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#20再検査結果 ~がんサバイバーさんの運動指導をしている私が乳がんに~

FISH検査の結果

術後の病理検査の結果を聞いてから1週間経ち、判断がグレーとなっていたHAR2陽性有無の再検査(FISH検査)の結果を聞きに行きました
※ここまでの経緯は「#19病理診断結果」をお読みください

FISH検査というHER2遺伝子検査で陽性と出れば、抗HER2治療(分子標的薬)1年とその治療の有効性を高めるためにまずは3か月の抗がん剤治療をすると言われていたこともあり、もうこの1週間、「HER2偽陽性」「FISH検査」の情報をネットで調べまくり。

FISH検査で陽性となる確率はあまり高くなさそうとネットでは出ているけど、私、確率的に2%くらいの術後合併症になったしなぁ~確率はあまりアテにならないか、なんて思いながら陽性になった時のことを考えつつ、仕事の復帰のタイミングやウィッグのことなどいろいろ思いを巡らせていました。

結果は陰性・・・だけど

今日はこの再検査の結果を聞きに行くこと以外にも、婦人科での検診もありました
術前のCTで、子宮筋腫らしきものが大きくなっていることが分かり、その経過観察として内診がありました。
結果は、変化なし。8~9㎝くらいの大きな筋腫が変わらず子宮にいるそうですが、大きくなるといった兆候もないので、まぁこれは子宮筋腫で間違いないでしょう。
とのこと。
こちらは半年後にまた検査となりました。

そしてその後、乳腺外科の先生の元へ
FISH検査の結果は「陰性でした」と
よかった~。

「ただひとつ、相談したいことがあります」と主治医。

検査結果

HER2は陰性となったけれども、その他の項目を見た時に
「おとなしい顔つきのがん」とは言い難いとのこと。
全ての項目が右側に〇がつくと、おとなしい顔つきのがんと捉えるらしく
私の場合、組織学的グレード(核異形度)と、脈管浸潤、増殖能も中間。

取り出した腫瘍の外にがん細胞が散らばっている可能性がゼロではない

なので「おとなしい顔つきのがん」とは言い切れず、再発をできるだけ予防するために、抗がん剤が効くならば抗がん剤治療を上乗せしてはということに。

私のサブタイプは、術前に言われていたのは、女性ホルモンを餌に増殖するタイプ(ホルモン受容体陽性:ルミナールA)といわれていたけれど、どうやら違うのか?ルミナールBなのかしら・・・。

薬物療法(ホルモン剤)+放射線治療でいくのか
薬物療法+放射線治療に抗がん剤治療を加えた方がいいかを判断する検査「オンコタイプDX」をしたいとのこと

ホルモン受容体陽性HER2(ハーツー)陰性乳がんの術後治療を考える場合,抗がん薬治療を行うかどうかについては,病理学的腫瘍径,リンパ節転移,グレード,Ki67などを参考にしますが,明確な基準は確立されていません。この治療選択をするための手助けとしていくつかの多遺伝子アッセイ(複数の遺伝子を調べる検査法)が有用であることが明らかとなってきました。

Oncotype DX(オンコタイプディーエックス)は,手術時に切除した乳がん組織のホルマリン固定標本を用いて21の遺伝子の発現を測定し,それをスコア化したものです。低,中,高リスクに分類し,例えば低リスクであれば抗がん薬治療は行わなくてもよいとする根拠に利用します

患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版https://jbcs.xsrv.jp/guidline/p2019/guidline/g7/q55/

こちらの動画も分かりやすく説明をしてくれています

少し前までは、この検査(オンコタイプDX)は自費でしかできなかったそうで40万円前後かかってたそうです。
が、保険適応となり、また私は検査対象となるタイプということもあり
とても安価でできるとのこと。

「検査します!お願いします」と即返答し、同意書にサインをしてきました。
結果が出るのは3週間後です
またドキドキが続く・・・

がんの治療は自分と向き合うこと

検査・検査でいろんなことがスッと決まっていかないですが、ちょっと進んでは止まりの状況を繰り返す中で自分自身と向き合うことが多くなった気がしています。

周りを見て、周りと比べて焦っても仕方ないから
自分が思う「ベストな方法を選択する」ことを優先しようと。

~自分が納得していれば、周りのことは気にしない~

そんな自分でいたいと思うようになりました。

治療もそうだし、今の、そしてこれからの自分自身の生活もそう。
運動指導者として本当に届けたいこと、形として残したいことがだんだんとクリアになってきたし、それよりもまずは個の自分としてどんな楽しい人生をこの先送りたいのか、めっちゃ考えるようになりました。

だから抗がん剤治療がスタートするとなっても、大丈夫!
それは、この先自分が元気に楽しく生きるために必要なことだと理解して向き合える気がしています。

まだまだ治療の生活は続く。
でも、前を向いてマイペースに進んでいきます。



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