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小学生と幼児、全然違うな

今回は『小学生の集団』と『幼児1人』だったことも、まぁあるんだけど。

昨日ちょいと用事があって、普段降りない駅で降りた。駅から目的地に着くまでの間に大きめの公園があり、娘は当然のようにそこに吸い込まれていった。今回は予約ではないから良いけど、今度予約してから同じところに行くんだよな……次回は時間の余裕を見ての予約をした方が良いかもしれんな。

公園には、行く時だけでなく帰りも寄ると主張してきた。はいはい、良いですよ。
で、帰りの時間に行くと、小学生の集団がわーっと遊具に群がっていた。まだ日は高く明るいけど、一応夕方だもんな。とはいえ待ってくれ、小学生ってこんな早く帰ってくんの?学童に入れなかったら詰むなぁほんと。

そんな未来の生活に思いを馳せ……る余裕がないほど、小学生たちは騒がしく、パワーにあふれていた。
少し危ないのではと心配するような姿勢でブランコをギャンギャンにぶんまわし、滑り台を逆走し、蜂の群れかのようにそのてっぺんに密集し、複合遊具では「ここはゴキブリのフン!!」などと叫びながら(決まったところを触ったらアウト的なルールを設けているっぽいが、横であまり聞いていたくはないワードが多い)その特定の部分を一歩で飛び越し、手すりの上を歩き、遊具から遊具へわーっと集団で移動してくる様はパルクールでもやっているかのような速さと体回しである。

と……とても『小学生』だ……!

私には娘(もうすぐ4歳)1人だけなので、なんかもうカルチャーショック感すらある。
いや、言われてみればそうだなって感じなんだけど。自分だって小学生だった頃もあるわけなんだけど。我が家は先日友人から「全身泥だらけの子どもってどう洗えばいいの」って聞かれて「ごめん、経験がない……」と答えた程度のプリンセスである。それなりに元気にはしゃぐ子だとは思っているけど、なんかこう、前提が全然違う気がしてきた。
更には体の大きさが全然違う。当然だけど、小学生でかい。というか、娘が小さい。娘ももうすぐ100センチ、ずいぶん大きくなったと思ったけど、並ぶと急に小さい。なんか既に1.5倍くらいの差がある気がする。それが『一歩でここまで進む』のルールで飛び込んできたり、密集していて通れなかったりするわけで。ひぇ……?????
(保育園のイベントで幼児と乳児は時間帯を分けた方が危険が減るのでは、という意見が出たのを思い出す。こういうことなんだなぁ……)

とはいえ、彼らは別にこちらの声を無視する悪ガキ共、というわけではない。
娘が滑り台で遊びたいのに通れずにいるのを「ごめーん、その子すべらせてもらっていいー?」と声をかければ道をあけてくれたし、途中からは私が声をかけずとも「(ここ通って)いいよー!」とか向こうから気を遣ってくれる子も出てきた。弟や妹がいるのかもしれない。
娘もなんとなく(あのへんはやめて、ここだけで遊ぼ……)的な気後れが見えたところもゼロとは言わないものの、なんだかんだ小学生たちの間をぬって遊具を楽しみ、「おにいさんたちすごーい!」と指をさし(指はさすんじゃありません)、全体的にはニコニコぴょんぴょんしていた。
うんうん、楽しそうでよかった。

公園には娘よりもっと小さい子も一人いて、その見知らぬお母さんと一言だけ「小学生、すごいっすね……」「いやほんとに……」と言葉を交わした。いやあの、ほんとに……。

娘が大きくなっても、周りに小さい子がいたら気づけるような子に育ってくれたら嬉しいなぁ。みんな怪我なく遊んでおくれね。

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