映画を英語でレビュー#5 怪怪怪怪物! Mon Mon Mon Monsters (2017)
このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。
怪物って何?
シネマンションで紹介されてて見ましたが、期待通りの面白さでした!
わかりやすいストーリーだけど、何が怪物なのか?とすごく考えさせられ、コミカル?な感じがあるから重くなり過ぎずに、でも最後はちゃんと見せてくれる展開が好きです。
人を食べる怪物の姉妹がいるんだけど、そこだけ見ているとこの怪物はすごく怖い。だって、人間食べるんですよ!しかし!そこから舞台は高校に移る。そこでは、いじめがはびこり、担任の先生は我関せず状態。まさに無法地帯。そしていじめられっ子の主人公が、お金を盗んだという冤罪を着せられ、その罰として、高齢者のヘルパーというボランティアをすることになり、そこで、その怪物姉妹の一人に出会います。そしてこのいじめっ子たちが恐ろしいのは、この怪物を捕まえて、なんと、拷問し始めるのです!歯を抜いたり、血を抜いたり、、、。それはそれは恐ろしいです。そしてさらに恐ろしいのは、もともといじめられていた子は、この怪物に同情しながらも、自分がいじめられないために、この怪物を助けず、いじめっ子たちが拷問しているのを、ただ見ているということ!
ただ、怪物も黙ってやられているわけではありません。捕まらなかった怪物の方が妹(?)を探すために行動を始めます。そこからの展開は、本当に一気にストーリーが進むので、絶対目を離さないで見てください!
いじめは日本だけじゃない
いじめられっ子がいじめる側になるという展開は、昔見た、Kinki Kidsが出演していた「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」を思い出しました。あのドラマでは、堂本剛演じる主人公の高校生がいじめの標的になるのですが、もともといじめられていた子は、逆に今度はいじめる側になります。自分がいじめられなければいい、という人間の心の弱さを描いているところは似ています。でも、個人的には、このドラマの方が「怪怪怪怪物!」よりもすごく陰湿で怖い気がします、、、。(子供の頃見たからそう思うのかもしれませんが、、、)
この映画は台湾の映画ですが、やはり、いじめ問題は日本だけではなく外国でもあるんだな、と感じました。いじめについて書き始めると、長くなるので、ここでは書きませんが、この映画はそういう意味では、人食い怪物が出てくるホラーというよりは、この怪物が現れることによって、誰の心にも”怪物”はいるという恐ろしさを描いているように感じました。
「~だけではなく・・・でも」は英語で?
”いじめ問題は日本だけではなく外国でもあるんだ”
を英訳すると、
"The problem of bullying exists not only in Japan but also in other countries."
となります。
「~だけではなく・・・でも」はnot only ~ but (also) ・・・になります。
「いじめ」はbullying (bullyで「いじめっ子」や「いじめる」という意味になります)
「外国」はforeign countriesでも問題ありません。
英語は伝えることが重要なので、この文だけが正解ではありません!
重要な構文をおさえていれば、あとは、自分が使いやすい単語を使って表現すれば、ちゃんと相手に伝わりますよ!
「正解」にこだわらないことが大切です!
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