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ねぇ英語の先生、何のために英語を教えているの?

小学校・中学校・高校の英語の先生のための英語の先生 Teacher Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!

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 皆さんはこんな経験がありますか?
偏差値の低い高校に勤務したときのこと。
生徒が…
・チャイムが鳴っても席に座らない。
・教科書、ノートを準備しない。
・リピートの声が小さい。
・コミュニケーション活動をしようとしない。
・授業中は寝る。
・配布したプリントをなくす。
・おしゃべりをやめない。
・授業中にiPad・スマホでゲームする。

生徒がこのような学習態度になったのは、さまざまな経緯があってだと思います。過去に経験してきたことが原因で、やる気をなくしていたり、学習に後ろ向きな態度をとっているのが容易に想像つきます。

一方で、
教員の考え方が、そのような学習態度を助長している場合がないでしょうか?
・どうせ教えても生徒は理解しない。
・理解させなくてもいい。
・進級、卒業さえできればいい。
・英語の力をつける必要はない。
・教科書は最後まで終わらなくていい。
・年間計画を立てるのは無駄。
・最終到達目標もなし。

確かに、基本的生活習慣の定着や学校に必要なものを準備することなどが課題である生徒には、さらに勉強などの課題を与えることは難しいのかもしれません。でも厳しいかもしれませんが、「何にもわかっていない」と言われるかもしれませんが、それでもはっきり言いたいです。

「先生自身があきらめていませんか?」

これまで生徒の成長のために尽力をつくされてきて、その結果として「あきらめ」という道を選ばざるを得なかった、という先生方が多いのは納得ができます。ただ、高校生という二度と戻らない大切な時間を無駄に過ごしてほしくないと私は強く思っています。

意味を理解していない英語をただ単に書き写すだけの作業から、生徒は何を学ぶでしょうか?寝たり、おしゃべりしたり、スマホをいじったりして、とにかく時間が過ぎるのをひたすら待つことが、生徒にどのような成長を促すのでしょうか?

教育とは人を育てること。英語教師は、英語を通して生徒を自立した人間、幸せを感じられる人に育てることが、大事な仕事の一つであると私は考えています。そのために教師は「生徒を信じる」ことがまず前提条件にあり、「生徒の可能性を信じて伸ばす」ことのために全ての教育活動が行われるべきだと思っています。

私は生徒にこんな気持ちや経験をしてもらえると嬉しいです。
「わからなかったことがわかるようになった。」
「できなかったことができるようになった。」
「苦手なことや嫌なことにもあきらめず挑戦を続けると、少しずつできるようになった。」
「やればできると、自分に自信が持てるようになった。」
「頑張った経験から、困難な状況になっても乗り越えられる気がする」

社会に出て英語を毎日使う職業に就く生徒は決して多くはないでしょう。でも、たいへんなことやつらいことに出会うことは誰だって必ずあると思います。その時に、学生時代に頑張って乗り越えた経験があるのとないのとでは、その後の人生が違ってくると思うのは私だけでしょうか?

私は生徒にはこんな感じで伝えていました。
「英語が苦手でも構わない、間違えたって全く問題ない。でもチャレンジしないのはカッコ悪い。失敗が許される学生時代のうちに、嫌なことから目をそらさず、少しずつでいいので取り組んでいこう。あきらめなければ「わかった!」「できた!」と思える時が必ず来ます。「できなかったけど頑張ったらできた!」という経験があなたたちの人生を豊かにしますよ。先生ができることなら何でもするからね。あなたたちを応援しています。」

英語の先生、あなたは何のために英語を教えていますか?

quote fancy


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1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!


【英語の先生のためのひとことEnglish】

If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?                              -Steve Jobs(スティーブ・ジョブズ)

もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?

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