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UXを考える~アパレルブランドの集客方法のひみつ~

名だたるアパレルブランドを展開するアダストリア。アダストリアのECサイトの売上高が上がったことと、EC化率が30%越えたという発表を受けて、アパレルブランドとECについて考えます。

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このnoteを書きたくなったきっかけ

EC化率が高まったというアダストリア。その秘訣は、自社サイトの育成に注力し、集客に最も力を入れたとのこと。

アダストリアの自社ECへの集客方法とは?

「スタッフボード」の活用

「.st」はコロナ禍でのEC需要拡大の追い風を受け、順調に成長を続けている。そのけん引役が、ショップスタッフによるスタイリング投稿やSNSを使ったライブ配信などを行う「STAFF BOARD(スタッフボード)」

https://www.google.com/amp/s/netshop.impress.co.jp/node/8598%3famp

お客様に最も接するスタッフが、スタイリングを投稿することにより、新たなファッションコーデの参考にもなります。

またInstagramでも、芸能人からインフルエンサー、さらに一般の方々までファッションコーデのまとめ投稿がたくさんあります。

「スタッフボード」のアカウントの投稿一部を抜粋。特にシーズンの変わり目は、新たな服を探す機会にもあたるのと同時に、今ある服でどう着こなしたらいいのか悩める時期でもあります。

そこで、身近にいるファッションのプロが、こうしたコーディネートを提案することで、新たなコーディネートの発見に繋がります。


スタッフのおすすめ投稿と絡めたキャンペーンを行っているのは、UNIQLOの「Style Hint」も挙げられます。


女性誌の場合

こうしたコーディネートの特集は、やはり雑誌のInstagramが得意としているところです。

例えばカジュアルな25~34歳をターゲットにしている「CLASSY」という雑誌のInstagramアカウントも同じように季節ごとのテーマで特集を組んでいます。

しかし、上記アパレルブランドと異なる点は、色んなブランドの服を紹介していることと、モデルさんが出てくるところです。

またカラーでの特集を組んだりと、あまり上記アパレルブランドでは出て来ないようなコーディネートの組み方を提案しています。


スタッフが発信するからこその意味

芸能人ではあまり効果ないのか?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、芸能人や万単位のフォロワーを抱えるインフルエンサーの方々は、やはり遠い存在です。
また、一部のインフルエンサーはどうしてもPRしている宣伝媒体のように感じるような投稿している人もいらっしゃるでしょう。

例えば、「バチェロレッテジャパン」に出演された福田萌子さんの場合、確かにスタイルがよくて格好いいとは思いますが、よほど福田萌子さんと似たような生活ライフを送らないと近づけないコーディネートかもしれません。(もしくは、無意識のうちに「萌子さんは格好いいけど、真似をすることは難しい」と感じてしまうか。)

また、店舗スタッフの方々はいわば自社の商品の良さの一番の理解者でもあるので、

「ローリーズファームで買ったこのズボンと、新作のシャツをどう合わせたらいいの?」

という悩みにも一番納得のいく提案をしてくれます。

さらに、各スタッフがどれくらいの身長で、自社の服のサイズだといつも何サイズを着ているのかも補足情報で書いてくれています。

なので、自分と似た背丈のスタッフのコーディネートを見ることで

「あ、これなら私できそう!」

という発見ができるわけです。

冒頭に戻りますが、スタッフの投稿は、私たち消費者にとって身近な存在だからこそ、サイトに訪れてみようかなという気持ちにさせるのだと思います。

夏に向けての今、アパレルは夏物の新作を続々と発表しています!
ぜひ、皆さんも気になるブランドの新作をチェックしてみては…?


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