あなたのためにと思ったことが正しいとは限らない
何かのアニメの主人公が
「人のためを思ってしたことが正しいとは限らない」
と言っていた。
その話は、妻のためを思って夫がしたことが、かえって妻を追い詰めて、妻は自ら命を絶ってしまったというものだ。
確かに、良かれと思ってしたことが相手に伝わらないどころか、恨まれることがある。
わたしも、子どもの頃から「あなたのためを思って言っている」と言われたことが何度もある。
「あなたのため」と言われても、どうしてそれが、わたしのためになると思ったのか分からなかった。
もちろん、本当に「わたしのため」になったこともある。
でも、ほとんどは「余計なお世話」と思っていた。
その都度、頭にきたのと同時に、自分を追い込むことにもなった。
なぜなら、あなたはダメだから…と言われている気がしたからだ。
そんなに自分はダメなのか?と追い詰められた。
そんな自分も、誰かのためだと思って自分勝手に意見を言うこともある。
自分の価値観を押し付けているだけなのだ。
そして、自己満足。
見るもの聞くことなどは、すべて必然。
「気をつけなさいよ」という警告で見せてくれたアニメだったのだろう。
感謝です。
感謝いたします。