2022年の私的ベストアルバム100選 (4)


https://note.com/hitoimitation/n/ned8e080249f9

61~80

The Clash - London Calling (1979)
しょんべんチビッちゃうくらいにカッコいいアルバム。ザ・クラッシュの最高傑作とされるだけあって、他の作品と比べても頭一つ抜けて完成度が高く感じます。パンク・ロックの魅力を教えてくれます。

Art of Noise - Who's Afraid of the Art of Noise (1984)
今聞くとちょっと気恥ずかしさを覚える懐かしアルバムですが、Art of Noiseにしか出せない音楽性はやっぱり面白いです。知らない人は、聞いてみると「あ、あれね」となると思います。

New Order - Brotherhood (1986)
アルバムとしての完成度が高くないのはいつも通りだけど、それを補って余りある大傑作「Bizzare Love Triangle」。生涯のベストソングのひとつ。どこか陰りがある美しい旋律にクラクラっときます。ああ、この曲を聞きながら死にたい。

電気グルーヴ - Dragon (1994)
やっぱ「虹」。これが凄すぎる。これだけで一生讃えられて良い。国は国民栄誉賞を捧げて滝にコカインを進呈しろ。

Yoasobi - The Book 2 (2021)
わざわざ語る必要ないでしょうが、聞きやすくて面白い曲が多いです。

BTS - Proof (2022)
定番曲「Dynamite」と「Butter」が収録されてます。それだけで価値があります。もっとも、せっかくならYoutubeでダンス付きのMVで見たほうがカッコよさ二乗で楽しめるかと思います。R&Bのエッセンスを取り込み米国の売れ線を狙い打ちし、見事に目論見を果たしたその商業センスも尊敬に値しますが、ダンサブルでキャッチーなメロディと質の面でもしっかりと成功してるのが素晴らしいです。楽曲もよいですが、BTSを語るならダンスパフォーマンスは欠かせません。生本番で一糸乱れぬ完璧なダンスに、なのに息切れしない歌唱力。そのパフォーマーとしての完成度に、「ああ、これが本物のアイドルなのか」と感動を覚えました。残念ながら、国内ではその域に達したグループは見たことがありません。これが世界で売れることなのか、と思いました。

Date Course Pentagon Royal Garden - アイアンマウンテン報告 (2001)
菊地成孔率いるジャズバンドの代表作。ほかの菊池の作品にも言えることだけど、ちょっと難解かなと思う。が、「Mirror Balls」は掛け値なしに素晴らしい。ジャズミュージックで一番好きです。菊池は「狙って」作ったんだと思うが、素人にはそれくらいが丁度いい。ちなみに、リフの元ネタはスライの 「If you want me to stay」 だと思います。

Thomas Newman - Skyfall (2012)
クレイグボンドの最高傑作は「スペクター」と信じている筆者ですが、サントラの出来は「スカイフォール」に軍配が上がります。トーマス・ニューマンらしい、映画音楽としての盛り上がりをしっかりと抑えた演奏が良いです。批評家からは酷評されがちな「スペクター」ですが、きっとサントラ差のせいだと思っています。

The Band - Rock of Ages (1972)
ザ・バンドのライブアルバム。実に完成度が高いです。ヒットメドレーにもなってるので入門にも良いと思います。

Aphex Twin - Come to Daddy (1997)
エイフェックス・ツインの攻撃的で、美しい音色にノックアウトされます。ツインの音楽を「美しい」と感得するまでには修行が必要(私はそうでした)ですが、本作は比較的聞きやすい曲が多く、入門に良いのではないでしょうか。

The Crusaders - Images(1978)
ジャズ・フュージョンの名グループ、ザ・クルセイダーズ。「南から来た十字軍」 と「ストリート・ライフ」という2つの名盤に挟まれ、ちょっと知名度のない本作ですが、これが隠れた傑作なのです。一曲目「Fairy Tales」のイントロはいつ聞いてもゾクゾクします。お気に入りのアルバムなのでこのリストに選出するのもどうかなと思ったのですが「今年”も”聞いたアルバム」ということでご勘弁ください。

Deep Purple - Machine Head (1972)
ディープ・パープルは第四期までの作品すべて聞いてみたのですが、「ハードロック」というジャンルながらも、スルリと飲み込めるキャッチーで聞きやすい音楽性が魅力でした。レッド・ツェッペリンが苦手で、ハードロックはQueen以外敬遠してたのですが、ディープ・パープルはお気に入りのバンドとなりました。つまり、ブラックすぎないんだと思います。メンバーの脱退が著しいバンドですが、実質解散となった第4期までどれもちゃんと面白いです。

Def Leppard - Pyromania (1983)
ザ・80sハードロックといった音色。間違いなくハードロックでありながら、思わず歌いたくなるキャッチーさもあるのが良いです。ヴァン・ヘイレンくらいには濃くない、ポップさが魅力。

James Newton Howard - Waterworld (1995)
映画は凡作だけどサントラは素晴らしい作品の筆頭ではないでしょうか。映画は凡作だけどアトラクションは面白い、でも同じです。

imai - Monsters (2021)
ときに可愛らしい、ときに怪しいメロディが魅力です。エレクトロヒップホップが好きな人は必聴。

Madeon - Good Faith (2019)
アメリカの大人気EDMクリエイター、マデオンです。前作「Adventure」も大傑作でしたが、本作も劣らぬ名曲揃いです。

Pat Metheny Group - Still Life (Talking) (1987)
ジョジョのエンディングで流れてるやつです。余談ですが、ウェザー・レポートでググるとフージョンバンドではなくジョジョばかりヒットして困ってます。

Nona Reeves - Destiny (2000)
「Love Together」はいつ聞いても名曲です。ノーナ・リーヴスはベスト盤で聞いたほうが良いかなと思うけど、本作はよく纏まったオリジナルアルバムです。

ASIAN KUNG-FU GENERATION - Best Hit AKG (2012)
語るまでもないですね。

Red Hot Chili Peppers - Stadium Arcadium (2006)
レッチリはデビュー作から最新作まで、すべて聞いたのですが、全然好きになれませんでした。売れてるし、聞き続ければ良さが分かるかなと期待してましたが、「どうしても相性の悪いバンドはある」が結論です。そんな中で、唯一気に入ったのが「Stadium Arcadium」。「Dani California」「Snow」といったレッチリの大定番を惜しみなく収録した驚異の2枚組28曲。メロディー路線で初心者にも聞きやすい作品です。


続き

https://note.com/hitoimitation/n/nf193a2716520

https://note.com/hitoimitation/n/n050a22cd850d

https://note.com/hitoimitation/n/ned8e080249f9

https://note.com/hitoimitation/n/n9ec53f746928


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