映画を英語でレビュー#14 エクス・マキナ Ex Machina (2014)
このシリーズでは映画のレビューから、一文を英訳して、使える表現を紹介したいと思います。
若い男性プログラマーと美しい女性の形をしたAIのお話
あるIT企業で働くプログラマー、ケイレブが、抽選で、社長、ネイサンの自宅を訪問する権利を勝ち取り、山奥にある社長の自宅を訪れます。そこで、ケイレブは、製作中のAI、エヴァの実証実験を頼まれます。エヴァはとても美しく、実験のためにエヴァと対話をするうちに、ケイレブは彼女に惹かれるようになります。
AIではありますが、人間のように感情を持っているように思われるエヴァ。彼女は、ケイレブに、彼女が閉じ込められている狭い実験室から出て、外の世界を見たいと訴えます。彼女の境遇に同情したケイレブは、エヴァを助け出そうとしますが、、、。という感じのお話です。
AIだからこその残酷さ
最初こそ、開発者の男性(社長)が不気味だと思っていたけど、ラストの展開に違う意味の恐怖を感じました。
人間ではないけども、人間ではないからこそ、やっていいことの境界線がなく、残酷なことでもしてしまえるのだな、と考えさせられました。
そして、この映画の怖い所は、この映画で描かれていることは、遠い未来の話ではなく、今起きてもおかしくないと思える内容であることです。
「~に惹かれる」は英語で?
前回「~に恋をしている」をhave a crush on ~で表現すると書きましたが、
今回は、どちらかというと一方的に相手の魅力に「惹かれる」を英語でどう表現するか書きたいと思います。
”エヴァはとても美しく、実験のためにエヴァと対話をするうちに、ケイレブは彼女に惹かれるようになります。”
を英訳すると、
Ava is very beautiful, and as Caleb has a conversation with her for the experiment, he starts to get attracted to her.
となります。
「惹かれる」は、be attracted to ~やget (become) attracted to ~となります。
be動詞とget (become)の違い
先ほど、be attracted to ~, get (become) attracted to~
と書きましたが、動詞をbe動詞と他動詞の2種類で書きました。
「惹かれる」という意味では同じですが、この二つの動詞は微妙にニュアンスが違います。
be動詞=状態を表す。
be attracted to ~ はすでにある人に出会い、その人に惹かれ、今はその惹かれている状態であることを表します。
他動詞=変化を表す
get (become) attracted to~ は、ある人に出会い、その人に対して何とも思っていなかった状況から、その人に惹かれる状況に変化したことを表します。
例えば、長い間ただの友達だった人がいたとします。今までその人のことを友人以上に思ったことはなかったのですが、ある出来事がきっかけでその人に「惹かれた」場合は、後者の他動詞の方を使います。
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