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hitoki
2023年7月17日 13:20
これは私が、「1」を知るために宇宙にご飯をつめたはなし(以下 宇宙ご飯)です。切っ掛けは些細なことでした。その日、私は友人とアイドル(推し)の話をしていました。私を含めオタクというのは不思議なもので、なぜかすぐに話を拗らせます。拗らせた友人は、次のようなことを言いだしました。友人「彼をアイドルと証明するには、彼がアイドルではないと仮定し、その条件に矛盾すれば彼をアイドルということが
2023年7月17日 13:21
前回のあらすじ:オタクはすぐ拗らせるからアイドルの話してたら背理法の話もしはじめるアイドルの話から背理法の話になり「1」を背理法で考えはじめた私でしたが、早速躓きました。「その条件に矛盾すれば」ということは「1ではない数」の条件を知る必要があります。1ではない数の条件とはいったい…。1以外の数は数えきれないほどたくさんありますが、難しいことはよく分からないので「1」とくれば「2」とい
2023年7月20日 12:16
前回のあらすじ:1+1について考えていたらいつの間にか頭の中でご飯を炊いていた「1の内側にも1がある」という「1」の姿をひとまず「ご飯の盛られたお茶碗」の形にすることにしました。私の頭の中の「1」はどれだけ内側に入っても中に「1」があるので、実在するご飯で例えるのは無理があるのですが、ここは私の頭の中なので、私の頭の中のご飯はどこまでも内側に「1」を持っていることにしておきます。(頭の中
2023年7月23日 12:50
前回のあらすじ:地球の外まで行ったのでとりあえず宇宙にご飯をつめることにした宇宙まで来てしまって、これからどうしたものか…「器にご飯が入っている」というのが自分の中の「1」の考え方だったので、とりあえず宇宙の器にもご飯を詰めてみることにしました。すると(私の頭の中の宇宙の形をした器は容量の決まった有限の器ということになっているので)そのうち宇宙がご飯でパツンパツンになってしまいます。
2023年7月26日 12:08
前回のあらすじ:ご飯の入ったお茶碗を並べたら数が増えたいよいよクライマックスを迎えそうなので、分かったことを整理しながらまとめます。まず、私がやってみたかったのは「背理法の実践」で、その例題を作りました。「1ではない数」の条件を見つけるために、頭の中の仮想空間ではひとまず例題の「これ」=丁度ぴったりにご飯が入ったお茶碗の形にすることにしました。このご飯の入ったお茶碗が「1」だ
2023年7月29日 12:10
前回までの更新では、「1」を知るために宇宙にご飯をつめたはなし(以下 宇宙ご飯)にお付き合いいただきありがとうございました。宇宙ご飯を機に「数」について書かれた本を多く読むようになりました。きっかけは些細なことでしたが「1」への興味に気付けたことで、はじめて自分の描く絵に「コンセプト」を持つこともできました。今、私は「1」という存在を自分なりに捉えなおしながら絵にしています。宇宙ご飯を経て