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天理教教理研究

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天理教信仰者向けの、有料マガジンです。天理教の教理について、筆者が研究してきたことの成果を書いていきます。 各noteは100円での販売ですが、マガジン毎購入して頂くと、500円… もっと読む
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信仰者向け有料note “元の理”を生物学的・考古学的観点から理解する③

ポイント②「どろ海中を見澄まされると、沢山のどぢよの中に、うをとみとが混じっている」

およそ十億年前の時点では、地球に生物が既に存在していた、という話は前回述べた。

では、その生物とはどのようなものであったのか。

本当に、ドジョウや魚や蛇がいたというのか。

答えは“NO”である。

このノートでは、この点について、どう理解するべきなのか論考する。

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信仰者向け有料note “元の理”を生物学的・考古学的観点から理解する②

ここでは①に示した「元の理」と、生命の歴史を元にして、それらの共通点について、いくつかのポイントに分けながら論考する。

ポイント①「この世の元初りは、どろ海であった」

「元の理」はこの一節から始まる。

逆に言うと、“どろ海ができるより前”のことについては語られていない。

最初からどろ海はある前提である。

また、元の理にある人間の創造は、“九億九万九千九百九十九年”前のこととして語られてお

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信仰者向け有料note “元の理”を生物学的・考古学的観点から理解する①

「元の理」とは、天理教における人間・世界の創造説話である。

その話の内容は、比喩などが多く用いられている為、理解・判断が難しい点もある。

その為、現在天理教内での主流な考え方としては、

「この元の理は“理の話”であるから、頭で理解しようとするものではなく、心でその理を感じる為のものである。また、元の理の中には多くの数字・動物が出てくるが、これらについても、それをそのままの実数や実在と捉えるの

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