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パンちゃん、4歳かぁ……

集英社が、『少年ジャンプ+』というアプリを出している。最新の物語のみならず、もう完結済みの漫画も再録してくれたり、基本無料のアプリとは思えないほどに内容が充実している。
(今回は集英社をピックアップしたけど、他社も勿論そういうのを出してくれている。有難い時代ですわほんと)

で、月曜日は『ドラゴンボール』の再録デーとなっていて。私は実家で42巻まで全部親が揃えてくれていた環境だったので内容は知ってるんだけど、それでも毎週楽しく読み返していた。
そのドラゴンボールの連載が、昨日で最終回だったのである。


このラスト2話、原作としては全ての敵を倒し終えた平和な後日談的なところに『パン』という女の子が登場する。
孫悟飯とビーデルの娘であり、孫悟空とミスターサタンの孫。サイヤ人の血を1/4ひいたクォーターであるパンちゃんは、小さな体で様々な格闘技を使いこなし、舞空術で地球1周すらできる実力者だ。そのパンちゃんが、最終話では大人に混じって天下一武道会に参加する。

ドラゴンボール 519話より


……4歳か……。
(すぐ横にいる4歳の娘を見ながら)

なんだろう、今まで「ちっちゃい子どもだから周りはびっくりするけど、Z戦士の家系だから実は強くて当然なんだよねぇ(笑)」みたいな目で見てたんだけど、4歳というリアルな年齢が急に現実と比較させてくる。
サタンおじいちゃんが「パンちゃん大丈夫かな」とハラハラし、圧勝試合から戻ってくるのを「怪我してない?!」とおろおろ駆け寄っていくのを「…あるわけねーじゃん」と呆れるトランクスは多くの読者の代弁者なわけだけれど、今読んだら(いや、これサタンの方がマトモじゃない???)という感想になってきた。いくら規格外の実力者であろうと、幼い愛娘が2m半の大男と対決するのに「ほどほどにしとけよーっ」と笑っている父親の方がどう考えても異常。だいぶ色んなことが麻痺している気がする。

ちなみに、今まさに4歳の娘は、たまにではあるけどまだ授乳をするし(まぁうちの子の卒乳自体が一般的にはかなり遅いけど)、夜はまだオムツだし、「バブバブ♡」と言いながら甘えてきたりする。
うーむ、これと同い年かぁ……でもドラゴンボールの絵柄的にデフォルメ体型の三頭身だから、パンちゃんを見た後だと急に娘の手足がすらっと長く見えてくる。あれっ、4歳ってこんなお姉さんだっけ?!待って待って、色んな感情が混在になった「うーーーむ????」がしみじみと襲ってくる。すごいなこれ。

でもパンちゃんが入場時に照れた表情をしてるのは、いかにも年齢相応って感じで可愛い。あんな大勢の人の前で、緊張しちゃうよねぇ、てれちゃうよねぇ。わかる〜。4歳だぁ……(ほっこり)。

漫画と比べてもしょうがないのはまぁ百も承知の上で、想定しないところでしみじみと噛み締めるような感情(とても形容しがたい。なんて言えばいいんだろなこれ)がきたので、今日の日記とします。はぁーーー。



余談ながら、今回の話題を振った友人がドラゴンボールをあまり知らなかったらしく。
(私もスラダンとか幽白とかの有名どころでちゃんと履修してないの全然あるので、そりゃそういう人も沢山いる)

なんかすごく新鮮な感想!!!!!
そりゃそうだよな、サタンが本名だと思わないよな……。言われてみればそう。私もだいぶ麻痺してるなぁ。


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追記。
これを読んだ別の友人から「サタンはリングネームで、本名はマーク(悪魔をもじったもの)だよ」と連絡が入りました。
ドラゴンボール 超エキサイティングガイド キャラクター編が出典、また以下の公式サイトでも記載ありとのこと。し、知らねぇーー???????初めて聞いたよ?!!??
でも公式が間違いなく言ってるなぁ?!

訂正の上、お詫び申し上げます。
(尚、ビーデルさんは本名です)

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