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改名ーNHKクローズアップ現代を見て

私は男性名から女性名に変えて今年令和元年で18年目になります。今の名前でしっくりいっています。都内のジェンダークリニックの医師が当時裁判所関係で「改名の為の診断書」が書けなかったので以前にも通院していた千葉県のジェンダークリニック医師の元で通院をして「改名の為の診断書」を頂きまして改名しております。

昔の男性名は幼い頃から嫌でたまらなかったのです。亡き祖父が付けてくれたのですが名前の説明にも苦痛になりました。

平成13年に横浜家裁にて改名許可が出て今の「瞳」に変わっています。今はこの番組の様に必要書類など教えてくれますし、ネットを探せば沢山情報はありますけど、私が改名した当時は「性同一性障害」で改名する当事者は少なくネット情報もごく少数でした。その中で性別移行者・トランスジェンダーのさきがけと思える先人の情報を見つけて弁護士さんなどつける事もなく改名に望みました。私が使った資料は次の通り。

「名の変更許可申立書」家庭裁判所で貰えたりネットなどからダウンロード出来ます。

「戸籍謄本」本籍地がある方は本籍地などの市役所区役所町村役場で発行されます。現在在住する住所の役所でも当該の本籍地の戸籍謄本も取れる場所もあります。

「診断書」私の場合「性同一性障害」が改名理由の一つでしたから診断名が入った専門の精神科ジェンダークリニックでの診断書を使いました。これでも「社会生活に支障をきたす証拠」の一つです。

「通称名の使用実績」これは私はメールや公共料金の支払いなど、また学習院短期大学生の卒業論文の私の「性同一性障害」がメインテーマだった卒業論文レポートなど色々使用実績を重ねて証拠として残ったものを添付致しました。

「返信用切手」今後消費税も変わると金額も変わりますので確かめて下さい。こちらも家庭裁判所の当該のページにあると思います。

最低限ここまでは必要と考えます。


「両親の同意書」改名時は両親が存命だった為にテンプレートをプリントアウトして後は署名と捺印をさせて父母と2通作り添付致しました。この同意書も含めて「性同一性障害」を、この当時は水商売の方では私はそれで改名したり性別移行するのでは無いとの説得できちんと同意書にも署名捺印して頂き、家庭裁判所の聞き取り調査にも付いて来てくれた亡き母を思い出します。

「自分史」改名診断書を得る時に使った自分の成育時から思い出して作ったもの。

「性同一性障害理解マニュアル」こちらは後々専門外の精神科クリニック、心療内科などで今後も使う事もある為。

その他性同一性障害を持つお友達が仕事場などで性別移行を行なうための理解資料。

その様な書類を提出しましたが最初裁判所に提出した際に書記官面談があり「性同一性障害では改名は出来ない」と脅されました。

次は複数人数による聞き取り面談でしたが裁判所の入り口でテレビで見た滝本太郎弁護士が出て行くのを見かけました。流石に母は嫌がり外で待っていました。

その後に郵送にて「名の変更許可申立事件」の審判書類が郵送で送られてきました。原本を持って在住の役所にて戸籍謄本に改名後の名前を変更する事務手続きを取って正式に改名が出来ました。

銀行やキャッシュカードの手続きなどあるかも知れません。私の場合はゆうちょ口座を作る時に当時の郵政職員に、やはり「性同一性障害」を持つお友達がいて通称名で口座を作って貰ったり、ある地方の銀行でも通称名に口座が作れたりしたので「使用実績」にも有効になりました。

ある程度私の「はてなブログ”hitomi Diarys"」に詳細もあります。ご参考に。

今の名前に変えてしっくり来ておりますし、名前が馴染んでいます。

今は「診断書」があれば即日で「改名許可」が出る地域の家庭裁判所もあると聞いています。弁護士さんなど使わずに私は来ましたけど、不安な方は行政書士さんあたりにもご相談してみるのも良いでしょう。中部地区ならば気軽に相談に乗ってくれる行政書士の深井勝彦(冷泉潮美)先生が名古屋でご活躍なのでご相談にも乗ってくれるでしょう。現状は自動車登録関連が多いそうですが深井先生の様なLGBTセクシャルマイノリティ性的少数者の当事者さんがいると心強くなります。


また愛知県在住のトランスジェンダーの小百合さんがブログにて通称名での銀行口座開設などに挑んでいますのでご参考までに。

まだまだ私は「性同一性障害・性別不合」治癒の為に先に進みます。



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