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UXを考える:メルマガの魅力を考え直す

2022年2月末にnoteがメルマガ配信終了するとのお知らせが。

noteイベントメルマガより転載。筆者はダークモードを使用しているため、画面の背景が黒い。

確かに、皆SNSを使い始めたから、メールは仕事でしか使わない…という方もいらっしゃるはず。

メルマガを敢えて勧める理由

私はメルマガだから得られる情報、そして発見があると思うのです。

メルマガは需要ないのでは?

多くの方はそう思うかもしれません。
なぜなら、多くの企業でメルマガを廃止し、SNSでの発信に切り替えているからでしょう。

この動きは、”皆メールを見なくなった”ことを表すわけではないと私は考えます。もちろん各企業の集客の意図もあるかと思いますが。

令和2年度版総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を見てみると、

・全年代では、平日は「メールを読む・書く」が40.8分、休日は「動画投稿・共有サービスを見る」が58.0分で最も長い。 
・年代別に見ると、休日の10代の「動画投稿・共有サービスを見る」、休日の20代の「ソーシャルメディアを見る・書く」及び「動画 投稿・共有サービスを見る」について、平均利用時間がいずれも100分を超過。

と考察されています。

総務省前述の資料より

まず、平日と休日の違いに注目してください。
休日はメールを利用する時間が全世代で他メディアと比較し少ないものの、平日においてはメールを利用する時間が最も高くなっています。

加えて、世代間によりギャップがあることがお分かりいただけるでしょうか。
10代・20代はメールよりも動画投稿サービスを利用する時間が他メディアと比較し多くなっており差が目立ちます。
一方、30〜60代はどうでしょう?YouTubeの台頭により、動画投稿サービスを利用する時間が全世代で増えたと考えられますが、10代・20代ほど差が顕著に見られません。

経年変化を見てみます。

総務省前述の資料より

・経年では、10代及び20代の「ソーシャルメディア利用」の行為者率が高い水準で推移。40代の行為者が初めて50%を超過。
・40代から60代では、行為者率、平均利用時間ともに、「メール利用」が「ソーシャルメディア利用」を上回る傾向が継続。

と考察されています。

つまり、日本国民はメールを全く利用していないわけではありません。
世代によりメールを利用する時間が変わっているのです。


もう少し紐解いて、メールの機能に焦点を当てて考えてみましょう。


”受信箱に勝手に貯まっていく”

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