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私の読書記録

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私が過去に読んだ本の記録です。イベントレポも入っています。また、勉強になったnoteも収録しています。
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#マーケティング

発信を続けたいけど続かない方への処方せん〜「書くのがしんどい」読書感想文

先日、書くnoteの勉強会に参加してきました。そこで紹介された本「書くのがしんどい」を読みました。その読書感想文です。 5つほどの章に分かれていますが、私は主に2つの章を注意深く読みました。 伝わらなくてしんどいひとつずつ伝える、文は短く。まず結論から言う。そのあと、詳細や具体例を入れる。 本で書かれていた内容は以上です。 ここから、もう少し私の考察も含めて考えてみましょう。 私は普段、寝る前にNHKのラジオニュースを聴いています。 NHKラジオでは、約2時間ごと

デジタルマーケティングが注目された背景を知る

マーケティング講座「MARPS(マープス)」の振り返りnoteです。今回は、ターゲットとなる市場と、成熟した市場におけるマーケティングの考え方についてです。 マーケティングについて関心のある方、勉強している方にぜひご覧いただきたいです! 講座の概要1960年代、商品の品質の均一化・ブランド化を前提としたマーケティング手法であるマスマーケティングがマーケティングである、という認識が定着する。品質の安定化、大量生産が成功の条件とされた。 市場セグメントが細分化されたのは19

企業の多角化戦略を調べる

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」の講座内容を振り返るイベントレポートです。 講座の内容事業の多角化をしている例に、東急グループがある。鉄道事業をはじめ、不動産事業など多岐に渡る。「美しい生活環境を創造する」をドメイン(企業が今日から将来にかけて生存していくための事業領域)としている。 バブルの時は、各企業はリスク分散させることから、主な事業とは関連しない事業に多角化していった。しかしバブル崩壊後は、主な事業に関連する事業に多角化していく傾向に。

市場需要をどう探る〜MARPS イベントレポ

こんにちは。マーケティング講座「MARPS」の振り返りnoteです。 講座の概要マーケティング視点というよりは、今回は経営視点の内容。 戦後、高度経済成長期と比較し現在は市場開拓の必要性に迫られている。専門用語でいうとマーケティング1.0〜3.0の流れ。1990年代後半に潮目が変わった。 1990年代後半〜ブランドマーケティングが溢れた。価格で勝負せざるを得なくなり、そのほかで差別化できるポイントがブランドになった。 1990年代終わりごろには、インターネットが登場。

マーケティング戦略講座の始まり

こんにちは。マーケティングに特化したオンライン講座「MARPS」(マープス)に参加したイベントレポートです。 この講座は全14回で実施されるもの。全体を通して 実践知識(SNSマーケティングなど) 理論知識(行動経済学、ブランド理論など) マーケターの素質や素養 を学びます。 イベントの内容なぜ抽象的な話と具体的な話を交互に学ぶ必要があるのか。例えば、世の中にあるマーケティングに成功した事例をそのまま自社で鵜呑みにしてマーケティングを実施したとしても成功しない。な

ポケットマルシェで生産者が自発的に販売できる仕組みづくり~MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」を聞いて学んだことをnoteに書いています。今回は、農家さんがD2C(直販)で農作物を販売できるサイト「ポケットマルシェ」さんが登壇された回です。 ポケットマルシェとはポケットマルシェの特徴 美味しいという機能的価値をベースに、生産者とのつながり(情緒的価値)を他社との差別化ポイントとしている。完成されていない、人間の体温を感じるサービス。(ユーザー全体の2割くらいの感覚。) 車座座談会をCEOが実施している。やる

YAMAPのコミュニティ作り〜MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS(マープス)」を聞いて学んだことをnoteに書いています。今回は、登山者の現在地を知ることができるYAMAPさんが登壇された回です。 YAMAPが注目される理由「登山で現在地を知るためなら、Google mapで良いのでは?」と思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、このYAMAPのサービスは登山者にとても高評価を得ているようなのです。登山アプリのシェア数75%を占めます。 Google mapはどんなユーザーでも口コミで投稿でき

マーケティングの効果測定について考える〜MARPSイベントレポート

こんにちは。マーケティング講座「MARPS」を受講した振り返りのnoteです。今回のテーマは、マーケティングにおける効果測定の話です。 結論一昔前、ネットやSNSが普及する前はテレビや新聞に広告を出稿することが主流でした。しかし現在ではどうでしょう。SNSの広告(今話題ですが、Instagram, Facebook, Youtube)やWeb広告(Google)に自ら出すことができるようになりました。そして、広告の効果も簡単に見られるようになりました。 しかしここで考えた

「楽天カードVisa決済CMバトル」からみる、インフルエンサー活用の潮流

こんにちは。楽天カードVisa決済を広めるためでしょう、TikTokerたちが競ってCMを作り投票を促すというキャンペーンが実施されていました。 キャンペーン概要このバトルは、もともとTeam Visa Shigekix(ブレイキン日本代表)さんの観戦ツアーへ招待を皮切りに、6組のクリエイターのうち最も投票数が多かったクリエイターをパリ五輪に招待する目的で行われているようです。

¥0〜
割引あり

高くても売れるのはなぜ?〜「高くてもバカ売れ!なんで?」の読書感想文

こんにちは。円安の言葉が飛び交う今日この頃。物価高で、今まで買えていた物を買わなくなった…という方もいらっしゃるのでは。しかし一方では"メディアで高くても人気です"と報道され注目されている商品やサービスも存在します。 このような商品やサービスが売れるのはなぜか?を考えたことはありますか。マーケティング関係の仕事をしている人はもちろん、価格変動に関心のある方にぜひお勧めしたい一冊です。文章もかなり簡潔に書かれているので、スラスラ読めます。 要約高売れキーワード ・アガる

高価格帯の商品やサービスを買ってもらうには

こんにちは。「売上の地図」の著者でいらっしゃる池田さんのオンライン講座「MARPS」に参加しました。今回のテーマは、"買い回り品"に絞って、どうやったら売れる?を考えています。 イベントの内容"買い回り品"とは 高価格帯であることが多く、購入頻度が少なくなります。また1度買う際に"失敗したくない"という心理がはたらきやすいです。(プロスペクト理論。) また"買い回り品"の中には、価格を吟味した上で購入するもの(保険や住宅)、感情が先行して購入するもの(映画、音楽、コスメ

モデル化して考える〜MARPSイベントレポ

こんにちは。「売上の地図」の著者・池田さんが主宰されている「MARPS」というマーケティングオンライン学習サービスに参加しました。 今回は、「起業の科学」の著者でいらっしゃる田所さんをゲストにお迎えした回でした。以前私は「起業の科学」を読んでいたこともありとても楽しみにしていましたし新たな学びが多々ありました。 Amazonがなぜ世界の企業になったのか田所さん曰く、結論としてはポジショニングがよかったからだといいます。 Amazonのようなビジネスチャンスを掴む思考法既

Nudge〜人に丁寧に説得する方法

こんにちは。みなさんは、「Nudge」という言葉をご存知でしょうか。 行動理論の意味合いで人々への行動喚起を意味することもあるそうです。 Nudgeは、2008年にノーベル賞受賞経済学者リチャード・セイラー(Richard Thaler)教授の本の出版から始まりました。(本の詳細は後述の「合わせて読みたい」に記載しています。) 私がこの「Nudge」の意味を知ったきっかけは、以前noteでご紹介した"6 mitunites English"という英BBCの英語学習のPod

LTV(顧客生涯価値)の事例をまとめてみた

こんにちは。マーケティングに携わる方は、もう耳にタコだよ…とは思います。今回LTVの事例について、私なりに分析しているnoteです。 LTVとはLTVの用語解説については、こちらの2つのnoteをご覧ください。 簡単にまとめると、Life Time Value=顧客生涯価値と言われ、企業が顧客の取引開始から取引終了までに得られる間に、企業が得られる利益を指します。顧客との取引を1回に帰結するだけでは売上が成り立ちません。事業をより長く継続させるために、企業はLTV向上の施