見出し画像

私がNetflixにハマった理由 vol.5~「Senior year」編~

私は今年のGWあたりから、Netflixにハマり、noteで様々な作品を紹介することにしました。

他の作品の紹介は、このnoteの最後にご紹介していますので、合わせてご覧ください。


「Senior Year」のあらすじ

日本でいう高校3年生のときに、チアリーダーだった主人公が、パフォーマンスの途中で落下。20年間昏睡状態から目覚めたものの、記憶は17歳のまま。身体は37歳。

当時の友だちのご縁で、母校の高校に再度入学することに決めた主人公は、夢であった「プロムクイーン」になることを目指します。

すると、意外と他にも仲の良かった当時の同級生とご縁があることに。17歳当時のライバルも出てきて、主人公の夢「プロムクイーン」になることに対し邪魔をしてきます。

さて、主人公はこの難局をどう乗り越えるのでしょうか?


2000年代と2022年の比較が面白い

特にこの映画を見て欲しいのは、2000年代に学生時代を謳歌していた、主人公と同じ30~40代の皆様。

プロムの文化はアメリカらしい文化ですが、当時2000年代はスマホは当然ないですし、学校の様子も今と異なります。

2022年に目覚めた主人公は、「平等」を大切にする母校の文化にジェネレーションギャップを感じます。例えば、主人公が夢だった「プロムクイーン」は、皆の中から1位を決めることですから、平等ではなく差別が生まれる原因になるとして、廃止されていました。

その現状を知った主人公は、いくら平等を重んじるとはいえ、プロムにはそれなりの面白さがあるのだ、ということを伝え、プロムを復活させるために、仲間を集め嘆願書を提出する行動に出ます。

ところが、その動きを邪魔してきたのは、Instagramフォロワー300万人を抱える学校のマドンナ。主人公をオバサン扱いをしてきます。
実は彼女の親は、主人公がライバルとして敵視していた同じチア部の同期でした。

300万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーを相手に、どう闘うのか。
SNSいや、スマホ自体を知らなかった主人公は、色んな人に教えてもらいながらInstagramフォロワーを集めることを目標に掲げ、ついにとあるイベントをきっかけにフォロワーを5万人ほど獲得します。

実際映画に出てきたInstagramが存在しました。
ポップでかわいいですし、デコレーションの仕方が私の学生時代(2,000年代)を想起させます。


フォロワーを獲得することが正義ではないこと

最近のこうした映画でよく見るのが、SNSと現実との対比です。
SNSで充実しているように見えても、現実でそうではなかったら意味がないよね、と。

今アメリカではZ世代を中心に、Instagramのようなプラットホームではなく、リアルを撮影するSNSが流行っているとききます。「Be Real」が代表されます。

記事にもあるように、もとはSNSは人とつながるのが目的であるはずだから、広告が入ってくるのはどうもおかしいと思っている私です。(ただFacebookも企業なので、利益を出すためにやらざるを得ませんが…)

この映画では、主人公が「プロムクイーン」を叶えたいという切実な思いが、人を動かし、時には20年前に知らなかったことを知りながら、仲間を増やしていきます。

最後に主人公はInstagramで、リアルの友だちに向けて謝罪と感謝の言葉を発信しています。

私もフォロワーを増やすことよりも、フォローしてくれている人々を含めて、SNS上で反応をくれる人々とつながり、色んな世界があることを知っていきたいと改めて思いました。

ぜひご覧くださいね!


他のおすすめ作品

ちなみに、主人公を演じるレベル・ウィルソンさんが出演している映画「Pitch Perfect」もおすすめです。「Glee」をご存知の方は絶対にハマります。


この記事が参加している募集

読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。