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映画を英語でレビュー#7 ボーン・コレクター The Bone Collector (1999)

このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。

タクシー、怖い?


謎のタクシードライバーが猟奇的な殺人を次々と犯し、首と指一本しか動かないデンゼル・ワシントンと、彼に才能を認められた若きアンジェリーナ・ジョリーが犯人を探していく話。
なかなか残酷な殺人で、見ていて目を逸らしたくなりましたが、一緒に犯人を推理していくのが面白かったです。
この映画は、タクシーに乗った夫婦が、疲労から眠りに落ちてしまい、目が覚めたら全く違うところに来ていて、車から降りたくても、細工されていて降りられない、というところから本格的に殺人が始まります。タクシー運転手が犯人なんて怖すぎませんか!?確かにタクシーって密室だし、運転する権利は自分にないから、よくよく考えると、怖い!
って、そんなこと考えたら、まじめに仕事をしているタクシーの運転手さんに怒られちゃいますね。私自身、過去に何回か、タクシーの運転手さんに色々話を聞いてもらったりして、助けられた経験があります。

自分の身は自分で守る!

脱線しましたが、アメリカに住んで学んだことの一つに、自分の身は自分で守る、というものがあります。私が住んでいたところは、アメリカの中でもかなり治安の良い所でした。それでも、やっぱり、何度か怖い目にあったことがあります。そのたびに言われたのは、自己防衛を学びなさい、ということと、周りの人にスキを見せないようにしなさい、ということでした。特に私のような日本人女性は、弱いと見られがちだそうなので、そこを理解したうえで行動するように、と言われました。
自己防衛はどこの国に住んでいても大事だとは思いますが、日本に住んでいた時よりも、やはりアメリカに住んでいた時の方が、かなり意識していました。夜道はもちろん一人では歩きませんでしたし、出かけるときは常に携帯用の催涙スプレーを持ち歩きました。

生きる希望


デンゼル・ワシントン演じる科学捜査官リンカーンは、勤務中の事故で寝たきりの状態になります。そんな彼は、生きる希望を失いかけ、死ぬことを考えるようになりますが、ある新人巡査、アメリアの才能を見出し、彼女をサポートしながら事件を解決することによって、生きる希望を見出します。その巡査を演じているのが、アンジェリーナ・ジョリーです。
生きていれば、どうしようもなく落ち込んだりして、もう生きるのやめたいな、と思うことがある人もいると思います。私も時々そうなります。特に最近は芸能人の自殺のニュースや戦争など、悲しいニュースを目にすることが増え、ずっとニュースを見ていたら鬱になるんじゃないかと思うほどです。それでも、例えば朝起きたときに、久しぶりに晴れて外が明るいときや、見たかった映画が見れた時、ご飯がおいしいとき、子供たちの笑顔を見たときに、幸せを感じます。そして、生きていれば、良いことがある、いい出会いがある、と自分に言い聞かせています。生きているだけで満点だと思うようにしています。リンカーンも、もしこの事件の前に死んでしまっていたら、アメリアという素晴らしいパートナーに出会い、事件を解決することはなかったのですから。

「自己防衛」「スキを見せる」は英語で?

言われたのは、自己防衛を学びなさい、ということと、周りの人にスキを見せないようにしなさい、ということでした。”
を英訳すると、
"What I was told was to learn self-defence and not to let my guard down."
となります。

「自己防衛」は self-defence
self = 己
defence = 防衛 となり、単語の意味通りです。
「スキを見せる」は let one's guard down

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