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#21術後1か月リハビリ奮闘中 ~がんサバイバーさんの運動指導をしている私が乳がんに~

1か月経ちました

乳がんの手術から1か月が経ち、少しずつ日常が戻ってきた気がします。
術後はなにをしても痛いし、腕はピリピリするし、どうしていいか分からない~なんて思うこともありました。

普段運動指導をしているからある程度カラダのことは分かっているつもりの私でもこんなに不安になる・・・

術後想像以上の体の変化に戸惑いを感じていました。

退院後は家から出ることもしんどくて、とりあえずは仕事でがんサバイバーさんと一緒にしている運動をしながら過ごしていましたが、なかなか動かない・辛い。。。

そんな時、フッと浮かんだのが仕事仲間の顔。
そうだ私、皆に会いに行こう~。
そう思って退院1週間後に会いに行きました。

頑張りすぎやって・・・

私の職場でもあるルネサンス運動支援センターのスタッフは、たくさんのがんサバイバーさんの運動指導を経験しています。

だからアドバイスも的確です
・全身麻酔の手術を2日連続でしたんやから、しんどくて当然
・今は休む時期(頑張らんでええ~)
・術後1か月くらいは頑張らずに回復を待つこと
・今の可動域が減らない程度に動くだけで大丈夫
そう言ってくれました。

信頼している人に言われると安心する。
あらためてそう感じたのでした。

じゃあ今は焦らず頑張らんとこうと、休むことを優先できたことが回復につながったんだと思います。

ひとりでは難しい

言われる通り休むことを優先すると、だんだんと気力が戻ってきたなあと実感でき「よしリハビリ頑張ろう」っていう気持ちも湧いてきました。
それが、術後3週間くらい経ったころでした。

もともと自分一人で頑張るリハビリには限度があると思っていたので、このタイミングで職場の先輩にパーソナル指導をお願いしました

どこまで動かしていいのか
痛いけど動かして大丈夫なのか
なぜこの場所が痛くなるのか

ひとりでリハビリすればするほど「どこまでどうすればいいのか」分からなくなっていました

やはり誰かに見てもらうと、いろんなことが見えてきます

細やかに見てくれて感謝です

私の場合、術部は拘縮していない
でも動きづらい・痛みを感じるのは肩の機能不全が起きているから
ということが分かりました

おそらく、術部を下に寝れないとか、痛くて体を無意識に丸めていたりとか、いろんなことが要因になってしまっていたのかなと思います

肩のインナーマッスル(深層筋)や背中の筋肉がうまく動いていない
実際トレーニングしても動く感覚が分からないという・・・そんな状態です

その答えを出すために、パーソナル指導の中で一緒に原因を探ってくれました。だから、なるほど納得。
そして原因が分かることで安心感が増し(術部は大丈夫なのね)
何をしないといけないかが分かってきました。

「不安」が減ると「動かしても大丈夫」という自信になり、家でのリハビリも頑張れるから不思議です

1か月後の今、取り組んでいる「おうちリハビリ」の様子です。
まだまだ元の可動域には戻りませんが、術後1週間とは大きく違って動く怖さが減ってきました。

この「不安を減らす」ことがとても大事なんだよなぁ。

私もこの先、乳がんサバイバーさんの不安を減らすサポートをしていきたいと、そんな思いが強くなっています。

経験したことを指導に活かしたい

今月から徐々に仕事も復帰していて、オンラインでの「乳がんエクササイズ」レッスンも担当を再開しました。

・どうしたら違和感なく動いてもらえる
・機能改善をするために何を届けよう
・不安なく動けることを体感してほしい

そして
・乳がんサバイバーさんとたくさん話したい

そんな気持ちが復帰後大きく膨らみながら、毎週奮闘中です。
乳がんサバイバーさんの皆さんと時間を共にすることが、私の頑張るエネルギーにもなり、体と心のリハビリにもなっています。
ありがたいです。

これからも、志を共にする仲間と共に、乳がんサバイバーさんサポートができたらと思います。

さ、明日もまたリハビリ頑張ろう~~。





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