本レビュー:『ことばのしっぽ』『こころのねっこ』
本の中身を転載するような真似はあまりしたくないのだけれど、どうも公式に『試し読み』させてくれるページが見当たらない。そういうのがあると、こういう紹介に使いやすいんだけど。
シーモアさんが無料立ち読みページ作ってると思ったら前書きのみで終わってがっかりした。いや1つ2つでいいから中身を読ませなさいよ。詩集だぞ?
元々はこちらのツイートを見て購入を決めた。
あー、好き。絶対好き。絶対買う。
読売新聞社による、『こどもの詩』の取りまとめ本。出版社は中央公論新社。
ツイートで紹介されてるのが『ことばのしっぽ』で、本屋さんの検索機にかけたら続刊の『こころのねっこ』もあることを知った。オッケー有難う、両方買うわそんなん。
ヘッダー画像は『こころのねっこ』の帯。もうその帯だけでにっこりしちゃった。こりゃ期待しかないぞ。
子どもの言葉は楽しい。
視野が狭くて、でも大人とは視点が違って、悪意がなくて、常識もなくて、打算や媚びもほとんどなくて(小学生くらいだとちょっと出てくるかしら?)、欲に素直で、ひたすらにまっすぐだ。狙って面白いことを言おうとしているわけでもないのに、その『大人からは出てこないワードチョイス』はセンスの塊である。
愛しくて、面白くて、たまにハッとさせられる。
せっかくだから、ちょっとだけ抜粋して紹介する。これは『こころのねっこ』の方から。
好きだなぁと思ったらぜひ本屋さんへ。
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だいニュース
(寺尾 かいり君 小1)
ばあちゃん
コーラって
のんだら
はなから
じゅうまんぼると
でるんやで
しってた
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にちようび
(小淵 虹子(にこ) 4歳)
ママ
きょうはたのしかったね
えーと
なにしたんだっけ
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ながいきしてね
(大和田 泰心 年中)
ママ だいすきだから
ながいきしてね
ずっとずっと ながいきしてね
17さいまで
※泰心さんの知っている一番大きな数字が17とのこと。
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可愛い〜。
もう全部可愛い。ほっこりする。
オチがつくやつばかり紹介しちゃってるけど、全然そういうのじゃないのももちろん沢山ある。何度でも読みたくなるなぁこれ。
うちのお嬢ちゃんの面白かった発言も、ちょいちょい取りまとめてるけど。よその子のも、やっぱり面白いねぇ。最高。
顔を緩めながら、まったり楽しむことにします。
追記:
『こころのしっぽ』と記載してましたが『ことばのしっぽ』ですね。訂正の上お詫び申し上げます。
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