映画を英語でレビュー#27 死霊館 エンフィールド事件 The Conjuring 2 (2016)
有名なポルターガイスト、「エンフィールド事件」を基にした映画です
「エンフィールド事件」とは?
この映画は1977年、イギリスのエンフィールドで実際に起きたポルターガイスト現象(エンフィールド事件)を基にして作られています。
この事件では、とにかくたっくさんのポルターガイスト現象(例えば、家具が動く、得体の知れない声がする、人間が宙に持ち上げられるなど)が起き、期間も他のポルターガイスト現象に比べてかなり長かったようです。
これらの現象は本物なのか?それとも、子供たちがでっち上げたものなのか?それらを調べるために英国心霊調査協会のメンバーが調査しますが、あまりにポルターガイスト現象が多く起こりすぎて、全てをでっちあげるのは不可能だろう、と言われたみたいです。
そんな奇妙な事件を基にしたこの映画。最後の最後まで、何が原因でこの怪奇現象が起きているのかが分からない。
霊なのか、悪魔なのか、それとも子供の演技なのか、、、?
映画では、怪奇現象の原因が明かされますので、ぜひ、本編を見て、この恐怖体験を楽しんでください!
ホラーでもあり、家族愛でもある
原題に”2”とある通り、この映画の前に「死霊館」という作品があります。
この2つの作品、ジャケットだけ見ると、とても怖そうに見えるのですが、実は、家族愛の物語でもあります。
といっても、ホラー映画としても十分楽しめる怖さはあります。
ウォーレン夫妻はとても夫婦愛が強く、お互いを信頼しています。いわゆる第6感が強く、子供の頃からその能力に苦しめられていた奥さん(ロレイン)を守る夫のエドがとても頼もしいです。
今回の件では、母親と4人の子供が住む家で起こります。前作も今作も、母親の愛情を強く感じる描写があり、怪奇現象に苦しむ娘を守ろうとする描写にとても感動します。
ちなみに私はキリスト教徒ではないのであまり十字架になじみがないのですが、こういう悪魔系の映画を見ると、十字架の存在の大きさに気づかされます。十字架と言えば、子供の頃はおしゃれで十字架のネックレスを身に付けたりしたこともありましたが、この映画では、十字架が逆さまになるシーンがあり、十字架が逆さまになるだけでそんな意味があるの!?って私は驚きました。
十字架は絶対、逆さまにしちゃいけないですよ。
「死霊館のシスター」も要チェック!
この映画の冒頭で、謎のシスターが現れますが、このシスターのルーツを描いたスピンオフ映画があります。その名も「死霊館のシスター」。なかなか救いのない内容ですが、ちゃんと、「死霊館 エンフィールド事件」につながるように出来ているので、この映画を楽しんだ方は、ぜひ、こちらのスピンオフ作品も見てみてください!
ちなみにこの映画で主演を演じた女優さんは、ロレインを演じたヴェラ・ファーミガの妹さんです。(その差、21歳!)
「逆さまにする」を英語で言ってみよう
”十字架は絶対、逆さまにしちゃいけないですよ。”
を英訳すると、
You should never turn the cross upside down.
となります。
「逆さまにする」は、上側を下にする、ということで、turn upside down
「十字架」はその形から連想できる通り、cross です。
ちなみに「裏表逆に」は inside out(中を外側に)です。イメージできると、覚えやすくなりますね。
ちなみに、十字架を逆さまにすることについて調べてみたのですが、必ずしも悪い意味ではないようです。しかし、この映画を見た後に逆さ十字架を見つけたら、直したくなると思いますよ、、、。
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