートフォリオ」という言葉はアートに焦点を当てているので、間違った質問をしていると思います。 1)問題を発見し、2)解決し、3)解決策が機能したと判断した方法の例が必要です。 提案と結果のコレクションが欲しいです。


Google日本語訳:
サイト全体がパスワードで保護されており、アプリケーションにパスワードが含まれていない場合。


Google日本語訳:
1. 明確に詳細な責任を負わずに、他のポートフォリオで見た作業。
2. 紛らわしいナビゲーションと、プロジェクトの詳細における情報階層の欠如。
3. 説明がまったくない。
4. Dribbble


Google日本語訳:
このようなもの。
Photoshop
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜
イラストレーター
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜
InDesign
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜
HTML / CSS
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜
Javascript
⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬜⬜⬜⬜


Google日本語訳:
ポートフォリオについて:文書化されたすべての設計プロセスを確認する必要があります。プロジェクトで誰かが果たした役割を理解するには、ポートフォリオの作業を伝えるためにストーリーテリングが重要です。 あなたの貢献について話し、あなたの知識を示してください。 私のポートフォリオのルーブリック:http://simonpan.com/work/uber/


Google日本語訳:
私が見ている最も重要なことは、彼らが文脈を考慮し、きれいな写真を作る上で流れるかどうかです。 システムが使用できない場合、かなり意味がありません


Google日本語訳:
最も残念なのは、プロセスの欠如です。 最終的なデザインの前の意思決定は、多くの場合、特にUXデザイナーにとってよりわかりやすいものです。 それ、そして正直なところ、あなたは今、何を変えますか? 次のステップは何ですか? 等


Google日本語訳:
ほとんどのデザインは真空状態ではないため、クイックスキャン以外のポートフォリオはほとんど無視します。 私は「ソフトスキル」、つまり影響力、問題解決スキルなどにもっと興味があります。


Google日本語訳:
私が探している1つのポイントは、候補者がチームでの作業についてどのように話しているか、そしてデザイン思考のプロセスがどのように協力的であるかが彼らの経験の一部であるということです。 それらは、ビジネス、主題、およびユーザーの要件を設計のフレームワークにまとめていますか?


候補者から外されるポートフォリオのまとめ

・美しい画像を並べているだけのポートフォリオ
・鍵付きのポートフォリオなのにログイン情報を送ってこない採用希望者
・結果に至ったまでのプロセスについて言及がないポートフォリオ
・問題点、解決策、などの構成がきっちりできてないポートフォリオ
・なぜその解決策がベストだったのか、エビデンスのないポートフォリオ(ユーザーテストなし)
・DribbbleのページのURLを送ってくる候補者
・プロダクトマネージャー、クライアント、プログラマーとどうやってコラボレーションしたのか、言及のないポートフォリオ
・私は、私は、などチームの中でどのようなポジションで働いていたのか言及ないポートフォリオ
・見にくい、読みづらい、何がどこにあるのかわからないポートフォリオ
・希望者が中級レベルの場合、ポートフォリオが個人の趣味レベルのプロジェクトだけだったとき
・スキルセットを80%、星4などの謎の評価で示しているとき

なかなか厳しい声ばかりですね。私も実際に現在、UXデザインとプロダクトデザインをしているんですが、最近はアプリやWebサイトのデザインの時間が少ないです。

クライアントって自分の問題点がわかっているようでわかってない場合が多いんです。そして、解決策を持って会社に相談しにくるケースが多いんです。そこをもう一回、現状の問題点を洗い出して、解決策を出して、数ある解決策から、現実可能なのか、どのくらいのスピードで実装完了まで行き着けるのか(それは難しい?簡単?)、ビジネスへのインパクトレベル(それは売り上げを上げてくれる?その先のさらなる展望が見える?)、などのあらゆるクライテリアから、どの解決策をとるか決めていかないといけません。

UXデザイナー一人でできないことばかりです。アンケートを取ったり、市場調査、ペルソナを作る、デザインワークショップのファリシテーター、ユーザビリティテスト、アイディアのプレゼンテーションなどなど、人を巻き込む仕事が多いです。なので、ソフトスキルが重要視されるのは理にかなっていると思います。

しかも、あなたのチームメンバー、クライアント、上司はUXデザインについて理解がまだまだない場合が多いです。ここで私の同僚は何もわかってないからねーで済ませないで、分かってもらえるようにプレゼンテーションする能力も必要です。

正直コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、チャレンジ精神がめちゃくちゃ重要です。テストやアンケートの結果を定量的に分析できる能力も必要です。

私もここで現在苦労しています。わかってもらえるように説明する、説明するためのエビデンス、調査をとるのもめちゃくちゃ時間かかるし、大変だし、もう嫌だーって正直なることもあります。今回このTwitterのスレッドで、現在の世界のUXデザイナー採用市場について少しだけ見えた気がしますね。それでは、また何か気になる話題を発見したら共有していきますね!

それではまたー👋

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