2022年の私的ベストアルバム100選 (2)
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https://note.com/hitoimitation/n/nf193a2716520
21~40
Gustav Holst / John Williams - The Planets (1986)
ホルストの名作「惑星」を、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが指揮した珍品。とくに「火星」は面白い。もう完全に映画のワンシーンのBGMにしか聞こえない。映画とクラシックの連続性を感じます。
Hans Zimmer & The Magnificent Six - The Amazing Spider-Man 2 (2014)
数々の名作映画で音楽を担当してきたハンス・ジマー。アメイジングスパイダーマン2は決して傑作とはいい難いけど、サウンドトラックは紛うことなき傑作だ。名サントラとは、駄作に多いのかもしれない。クールなヴィランテーマと、哀切を感じさせるスパイダーマンのテーマがよきコントラストとなって、アルバムだけで感動させる。
椎名林檎 - 無罪モラトリアム (1999)
良かったですが、いまさら私が語っても仕方ないので、語りません。
group_inou - Fan (2008)
group_inouについては上の方で語ったのでここでは語りません。一つ言えるのは、このアルバムも大傑作。"Quest" と ”Rally" がお気に入り。
group_inou - Day (2012)
group_inouからアルバムを一つ選ぶなら、「Day」か上に挙げた「_」。甲乙付けがたい。それだけ本作も大傑作です。特に ”HEART” は最高傑作と言っても良いでしょう。なぜこの意味不明で下品な歌詞が、こんなにも美しく響くのか。「ふにゃふにゃのちんぽ」だなんて口にしたくないよ。でも歌っちゃう、悔しい…! 今日はこれだけでも聞いて帰ってください。
澤野弘之 - 「進撃の巨人」Season 2 オリジナルサウンドトラック (2017)
特に氏のファンというわけではないのですが、澤野弘之のアルバムを今年だけで10枚以上聞いてたら、Spotifyの作る「2022年に一番聞いたアーティスト」が澤野弘之になってしまいました。それだけ様々な作品に携わってるということで、すごいなと思います。少し聞けばすぐに澤野とわかるオリジナリティ、それでいて「同じ感じ」にはならない引き出しの深さは見事だと思います。他にキルラキル・UCなども聞いてましたが、氏の作品の中でも特に良かったのが「進撃の巨人S2」のサントラ。インストミュージックが好きな方なら、「進撃の巨人」を知らなくても、十分に楽しめる作品だと思います。ファイナルシーズンはWit studioで作り直してください。
Supercar - Highvision (2002)
これも語る必要が感じられない名盤。アルバムの完成度という点では「スリーアウトチェンジ」に軍配が上がるかなというのが私見ですが、楽曲の強さでいえば圧倒的に本作。アニメ好きの方ならエウレカセブンで流れる曲(Storywriter)といえば分かるでしょうか。分からないやつは、聞け。
タニウチヒデキ - 逆境無頼カイジ破戒録篇 オリジナル・サウンドトラック(2011)
アニメ「逆境無頼カイジ」のサウンドトラックです。原作はいわずとしれたギャンブル漫画の傑作。そのアニメももちろん素晴らしい傑作ですが、そのサントラもまた傑作なのです。気分をアゲアゲにしてくれます。ちなみに、「ざわ・・・ざわ・・・」シーンのBGMは”Ko zawazawa" 、”Dai zawa"、"Max zawa"、"Hyper zawa"、"Epic zawazawa"とバリエーション豊富。ちゃんとザワ・・・のSEも入ってます。そこも面白いので聞いてみて。
Michael Giacchino - The Batman (2022)
映画の方は気負いすぎた凡作でしたが、マイケル・ジアッキーノのサントラはやはりよかったです。ジアッキーノのアルバムも、spotifyで15作くらいは聞いたかな。ハリウッドの映画作曲家の中でも、頭一つ抜けた天才だと思います。「盛り上がるBGM」も作れるし「印象的なテーマ」も作れる、スキのない作家です。
大貫妙子 - Sunshower (1977)
大貫妙子はお気に入りですが、”Sunshower" は特に好き。代表曲の「都会」ももちろん良いけど、「くすりをたくさん」が特にすごい。お薬の歌ですよ!? それをこんなポップに歌えてしまう倒錯に惚れた。
NEU! - NEU! '75 (1975)
ノイのサード・アルバム。クラウス・ディンガーとミヒャエル・ローターという、音楽性の違う二人の決別を決定的にしてしまった曰く付きのアルバムだが、だからこそ唯一無二の素晴らしい作品に仕上がってる。2つの全く性質の違う音楽が、折り重なるように交互に表れ、それが美しい流れを生んでいる。ときに静謐に、ときに荒々しく、気まぐれに変わりゆく音の波に身を委ねよう。
Vangelis - Blade Runner
追悼。
Cos - Babel (1978)
ベルギーのバンドらしい。ジャンルはジャズ・ロックってとこか。詳細は不明。ググっても全然情報がない。でも聞いてみてくれ。変なの。そしてすっげーカッコいい。間違いなく今年一番の掘り出し物。特に ”Mein Maschine ist schön” はミニマル心をくすぐられる名曲。
M-Flo - Expo Expo (2001)
カッコいいよね~。
Riz Ortolani - Cannibal Holocaust (1995)
「食人族」のサウンドトラック。こんなに美しい音楽を書ける人が、どうしてヤコペッティやデオダートなど、ゲテモノ作家に目をつけられてしまったのか、気の毒でならない。だけれど美しい調と凄惨な映像のコントラストが一度見たら忘れられないものを作り出していたのも事実。映画史に残すべきメインテーマだ。
(12/29追記 「食人族」を監督したルッジェロ・デオダート氏が亡くなられたそうです。非常に残念です。フェイクドキュメンタリーの嚆矢として後世に多大な影響を残した「食人族」。世俗の醜さをモンドで表現する物語は実に痛快でした。私の忘れられない映画の一本です。)
宇多田ヒカル - BADモード (2022)
宇多田ヒカルの最高傑作だと思う。初期の作品は洋R&Bの影響が強くて、タイアップ曲以外はJ-popの文脈では難しい曲が多かった。「BADモード」は全曲がスルリと飲み込める。それでいてちゃんと奥行き・深みがあって、聞き飽きない。シンエヴァのテーマ曲も収録。
長谷川白紙 - 草木萌動 (2018)
新時代の才能の塊。難しいので、まだ完全に良さを体感できていない。でも、これから売れていくんだろうな―という非凡さをヒシヒシとビシビシと感じる。
andymori - ファンファーレと熱狂 (2010)
「1984」が傑作。
Vulfpeck - Mr. Finish Line (2017)
静かなるファンク。「オシャレな音楽」聞きたいなら、絶対Vulfpeck! Vulfpeckを聞くたびに「あ~、かっけえ・・・かっけえなあ・・!」って1人呟いてます。
CYNHN - タブラチュア (2019)
アイドルというものに縁のない人生を歩んできたが、最近ハマってるのがCYNHN(スウィーニー)という女性ヴォーカルユニットのこのアルバム。内容としては、アニソン感強めの楽曲寄せ集めといった感じなのだが(事実、渡辺翔が多くの作曲をしている)、その中でも「アンフィグラフィティ」という曲がツボにはまり、リピートしている。とくに、Youtubeでダンス付きの動画をみると「す、好き~~~~」ってなります。
続き
①https://note.com/hitoimitation/n/nf193a2716520
③https://note.com/hitoimitation/n/ned8e080249f9
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